2PM テギョン「ブラインド」放送終了の感想を語る“小さな希望のメッセージを届ける作品”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「ブラインド」で熱血刑事リュ・ソンジュン役を演じたテギョンは、心に響く重みのあるメッセージを視聴者に届けた。
彼は粘り強い刑事役でtvN「御史<オサ>とジョイ~朝鮮捜査ショー~」の時とは180度異なるキャラクターを披露した。劇中、殺人事件の濡れ衣を着せられた彼が、本当に真犯人かもしれないという疑念を視聴者に抱かせ、緊張感を高めた。容疑者として追われる中でも捜査への執念を捨てず、最後まで真実を追う姿で反響を得た。
希望福祉院の存在とリュ・ソンジュンを長い間苦しめて来た過去の真実が徐々に明らかになる過程で、テギョンはキャラクターの孤軍奮闘と感情の変化を見事に演じきったと評価された。
リュ・ソンジュンは希望福祉院と関連した加害者を全員自ら逮捕し、その真実を世の中に知らせて活躍した。その中でテギョンは怒りを感じながらもまた一方では冷たく鋭いソンジュンの感情を表現した。
テギョンは所属事務所を通じて「半年間、一緒に過ごした俳優の皆さん、スタッフの皆さんと本当に楽しく撮影できた」とし「様々なメッセージがある、心に響くドラマだった。僕にとっても学ぶことの多い作品だった」と感想を伝えた。以下はテギョンとの一問一答である。
――ドラマ「ブラインド」を終えた感想を聞かせてください。
テギョン:すっきりとした気持ちですが、一方では寂しいです。2月から始めた撮影が8月くらいに終わりました。スタッフの皆さんと半年間とても楽しい時間を過ごしました。僕にとってすごく勉強になった作品で、考えれば考えるほど心に響くような作品でした。
――出演を決めた理由、リュ・ソンジュンというキャラクターに魅力を感じた理由はなんですか?
テギョン:劇中でリュ・ソンジュンというキャラクターは、マクガフィン(物語において登場人物にとっては重要であるが作劇上においては重要でないものの総称)が最も大きく作用するキャラクターだと思います。リュ・ソンジュンが真犯人であるかもしれないし、そうでないかもしれないというところでもっと魅力を感じ、面白いと思いました。キャラクターを演じる時に正しい、まっすぐな人物のような感じを与えつつ、アイデンティティに混乱する、ゾッとする感じも与えることができるので、その点が興味深く、惹かれました。
――スリラージャンルにおける刑事というキャラクターとして、視聴者にとって道しるべになる役割も果たしましたが、撮影に入る前、特に気を配った部分はありますか?
テギョン:色々あったのですが、最も気を配ったのは目つきでした。撮影中に幼いユンジェ役の俳優の目つきが奥深いと思って、監督も「そういう目つきをあなたも演じれば、視聴者を混乱させるだろう」と言ってくれました。殺人鬼やサイコパスのような、ゾッとする感じを出すために努力しました。
――リュ・ソンジュンというキャラクターは刑事でありながら殺人の濡れ衣を着せられ、あらゆる苦難を経験しました。“ミチンゲ”一行に追われたり、兄を守るために戦うなど、アクションシーンをこなしましたが、大変なところはなかったですか?
テギョン:これまでも血まみれになるメイクはたくさんやりましたが、今回のドラマでも血まみれのメイクを何回もしたり、アクションシーンが多くて苦労しました(笑)。でも一緒にやってくれたアクションチーム、そして俳優の皆さんが本当によくやってくれて、大きな怪我をすることなく無事に撮影することができました。
――自身が希望福祉院出身で養子に出されたと思い、両親や兄の周りを彷徨う姿を演じることは感情的にも簡単ではなかったと思います。キャラクターの分析において、重点をおいたところはどこですか?
テギョン:小さい時から記憶が作られた、いわゆる記憶操作をされたキャラクターなので、不安がとても多いだろうと分析しました。また、自身よりすべてのことにおいて上の兄がいて、そんな兄を見ながら自分の足りない部分を振り返るキャラクターだと思いました。足りないものを手にするため両親より兄の心を得ようとして、それを得るために孤軍奮闘する姿を表現したいと思いました。
――撮影をしながら、最も記憶に残っているシーンや台詞は何でしたか?
