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ソン・ガン「気象庁の人々」もシンクロ率100%?“Netflixの息子というニックネームはありがたい”

atstar1

名実共に“ホットなスター”になったと言っても過言ではない。ソン・ガンに対する人々の関心と愛は、Netflix「恋するアプリ Love Alarm」出演後から特に大きくなった。原作から飛び出してきたような非現実的なビジュアルで、劇中でジョジョ(キム・ソヒョン)に猛アタックするソノ役を完璧に演じた彼は、韓国はもちろん、海外からも注目される俳優になった。特に多くの女性たちの心を揺さぶっている、ストーリーをしっかりと伝える表情と眼差しが好評を博した。

その後に出演したNetflix「Sweet Home -俺と世界の絶望-」とtvN「ナビレラ」、JTBC「わかっていても」などの作品は、より多彩な演技ができる俳優であると印象付ける土台となった。そして2022年、ソン・ガンはJTBC「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」に出演。特に“ラブコメディの女神”パク・ミニョンと共に目の離せない恋愛模様を披露し、視聴者に甘い社内恋愛の夢を抱かせた。

2018年、「@star1」が出会ったソン・ガンは、俳優という夢を逃したくない初々しい新人だった。相変わらずの童顔と広い肩幅など、女性が夢見る年下男性の姿は変わらなかったものの、4年ぶりに再会したソン・ガンとの時間は、彼がこれまで俳優としてどれほど成長したのか確認できる機会だった。過去よりは現在に最善を尽くす、演技においてだけは「前後を考えず直進する」というソン・ガンと交わした率直な話をまとめてみた。

――「@star1」との撮影は4年ぶりですね。

ソン・ガン:うわぁ、そうですね。たしかMBC「今日、妻やめます~偽りの家族~」が終わった頃だったと思います。その時はグラビア撮影の経験があまりなく、慣れていなくて緊張もしましたが、今考えてみると思い出が蘇ってきます。当時のグラビアもとても素敵でしたが、今日もカッコよく撮れたと思うので良かったです。

――最近はどのように過ごしていますか?

ソン・ガン:最近、JTBC「気象庁の人々」の撮影を終えて、本当に久しぶりに休みました。もちろん、コロナ禍なので海外旅行に行ったり自由に歩き回ったりすることはできませんでしたが、家でゆっくり休みながら僕なりの癒やしの時間を楽しんでいました。Netflixを見て運動もして、本も読んだりしました。今はもうエネルギーが充電できましたので、また一生懸命に撮影しなければならないですね(笑)。

――「気象庁の人々」の人気が高かったので、2022年も順調なスタートを切れましたね。

ソン・ガン:本当に感謝しています。不思議ですね。もちろん僕も初めて台本を読んだ時、面白くて魅力的な作品だと思いましたが、一方では心配もしていました。天気と気象に関する専門用語が視聴者の方々に難しく感じられるかもしれないと思ったんです。しかしそのような心配が無用だったのが、公開された作品を見たら、作家さんと監督が本当にシンプルに面白く表現してくださっていました。特に気象を人物の感情に入れこんでストーリーを描いていくところが新鮮でありながらも、共感できました。おそらくそのような部分を視聴者の皆様も好んでくださって、僕たちと同じ気持ちでドラマを楽しんでくださったのだと思い、感謝しています。

――気象庁という場所がドラマで扱われることは珍しいので、シウ役を演じる過程で準備したことも多かったですよね。

ソン・ガン:そうなんです、初めてでした。だから参考にできるものがあまりなかったのですが、それでも気象庁の方々の日常を収めた映像やドキュメンタリーをできるだけ探してみて準備しました。それから、セリフにも専門用語が多かったんです。そのような用語が不自然になってはいけないと思いましたので、自然に出てくるように数十回繰り返して、用語の意味も一つ一つ調べながら、まず頭の中で理解しようと努力しました。

――キャスティングのエピソードも知りたいです。ソン・ガンさんのどんな面がシウとピッタリだと思いましたか?

ソン・ガン:監督が僕とシウのシンクロ率が100%だという話をしてくれましたが、僕もよく似ていると思います。おそらく僕がこれまで演じた人物の中で、僕の本当の姿と一番似ているのではないでしょうか。ハハ。シウは清らかで無垢で、一方では突拍子もない魅力を持つ人です。僕も普段からあまりストレスを感じない方で、状況をよりポジティブに考えようとしますし、好奇心も多い方ですが、そのような姿がシウとよく似ていると思いました。

――相手役のパク・ミニョンさんとの相性も良かったと思います。初めて会った時から相性が良いだろうと確信しましたか?

ソン・ガン:強い信頼があったと思います。パク・ミニョン先輩はこれまで恋愛ドラマで素晴らしい演技とケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せてきたことで有名じゃないですか。だからシウとハギョン(パク・ミニョン)の話も上手に作っていってくださるのではないかという期待もありましたし、実際に今回共演してたくさんのことを学びました。相手俳優と息を合わせる方法はもちろん、演技においてもどんなアングルとジェスチャーを選べば、その状況と人物の気持ちを視聴者の方々により共感してもらえるだろうか、様々なことを悩みました。そのおかげで一つ一つのシーンがより細かく描かれ、僕も放送を見ながら不思議な気持ちになった記憶があります。

――ソン・ガンさんとシウの似ているところと正反対なところはどこですか?

