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「残酷なインターン」ラ・ミラン、役へのプレッシャーを告白“これまで満足感のある作品はなかった”

マイデイリー
写真=TVING
ラ・ミランは「この作品にハイライトとかはありません。主人公たちはただ生きていくだけです。サイダーよりも平壌(ピョンヤン)冷麺のような薄味に近い作品です」と語った。

“生活密着型演技”のベテランであるラ・ミランが、今回“キャリア断絶女”の苦情を描いた。今年の夏に配信されたTVINGオリジナル「残酷なインターン」でカムバックした彼女は、重くなりえるテーマを特有の愉快さで描き、面白さと共感の両面で満足させた。最近マイデイリーは、ソウル鍾路(チョンノ)区にあるカフェでラ・ミランに会い、「残酷なインターン」についてインタビューした。

劇中、彼女は若い時代に“伝説のMD”として有名だったキャリアウーマンだったが、7年間の育児によりキャリアが中断されたコ・ヘラ役を務めた。コ・ヘラはある会社のインターンとして入ることになり、過去に同期だった商品企画室長のチェ・ジウォン(オム・ジウォン)から「休職を控えているワーキングマザーが退職できるように誘導してくれたら、課長の地位を取り戻してあげる」と提案される。

彼女は「最初はヘラが自分に似合わないと思いました。私は普通の社会生活を演じたことがないですし、『ブッとび!ヨンエさん』とはちょっと雰囲気が違う作品だからです。果たしてこの作品に自分が似合うかな、とプレッシャーも感じました。しかし、多くの圧と懐柔の末に……(笑)合流することになりました」と明かした。

冗談めかして言ったが、彼女はそれほど作品のメッセージをよく理解していた。そのためさらに出演に対して慎重になった。しかし、そのような姿さえコ・へラらしい彼女だった。

彼女は「これまで満足感を持って出演した作品はなかったです。いつも未練が残って、足りないと思います。私は撮影過程も大切だと思います。楽しくて幸せに撮影した作品は、私にとっていい作品になります。この作品では、家庭と会社を両立して人生を生きていく人物を務めて、さらに面白かったです。まるで私がコ・ヘラの人生を生きている感じです」と語った。

コ・ヘラは、成功のためなら同僚のキャリアや辛そうな子供も後回しにするほど、冷静なワーカホリックだった。しかし、一連の事件を経て職場に代わって家庭を選び、復帰した職場では昇進に代わって同僚を選び、彼らと共存する方法を学ぶ。

彼女は「私はヘラも元々そんな人ではなかったと思います。昇進しなければならなかったので、仕事の成功のためには仕方なかったんだと思います。実は『妊娠放棄の覚書』の場合も、すでに子供を産んだヘラにとってはあまりダメージがない提案でした。それで利己的には見えますが、(ヘラが)十分に受けられる提案だったと思います。そのようなヘラが(職業的成功を重要視した人生を)諦め、また再就職することで、本当の自分自身に向き合うことになったキャラクターだと思いました」と伝えた。

“生活密着型”キャラクターであるだけに、ラ・ミランは誰よりもコ・ヘラにうまくなりきることができた。

彼女は「私も子供を産んで仕事を休んだことがあります。そのため、その時の気持ちをよく分かっています。とても不安です。『再び舞台に立つことができるのか』『私をキャスティングしてくれる人がいるかな』『演技を続けることができるかな』などと悩みました。当たり前な悩みだったのですが、自ら経験したので、より共感できましたし、自然と演じることができました」と明かした。

コ・ヘラは、仕事と家庭の二兎を追いたいが、厳しい現実にがっがりしながらも、ポジティブな心を失わなかった。彼女はそのようなヘラから、自信を得ることができたと告白した。「ヘラが再就職して気後れしている姿に、私も共感できました。私も空白期を経て再び演技をする時に、気が引けていたからです。自分への確信もなかったです。しかし、ヘラは明るく肯定的でした。彼女は、常に立ち上がることができる人だったので、私も『ただすればいい』と思えるようになりました。なので、この作品を終えて『良くも、悪くも、だって母親』を撮影する時も、すっきりとした気持ちで臨むことができました」と語った。

視聴者にも同じメッセージを届けたかったというラ・ミランは「ヘラは可哀そうですが、誇らしく、応援してあげたくなります。同じ状況に直面している方々にとって、この作品が力になれば嬉しいなと思いました。『とにかくぶつかっているから迷わないで』」と伝えた。

最後に、彼女に後半部の注目ポイントについて尋ねると、「ハイライトとかはありません。もちろん1つの大きな事件とそれについての結末はありますが、後々考えてみるとキャラクターがこれまで生きてきた道とほぼ同じです。個人において、それぞれの人生はドラマチックかもしれないですが、傍で見ると同じように見えるように……。何かのストーリーが終結された感じではなく、主人公たちはこのようにずっと生きていくんだろう、という感じです」と、“残酷なインターン”らしく答えた。

元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・イェジュ
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