テギョン:第10話でペク社長(キム・ボムレ)と取調室で会話をするシーンです。結局ペク・ジウン(オ・セヨン)を殺害したのはペク社長に恨みを持っている人であると気づき、ソンジュンが「あなたの娘を殺すほどあなたに深い恨みを持っている人、僕がその人を必ず罰する」と言います。その直前までペク社長が自身を拷問し、殺そうとしたのにもかかわらず、警察として、また自身が持っている正義に基づいてもう一度殺人犯を逮捕しようとする意志が見えたシーンなので、記憶に残っています。
――ドラマの中でリュ・ソンジュン、チョ・ウンギ(Apink チョン・ウンジ)とのケミ(ケミストリー、相手との相性)が印象的でした。メイキング映像を見ると和気あいあいとした現場の雰囲気とハ・ソクジンさん、チョン・ウンジさんなど共演者との親しい関係が演技にも良い影響を与えた感じがしますが、実際にはいかがでしたか?
テギョン:ドラマでは殺人が起こり、重くて暗いストーリーを描いているので、制作陣も精神的に辛くて大変だったと思います。そんな雰囲気の中ですべての俳優たちがテンションを高めようととても努力しました。それだけ俳優たちの息もぴったりでした。現場でハ・ソクジンさん、チョン・ウンジさんのエネルギーがとても良かったですし、2人のおかげで現場で最後まで楽しく撮影することができました。僕は普段とてもテンションが高いんですけど(笑)。それも全部受け入れてくれて、3人の息がぴったりで現場の雰囲気も和やかだったと思います。
――希望福祉院で亡くなったり、生き残ったけれど苦痛を抱えて生きる人々のストーリーであることが深い余韻を残しました。リュ・ソンジュンというキャラクターとして過ごしたテギョンさんに、結末はどんな意味として受け入れられていますか?
テギョン:劇中でリュ・ソンジュンは、小さい時に希望福祉院から養子縁組で今の両親のところに来たと思い、精神的に苦しい日々を過ごす人物です。それはもちろん勘違いですが、ソンジュンが自身について反省し、正しく生きていこうとする意志が大きかったところから、他の人たちとは違うところが際立っていましたし、チョン・ユンジェ(パク・ジビン)や兄のリュ・ソンフン(ハ・ソクジン)のように復讐をして人を殺すことが正しいとは思っていません。悲しい過去を受け入れ、将来にはそのようなことが起こらないようにするのが大人として、この社会の一員としてやるべきことだというこのドラマの意味について深く考えるようになりました。
――テギョンさんにとって「ブラインド」はどんな作品として記憶されると思いますか?
テギョン:あまりにも暗い、心地の悪い真実の中で、小さな希望のメッセージを届ける作品です。
――リュ・ソンジュンにテギョンさんから送る別れの挨拶をお願いします。彼に伝えたい言葉は何でしょうか?
テギョン:ソンジュン、今まで本当にご苦労さま。あなたの人生は最初から簡単ではなく、あなたが持っている裏切られた気持ち、後悔、このすべてが結局はあなたをもっと素敵な人にするためであったと思うと、少し楽になると思う。あなたが歩むすべての未来を応援するよ。もっと温かい人達と一緒に未来を迎えることを願っているよ。
――今後の活動計画を教えてください。また、これからどんなジャンルや役に挑戦したいですか?
