「ゴールデンスプーン」元MOMOLAND ヨンウ“キスシーンについてファンは何も言わなかった”
写真=MBC
元MOMOLANDのヨンウが、「ゴールデンスプーン」出演の感想を語った。ヨンウはMBC金土ドラマ「ゴールデンスプーン」で欲望の化身であるオ・ヨジン役に扮し、熱演した。
同名の人気ウェブ漫画を原作とする「ゴールデンスプーン」は、貧しい家に生まれた少年が偶然手に入れた金のさじを通じて、裕福な家に生まれた友人と運命を変え、クムスジョ(黄金のスプーンと箸、裕福な家に生まれたこと)になるストーリーを描く。
劇中、オ・ヨジンは裕福な家はもちろん、明晰な頭脳と美しい容貌まで、全てを兼ね備えた完璧なクムスジョだが、実は金のさじを使って友人の人生を盗んだ人物だ。ヨンウは立体的な人物を見事に演じ、幅広い演技を披露した。
ヨンウは最近、ソウル江南(カンナム)区論峴洞(ノンヒョンドン)にある9atoエンターテインメントで行われたNewsenとのインタビューで、視聴者の好評について「序盤は怖くて反応はあまり見られませんでした。放送前にInstagramの生配信で『ヨジンをあまり憎まないでほしい』と言いました。台本上、キャラクターが悪役なので怖かったんです」と打ち明けた。
続けて「私がヨジンを演じながら相反する感情を持ちました。この子はとても憎くて悪いけれど、なんだか可哀想で気になると思ったんです。視聴者の方々にも私が感じた気持ちを感じて頂いたようで嬉しかったです」とつけ加えた。
また彼女は「オ・ヨジンの感情の流れをどのように分析したのか」という質問に「ヨジンはスンチョン(BTOB ソンジェ)に会って愛というブレーキがかかったキャラクターです。ヨジンにとって愛は結局、『持っていかなければならないもの』という設定を最後まで維持しました。『この人を愛しているから配慮して理解しなければならない』と思うよりは、ずっと私が持っていられるように推し進めなければならないという気持ちが大きかったと思います」と説明した。
それと共に「ヨジンはスンチョンを鏡のように感じたと思います。ヨジンの台詞にも『世の中にあなたと私、二人しかいない』という台詞があります。ヨジンの人生で、たった一人しかいない人という点が大きかったと思います。私と同じ境遇にいる人なのに、私とは違う道を行くからヨジンの立場としては刺激になったと思います」と話した。
実際のヨンウはどんな恋愛をするのだろうか。彼女は「私は誰かが好いてくれれば嬉しいです。学生時代以降、私が先に好きになったことがないんです。ドラマではいつも先に好きになる役を演じますが、高校以来、そんな恋をしたことがありません」と告白した。
今作で濃密なキスシーンもこなしたヨンウ。「ファンの反応はどうだったか」という質問に彼女は「ファンの方々は私のキスシーンを存在しなかったシーンだと思っているようです。私に何も言わないですし、ショックだったとかそんなことも言わずに『今日とてもうまくできていた』『今日はとてもきれいだった』というようなことだけ言ってくれるんです。仕事だと理解してくださっているようです。私も女優に転向して数年になるので、ある程度慣れてきたと思いますね」と笑った。
2016年、ガールズグループMOMOLANDのメンバーとしてデビューしたヨンウは、2019年にグループから脱退し、女優に転向した。2018年、MBC「偉大な誘惑者」で女優デビューを果たした彼女は、tvN「ペガサスマーケット」、チャンネルA「タッチ」、SBS「アリス」、JTBC「LIVE ON」、KBS 2TV「浮気したら死ぬ」などに出演し、多彩な魅力を持った女優として認められている。
「ヨンウにとってMOLANDにはどんな意味があるか」という質問に彼女は「以前打ち合わせをした時、ある監督さんが『君の人生で(ガールズグループの活動を)なかったことにしたり、消したりしないで。乗り越えたいというようにも思わないで』と言ってくださいました。本当にその通りだと思います。私の人生において本当に大切なキャリアです」とし「むしろ今は私がアイドルとして活動してステージに立ったことが誇らしいと思います。それもあって女優になれたじゃないですか。否定的な意味にとらえたりはしません」と答えた。
また「そういったステージを通じてファンの方々に会うことができました。その時のファンの方々が、まだ私を応援してくださっているんです。私には本当に重要な時間でした」とつけ加えた。
ヨンウの本名はイ・ダビンだ。俳優は本名で活動するのが一般的だが、ヨンウはガールズグループ時代の芸名をそのまま使っている。
彼女は「本名に戻る予定はあるのか」という質問に「おそらく私はずっとヨンウという名前を使うと思います。私が本当にやりたかったことを始めた時にもらった名前で、大切な人々に会って使った名前なので逃したくないです」と答えた。
続いて「もちろん、祖父がつけてくれた本名も大切な名前です。でも、演技をする時の私はただヨンウでありたいと思います」とし「ヨンウは当時の事務所の代表がつくってくれた名前ですが、私が『太陽を抱く月』をとても楽しんで見たので、その名前(ハン・ガインの役名)が良かったんです。また、私がすごく好きな柔らかい発音の名前なので、演技しながら使ってもプレッシャーにならないと思いました」と説明した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム·ミョンミ
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