ソン・ガン:似ているところは清らかで純粋なところ? ただ、僕はシウのように上司や同僚に自分の考えや主張を強く言う方ではありません。でもシウは、目上の人の顔色を全くうかがいませんでした(笑)。僕が演じましたが「こんなことしてもいいのか?」「うわぁ、僕はこんな風にできないと思うけどな」というシーンがあったくらいです。そのようなところが実際の僕と違う部分だと思います。

――シウは劇中、愛に向かって直進する率直な姿を見せました。ソン・ガンさんの人生において、「後先を考えずに直進!」というような瞬間はいつですか?

ソン・ガン:愛に直進することとは少し違うと思いますが、僕は自身の仕事については「後先を考えず直進」だと思います。違う言い方をすると、過去にこだわらず今に最善を尽くすということでしょうか。以前は未来についての悩みもありましたし、やりたくないことも多くていろいろと考えることもあったのですが、今の僕は動揺せず、与えられた仕事を成し遂げることに集中しています。それだけ今やっていることが僕にとってより重要で、大切になりました。

――シウにとって「天気」は切っても切れない存在であるように、ソン・ガンさんにとっては「演技」がそれにあたると思います。俳優を夢見るようになったきっかけと、今までやってこられた情熱の源を教えてください。

ソン・ガン:初めて俳優になろうと思ったきっかけは、映画「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオの目を見てからでした。眼差しの中に多くのストーリーと感情を込めることができるのがとても不思議でありながらも、魅力的に感じました。その時から俳優を夢見るようになりましたし、初めて着実に、そして切実に一歩一歩進むようになったと思います。そのため、以前は具体的な未来や目標が僕を奮い立たせて一生懸命に仕事をする原動力でしたが、時間が経てば経つほど、未来志向が逆に僕を苦しめるようになりました。だから今は、未来より今に集中しながら、今僕が感じる幸福を最優先にしています。そのように考えを変えたら、演技することももっと楽しくなり、撮影現場に行くこと自体がとても幸せになりました。今はそれが僕の原動力で、情熱の源になっていると思います。

――「Netflixの息子」というとてもユニークなニックネームがつきましたね。こういったニックネームを聞いた時はどう思いますか?

ソン・ガン:とても面白いですし、ありがたいことです。簡単に得られるタイトルではないじゃないですか(笑)。Netflixシリーズの中で僕の最初の主演作が「恋するアプリ Love Alarm」で、本当にありがたいことに、韓国だけでなく海外の視聴者の皆様にも大きな愛をもらうことができました。その後から今まで、僕の全ての作品はNetflixで公開されていますので、大きな親近感と愛情が生まれたのだと思います。そして最近では、初のグローバルオンラインファンミーティングもNetflixとやりました。その時、僕の作品を一つずつ振り返りましたが、胸がぎゅっとなりました。これからもよろしくお願いします! See you on Netflix!

――俳優をしていると、本当にさまざまな感想や意見を聞くと思います。これまでで記憶に残っている評価はありましたか?

ソン・ガン:全ての評価を覚えていますし、僕がもっと成長できる土台になると思っています。ファンの皆様が送ってくださった愛ある応援のコメントを見ながら力をもらったり、また演技についての評価は、僕をさらに客観視して「こういう部分をもっと悩んで気を遣わなければならない」と考え、糧にしています。

――以前のインタビューではクールで無愛想な役をやってみたいと言っていましたが、新しく演じてみたい役は他にありますか?

ソン・ガン:アクションやノワールにも一度挑戦したいです。または悪役でもいいですし。俳優として役作りをする時、日常ではなかなか経験できない感情を表現することがとても難しくもあり、楽しいことですので。そのためアクション、ノワール、悪役のように、今までできなかった分野に挑戦してみたいです。新しい感情や状況に直面したらどんな気持ちになるのか気になりますし、それを実際のキャラクターになって演技で表現する過程が面白いと思います。

――いつの間にか20代の最後を過ごしてます。30歳を前に、俳優として新たに決心したことはありますか?

ソン・ガン:最近俳優として、そして人間ソン・ガンとしても一番重要だと思うことが「幸福感」です。僕が幸せになれるかどうかが作品を選ぶ時の最も重要な要素ですし、撮影現場を離れた日常においても、ささやかな幸せを楽しんでいます。そのため最近は、未来に対するプレッシャーや悩みよりは「今に最善を尽くそう」と誓いながら、大切な一日一日に感謝して過ごしています。

――俳優として、また29歳のソン・ガンとしてどんな人になりたいですか?

ソン・ガン:今年も一日一日を一生懸命に生きる人になりたいです。そして俳優としては、時が経っても純粋さを失わずにいたいです。20代では20代だけの純粋さを、30代では30代だけの純粋さを見せることができるようにです。これからも努力しながら成長していきますので、たくさん応援してください!

元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・スンヒョン
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