テギョン:今回の作品であまりにも多くの血や人の死を見ました。新しい作品は面白くて温かい雰囲気で、普段のテギョンと似ているような姿が見せられる作品を選びたいです。スリラージャンルはあまり好きではないというファンの方も多かったのですが、最後まで見守ってくれてありがとうございます。次はもっと明るい役をやりたいです。
――最後に「ブラインド」を最後まで見守り、応援してくれた視聴者の皆さんに一言お願いします。
テギョン:まず、「ブラインド」を最後まで見守ってくれてありがとうございます。たくさんのメッセージが入っているドラマだったので、僕が「こんなドラマであってほしかった」と言うよりは、皆さんにより斬新で面白い演技を見せられたなら良いなと思っていました。今後、より良い演技、楽しい作品で皆さんに挨拶できるように努力します。
写真=51K
tvNドラマ「ブラインド」に出演した2PMのテギョンが、放送終了の感想を伝えた。「ブラインド」で熱血刑事リュ・ソンジュン役を演じたテギョンは、心に響く重みのあるメッセージを視聴者に届けた。
彼は粘り強い刑事役でtvN「御史<オサ>とジョイ~朝鮮捜査ショー~」の時とは180度異なるキャラクターを披露した。劇中、殺人事件の濡れ衣を着せられた彼が、本当に真犯人かもしれないという疑念を視聴者に抱かせ、緊張感を高めた。容疑者として追われる中でも捜査への執念を捨てず、最後まで真実を追う姿で反響を得た。
希望福祉院の存在とリュ・ソンジュンを長い間苦しめて来た過去の真実が徐々に明らかになる過程で、テギョンはキャラクターの孤軍奮闘と感情の変化を見事に演じきったと評価された。
リュ・ソンジュンは希望福祉院と関連した加害者を全員自ら逮捕し、その真実を世の中に知らせて活躍した。その中でテギョンは怒りを感じながらもまた一方では冷たく鋭いソンジュンの感情を表現した。
テギョンは所属事務所を通じて「半年間、一緒に過ごした俳優の皆さん、スタッフの皆さんと本当に楽しく撮影できた」とし「様々なメッセージがある、心に響くドラマだった。僕にとっても学ぶことの多い作品だった」と感想を伝えた。以下はテギョンとの一問一答である。
――ドラマ「ブラインド」を終えた感想を聞かせてください。
テギョン:すっきりとした気持ちですが、一方では寂しいです。2月から始めた撮影が8月くらいに終わりました。スタッフの皆さんと半年間とても楽しい時間を過ごしました。僕にとってすごく勉強になった作品で、考えれば考えるほど心に響くような作品でした。
――出演を決めた理由、リュ・ソンジュンというキャラクターに魅力を感じた理由はなんですか?
テギョン:劇中でリュ・ソンジュンというキャラクターは、マクガフィン(物語において登場人物にとっては重要であるが作劇上においては重要でないものの総称)が最も大きく作用するキャラクターだと思います。リュ・ソンジュンが真犯人であるかもしれないし、そうでないかもしれないというところでもっと魅力を感じ、面白いと思いました。キャラクターを演じる時に正しい、まっすぐな人物のような感じを与えつつ、アイデンティティに混乱する、ゾッとする感じも与えることができるので、その点が興味深く、惹かれました。
――スリラージャンルにおける刑事というキャラクターとして、視聴者にとって道しるべになる役割も果たしましたが、撮影に入る前、特に気を配った部分はありますか?
テギョン:色々あったのですが、最も気を配ったのは目つきでした。撮影中に幼いユンジェ役の俳優の目つきが奥深いと思って、監督も「そういう目つきをあなたも演じれば、視聴者を混乱させるだろう」と言ってくれました。殺人鬼やサイコパスのような、ゾッとする感じを出すために努力しました。
――リュ・ソンジュンというキャラクターは刑事でありながら殺人の濡れ衣を着せられ、あらゆる苦難を経験しました。“ミチンゲ”一行に追われたり、兄を守るために戦うなど、アクションシーンをこなしましたが、大変なところはなかったですか?
テギョン:これまでも血まみれになるメイクはたくさんやりましたが、今回のドラマでも血まみれのメイクを何回もしたり、アクションシーンが多くて苦労しました(笑)。でも一緒にやってくれたアクションチーム、そして俳優の皆さんが本当によくやってくれて、大きな怪我をすることなく無事に撮影することができました。
――自身が希望福祉院出身で養子に出されたと思い、両親や兄の周りを彷徨う姿を演じることは感情的にも簡単ではなかったと思います。キャラクターの分析において、重点をおいたところはどこですか?
テギョン:小さい時から記憶が作られた、いわゆる記憶操作をされたキャラクターなので、不安がとても多いだろうと分析しました。また、自身よりすべてのことにおいて上の兄がいて、そんな兄を見ながら自分の足りない部分を振り返るキャラクターだと思いました。足りないものを手にするため両親より兄の心を得ようとして、それを得るために孤軍奮闘する姿を表現したいと思いました。
――撮影をしながら、最も記憶に残っているシーンや台詞は何でしたか?
