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「DAEMUGA」パク・ソンウン、巫堂役に初挑戦“変身したくて選んだ作品”

マイデイリー
写真=C-JeSエンターテインメント
俳優のパク・ソンウンが巫堂(ムーダン)に変身した。

パク・ソンウン主演の映画「DAEMUGA:恨と興」(監督:イ・ハンジョン)が、韓国で公開された。同作は、優れた効験で有名な伝説の「DAEMUGA」のビートで集まった、神力が弱くなった3人の巫堂が、それぞれ一生一代の一発のためにフリースタイルのクッパン(託宣)対決を繰り広げる痛快なストーリーだ。これまで見たことのない“ヒップマニズム(ヒップ(hip)+シャマニズム)エンターテインメントムービー”という新しいジャンルを誕生させ、独特なコンセプトと斬新な要素が加わり、映画的な面白さを高めた。

劇中、パク・ソンウンは、神力が弱くなった魔性の巫堂マ・ソンジュン役に扮し、今まで見せたことのない新しい顔を披露する。一時は最高の巫堂だったが、刑務所に行った後に神力が弱くなり、お酒の力で耐える魔性の巫堂マ・ソンジュンは、図々しいが温かくカリスマ性溢れる姿で、観客を魅了している。

パク・ソンウンはデビュー後初めて巫堂のキャラクターを演じ、強烈な演技の変身で観客を驚かせた。ジャンルとキャラクターを問わず、様々な姿で代替不可の存在感を見せた彼が、魔性の魅力を持ったキャラクターをどのように完成させたのか、関心が集まっている。以下はパク・ソンウンが所属事務所を通じて伝えた一問一答だ。

―― 映画「DAEMUGA:恨と興」が公開された感想はいかがですか?

パク・ソンウン:今作は約2年前に釜山(プサン)国際映画祭に招待され、コロナ禍のため、長い間公開を待ちました。約3年待っただけに、僕にとっては愛着のある作品で、スクリーンを通じて観客と会うことになり、さらに意味深く感じられます。

―― 役作りはどのようにしましたか? また、キャラクターが持つ最大の魅力は何ですか?

パク・ソンウン:魔性の男ジュン、マ・ソンジュンは僕とは正反対の人生を送りました。マ・ソンジュンは20代で成功しましたが、どんどん衰退の道を歩むキャラクターであり、僕は若い頃は無名時代が長かったのですが、今はこのように観客と会っています。しかし、人だからこそ感じる空しさはみんな一緒だと思います。売れっ子だった人は過去の自分を捨て難いと思います。しかし、ナチュラルに図々しいキャラクターを表現しようと努力しましたし、外面的にも監督から序盤のキャラクターのためには体重を増やしてほしいと言われて、体重を増やし、ひげも1ヶ月間剃りませんでした。

―― パク・ソンウンの変身とも言えるでしょう。俳優として容易ではなかったと思いますが、キャラクターを選ぶ基準や作品を決める際に考慮する事は何ですか?

パク・ソンウン:変身をしたくて選択したキャラクターであり、作品です。僕は常に挑戦を目指しています。俳優のロバート・デ・ニーロのように、すべての作品で別人のように見せたいという気持ちがあります。“マ・ソンジュン”というキャラクターは、僕にとって新しくて、ユニークで楽しい挑戦でした。「DAEMUGA」の制作陣や共演俳優たちに会えて、とても嬉しいです!

―― イ・ハンジョン監督との作業はいかがでしたか。

パク・ソンウン:監督との作業後に作品を観て、やはり僕の選択が間違っていなかったことが分かりました。イ・ハンジョン監督とはいつまでも一緒に作業することができるな! と思いました。

―― ヤン・ヒョンミンさん、リュ・ギョンスさん、ソ・ジユさんとのエピソードを聞かせてください。

パク・ソンウン:ヤン・ヒョンミンさんは映画「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」で初めて共演しましたが、撮影後に渓谷で一緒にマッコリとチヂミを食べた記憶があります。その後、映画「ノンストップ」でも共演しましたし、「DAEMUGA」でも共演することができて嬉しかったです。ヒョンミンさんは良い俳優です。コメディーは言うまでもありません。今作でおそらく最も輝くのではないかと思います。

リュ・ギョンスさんは眼差しが僕の若い頃と似ています。二重のない目に、冷たさから善良さまで持っていると言いましょうか(笑)。様々な顔を持っている俳優です。末っ子のようで特に可愛かったです。

ソ・ジユさんは出産してわずか1ヶ月で撮影に出るほど、情熱的な女優です。母乳をあげなくてはならなかったので、一緒に食事できなかったのがとても残念でした。でも最初の撮影から楽でしたし、ジユさんを含むヒョンミンさん、ギョンスさん、ギョンホさん、他の俳優さんたちと一緒に楽しく撮影することができました!

―― チョン・ギョンホさんから、オ・デファンさん、ユン・ギョンホさんまで、みんなをキャスティングしたと聞きました。それだけ今作に対する愛情が際立っていますが、キャスティングのビハインドを教えてください。

パク・ソンウン:2つです。まず作品がとても良かったし、僕が可愛がる必要のない素晴らしい俳優たちです。一度提案しただけなのに、皆さん快く出演を決めてくれて、感謝しています。特に、チョン・ギョンホさんは、実はこの作品で共演できる確率が10%にもならないと思っていましたが、台本を読んで2日後に出演を決めてくれて、監督もとても喜びました。ユン・ギョンホさんの空前絶後の斜視の演技はアドリブでしたが、現場で爆発的な反応を得たと聞きました。デファンさんもクッパン撮影の最終日に来て、大変だっただろうと思います。皆さんには感謝しています。

――クッパンのシーンは、アクションシーンのようにエネルギーをたくさん使うのが感じられました。どのように準備しましたか? そして撮影はいかがでしたか?

パク・ソンウン:クッパンのシーンのために約3ヶ月間、ソウル忠武(チュンム) アートセンターでミュージカル振付師の先生から学びました。一生懸命準備しましたし、クッパンのシーンはカットごとに撮影せず、最初から最後まで一度にアングルを変えながら撮影したので、体力が大事でした。準備期間が長かったので、体力以外はキャラクターを表現することにおいて問題はありませんでした。最も記憶に残る撮影は、最初のリハーサルの時です。最初のリハーサルは制作陣を含む皆が見守る中で行われましたが、リハーサルの初撮影で4~50人のエキストラが大きな拍手を送ってくれて、まるでカーテンコールのような感覚でした。

―― 映画「DAEMUGA:恨と興」が韓国で公開されました。観客におすすめしたい見どころはどの部分ですか?

パク・ソンウン:僕たちはおしゃれです! 僕たちは韓国語で全部一文字で表現できます! ヒップ!恨み!興! 託宣! 華やかなカラーがあって、華やかでヒップなbgmもあり、色んなシーンととてもよく似合います。(ストーリーの展開が)ちょっともどかしいと思えば、痛快なシーンが出て、真面目だと思えばコメディーが出て、またラブラインも出てくるので、ジャンルを問わず、ギフトセットのような作品です。皆さんにもプレゼントのような作品になればと思いますし、楽しく見ていただきたいです! ありがとうございました!
元記事配信日時 : 
記者 : 
クァク・ミョンドン
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