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「悪霊狩猟団:カウンターズ2」カン・ギヨン、ヴィラン役に挑戦“俳優同士でお互いに支え合った”

Newsen
写真=NAMOO ACTORS
俳優のカン・ギヨンが、tvN土日ドラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ2」(以下、「カウンターズ2」)を通じて演技変身に成功した感想を伝えた。

カン・ギヨンは最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェにて、「カウンターズ2」の放送終了に関するインタビューで感想を伝えた。

「カウンターズ2」は新しい能力と新人メンバーの迎え入れで、さらに強くなったゴースト・ハンター“カウンター”たちが、さらに悪くなった地上の悪鬼たちを退治する、痛快な“悪鬼打破”ヒーロー物語だ。カン・ギヨンは最悪の力で最上位捕食者を夢見る悪鬼のピルグァン役を演じた。

2020年に放送されたシーズン1は最高視聴率11%を突破し、OCNの歴代ドラマ史上視聴率1位を記録した。今回のシーズン2には、カウンターとして愛されたチョ・ビョンギュ、ユ・ジュンサン、キム・セジョン、ヨム・ヘラン、アン・ソクファンまで、主要キャラクターが全員合流する。さらに、チン・ソンギュ、カン・ギヨン、キム・ヒオラ、ユ・インスなど、新しいキャラクターたちが加わり、華やかなキャスティングラインナップを完成させた。

この日、カン・ギヨンは放送終了の感想について「OCNで最高視聴率を記録したシーズン1の後に、シーズン2に参加できて嬉しかったです。演技が上手な俳優たちから学べる機会でしたし、シーズン1のヴィランたちに迷惑をかけたくありませんでした。迷惑をかけたのかどうかよく分からないですが、最善を尽くして演技したので未練はありません」と打ち明けた。

カン・ギヨンは、前回の出演作「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」での人間的な魅力あふれるキャラクターとはギャップがあるヴィラン役を披露した。彼は「あまりにも望んでいたヴィラン役でしたが、最初は心配でした。あまりにも大きな変化なので、人々に認めてもらえず、毒になるかもしれないと思いました」と不安だった気持ちを吐露した。

彼は「ある瞬間、そんな風にいつまでも回避できるものではないと思いました。一緒に悪鬼として共演する俳優が、キム・ヒオラさんとチン・ソンギュさんだと聞いて、勇気をもらいました。案の定、現場で共演してみると、本当に素晴らしい俳優さんたちだったので、たくさんのことを学びました」と共演した俳優たちを絶賛した。

作中のカン・ギヨンは、キム・ヒオラと不思議なテンションでやりとりしながら、視聴者の没入度を高めた。キム・ヒオラを“戦友”と表現した彼は「2人とも減量していました。そばで一緒に苦労する友達がいて、慰めになりました。初めての登場は強烈だったと思います。台本に『一対の蛇がとぐろを編むように』というト書きがあったのですが、ヒオラさんが恥ずかしがらずに堂々とヴィランらしく上手く演じてくれて、自信がつきました」と伝えた。

カン・ギヨンはピルグァンを演じるにおいて、テンポに最も力を入れたという。彼は「これまでは、コミカルなキャラクターをたくさん演じましたが、ピルグァンは全く違いました。序盤では、絶対悪としての余裕が必要でしたが、テンポが速くなってしまいました。中盤以降からテンポを遅らせようと努力しました。監督もテンポを重要視する方なので『余裕を持ってみよう』とおっしゃっていました」と打ち明けた。

続けて「悪鬼たちのケミ(ケミストリー、相手との相性)がとても良かったので、監督がカットすれば、すぐいたずらっ子に変身しました。ピルグァンからはとうてい想像できない姿です。お互いを殺すように睨みつけていて、カメラの外でもその感情を維持するのはとても大変そうだったので、わざとたくさんいたずらしてお互いを頼りました。こうしてでも、笑ってこそ『この作品を楽に楽しむことができる』と考えました」と付け加えた。

シーズン1の悪鬼チ・チョンシン(イ・ホンネ)とは異なり、「カウンターズ2」の悪鬼たちにはこれといった個人的なストーリーがなかった。これに対してカン・ギヨンは「キャスティング前にマ・ジュソク(チン・ソンギュ)のストーリーに立体感があって魅力的だと感じたのが事実です」と、率直な本音を表わした。

しかし「監督が確実にピルグァンをアピールしてくれました。前後のストーリーはよく見えないかもしれないですが、完璧な悪人として『僕が必ずキャラクターを生かす』『一緒に生かしてみましょう』と、確信を与えてくれました。普段から前半と後半の状況によって変わっていく演技が面白いと思っていました。ところが、悪人の中でも最も悪い役を演じてみて、ストーリーがなくても寂しくありませんでした」と満足感を示した。

カン・ギヨンは、アクション演技に挑戦した感想として「攻撃されるときの表現が容易ではありませんでした。ファンタジーアクションじゃないですか。シーズン1の俳優たちはとても上手でしたが、それに比べて僕たちは経験が足りませんでした。武術チームにも大いに助けてもらい、代役たちがとても苦労していました。僕自身はアクションに満足しています」と話した。

彼は最も難しかったアクションとして、首を絞められる演技を挙げた。「呼吸を自ら我慢しなければならないので、むしろ『誰かがわざと捕まえていてほしい』と思いました。誰かが窮屈にしてくれると、リアルな感じが出そうですが、1人で息を我慢しようとするともどかしかったです」とし、「チン・ソンギュさんが僕を捕まえてくれたり、僕が兄さんを捕まえてあげる時もありました。作中では、互いにやけになって戦いますが、カメラの外では生きるためにお互いを支える力になりました」と、ビハインドストーリーを公開した。

ピルグァンが本当に悪いと感じた瞬間はいつだっただろうか。カン・ギヨンは「大切な家族を害する場面は本当に不快感がありました。赤ちゃんが生まれたばかりですが、俳優としては演技をしなければいけないので……。深く考えたくなかったです。メソッドを外したということではなく、漫画的に原作の雰囲気を十分に生かすという感じで演技しました」とし、息子のためにヒーロー役も演じたいという願望を伝えた。

それでもカン・ギヨンは「魅力的に感じられるヴィランなら避けません。僕が魅力的だと感じる役は、必ず二重的な一面がありました。優しいのに悪くなったり、逆に悪い人が優しくなったり。そのように両面性のあるヴィランならまた挑戦したいです」とし、ヴィラン役に対する意欲を表わした。
元記事配信日時 : 
記者 : 
チャン・イェソル
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