テギョン:第10話でペク社長(キム・ボムレ)と取調室で会話をするシーンです。結局ペク・ジウン(オ・セヨン)を殺害したのはペク社長に恨みを持っている人であると気づき、ソンジュンが「あなたの娘を殺すほどあなたに深い恨みを持っている人、僕がその人を必ず罰する」と言います。その直前までペク社長が自身を拷問し、殺そうとしたのにもかかわらず、警察として、また自身が持っている正義に基づいてもう一度殺人犯を逮捕しようとする意志が見えたシーンなので、記憶に残っています。
――ドラマの中でリュ・ソンジュン、チョ・ウンギ(Apink チョン・ウンジ)とのケミ(ケミストリー、相手との相性)が印象的でした。メイキング映像を見ると和気あいあいとした現場の雰囲気とハ・ソクジンさん、チョン・ウンジさんなど共演者との親しい関係が演技にも良い影響を与えた感じがしますが、実際にはいかがでしたか?
テギョン:ドラマでは殺人が起こり、重くて暗いストーリーを描いているので、制作陣も精神的に辛くて大変だったと思います。そんな雰囲気の中ですべての俳優たちがテンションを高めようととても努力しました。それだけ俳優たちの息もぴったりでした。現場でハ・ソクジンさん、チョン・ウンジさんのエネルギーがとても良かったですし、2人のおかげで現場で最後まで楽しく撮影することができました。僕は普段とてもテンションが高いんですけど(笑)。それも全部受け入れてくれて、3人の息がぴったりで現場の雰囲気も和やかだったと思います。
――希望福祉院で亡くなったり、生き残ったけれど苦痛を抱えて生きる人々のストーリーであることが深い余韻を残しました。リュ・ソンジュンというキャラクターとして過ごしたテギョンさんに、結末はどんな意味として受け入れられていますか?
テギョン:劇中でリュ・ソンジュンは、小さい時に希望福祉院から養子縁組で今の両親のところに来たと思い、精神的に苦しい日々を過ごす人物です。それはもちろん勘違いですが、ソンジュンが自身について反省し、正しく生きていこうとする意志が大きかったところから、他の人たちとは違うところが際立っていましたし、チョン・ユンジェ(パク・ジビン)や兄のリュ・ソンフン(ハ・ソクジン)のように復讐をして人を殺すことが正しいとは思っていません。悲しい過去を受け入れ、将来にはそのようなことが起こらないようにするのが大人として、この社会の一員としてやるべきことだというこのドラマの意味について深く考えるようになりました。
――テギョンさんにとって「ブラインド」はどんな作品として記憶されると思いますか?
テギョン:あまりにも暗い、心地の悪い真実の中で、小さな希望のメッセージを届ける作品です。
――リュ・ソンジュンにテギョンさんから送る別れの挨拶をお願いします。彼に伝えたい言葉は何でしょうか?
テギョン:ソンジュン、今まで本当にご苦労さま。あなたの人生は最初から簡単ではなく、あなたが持っている裏切られた気持ち、後悔、このすべてが結局はあなたをもっと素敵な人にするためであったと思うと、少し楽になると思う。あなたが歩むすべての未来を応援するよ。もっと温かい人達と一緒に未来を迎えることを願っているよ。
――今後の活動計画を教えてください。また、これからどんなジャンルや役に挑戦したいですか?
テギョン:今回の作品であまりにも多くの血や人の死を見ました。新しい作品は面白くて温かい雰囲気で、普段のテギョンと似ているような姿が見せられる作品を選びたいです。スリラージャンルはあまり好きではないというファンの方も多かったのですが、最後まで見守ってくれてありがとうございます。次はもっと明るい役をやりたいです。
――最後に「ブラインド」を最後まで見守り、応援してくれた視聴者の皆さんに一言お願いします。
テギョン:まず、「ブラインド」を最後まで見守ってくれてありがとうございます。たくさんのメッセージが入っているドラマだったので、僕が「こんなドラマであってほしかった」と言うよりは、皆さんにより斬新で面白い演技を見せられたなら良いなと思っていました。今後、より良い演技、楽しい作品で皆さんに挨拶できるように努力します。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ヨンジェ
topics