「誘拐の日」ユン・ゲサン、少女ユナと涙の別れ【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
韓国で19日に放送されたENA水木ドラマ「誘拐の日」第11話では、ついにミョンジュン(ユン・ゲサン)が警察に逮捕され、ロヒ(ユナ)と別れの瞬間を迎えた。全て終わらせてこそやり直せるというミョンジュンを、最後まで涙で捕まえるロヒの告白が視聴者を悲しませた。もう残ったパズルのピースは1つ。殺人事件の有力な真犯人と推定されるヘウン(キム・シンロク)が隠した秘密だった。第11話の視聴率は全国4.3%、首都圏4.5%(ニールセン・コリア、有料世帯基準)でケーブル全チャンネルおよび水木ドラマの中で1位になった。特に首都圏1分当たりの最高視聴率は5.6%まで急騰し、人気の高さを見せつけた。
同日、ミョンジュンとヘウンは幼い頃一緒に過ごした保育園の聖堂の礼拝堂で会った。ミョンジュンはヘウンに、チェ・ジンテ(チョン・グァンジン)に会った理由を聞いた。ヘウンは予測したように「もともと私のものだったじゃない」とし、離縁された家と新しく養子縁組したチェ・ジンテに自身のものだった全てを奪われたという理屈を並べた。ロヒの誘拐を準備するために必要な出会いだったとも言った。しかし、ミョンジュンが聞きたいことは別にあった。ヘウンが殺人事件と関係があるかということだった。「違うよな?」と聞くミョンジュンに、ヘウンは鋭い反応を見せた。「何を考えて聞いてるのか」というヘウンに「君が殺人者でないことを願う気持ち」と答えるミョンジュンの震える声からは、彼女への疑いと不信感、一抹の期待と信頼が同時ににじみ出た。
ミョンジュンとロヒは、サンユン(パク・ソンフン)の家で再び集まった。サンユンの連絡を受けてやってきたジョンマン(チョン・スンウォン)は、3人一緒にいる姿に呆れたが、助力者として活躍した。サンユンはジョンマンに事件の推定日の前日である「5月20日のチェ院長の自宅の防犯カメラと家の周辺の車のドライブレコーダーの映像を確認してほしい」と言った。そしてジョンマンは新しいニュースを伝えた。ロヒの祖母の弟チェ・ドンジュン(オ・マンソク)がチェ・ジンテのノートパソコンを探しているということだった。これに対し、ロヒは「ジェイデン(カン・ヨンソク)の仕業だろう」とし、「最も危険な人物である彼から捕まえなければならない」と言った。そして事件当日の失われた記憶を思い出すために家に戻ることにした。
家の前に着いたミョンジュンはためらった。チェ院長の研究と実験に利用され、幸せな記憶があまりない家で親が謎の死を遂げた状況。ロヒに残酷で恐ろしい痕跡を見せることはできなかった。ミョンジュンは自身が直接その跡を消してあげたいと思い、ロヒのため家の中を片付けた。ミョンジュンと一緒に帰ってきた家は、以前とは違った。「もういい夢を見るよ。君を心から大切に想う人々がそばにいるから」というミョンジュンの温かい慰めが、ロヒの心を温めた。ミョンジュンはサンユンとジョンマンの助けで手術を終えて、回復中の娘ヒエ(チェ・ウヌ)にも会うことができた。ロヒと一緒に病室を訪れたミョンジュンは、もうしばらくヒエのそばを守ることができないという事実に、娘を抱きしめて涙を流した。
そして、ミョンジュンはロヒとの別れまで準備していた。病院から帰ってくるやいなや、彼はロヒにヘウンの姿が盛り込まれた防犯カメラの映像を見せた。しかし、なぜかロヒは映像の中にヘウンの後ろ姿が映るやいなや、ノートパソコンの画面を閉じてしまった。これを不思議に思ったミョンジュンは、ロヒがすでにその映像を確認し、消えた記憶も戻ってきていることに気づいた。もちろん、ロヒは記憶が戻らなかったとし、ミョンジュンの言葉を全て否定した。ミョンジュンと別れたくなかったからだ。2人が言い争いをしていたその時、ロヒの家は数台のパトカーに囲まれた。
ロヒは荷物を持って抜け出す考えだったが、ミョンジュンは心の準備を終えた状態だった。「終わらせないと。そうしてこそやり直せる」というミョンジュンの落ち着いた声にロヒは泣き出し、彼の裾をつかんだ。「私はおじさんと一緒にいるのが大好きなの。私に何も期待せず、望まない人と……私がお腹が空いているのか、眠いのか、退屈なのか、そんな関心をもってくれる人といるのは初めてだった」というロヒの真心のこもった言葉に、ミョンジュンも胸が痛んだ。結局、広域捜査隊の刑事たちが家の中まで押し寄せ、ミョンジュンはロヒの目の前で逮捕された。お互いを呼び合って嗚咽する2人の姿が視聴者を悲しませた。
ヘウンの通報でミョンジュンとサンユンが逮捕され、ロヒは1人になり、彼らの真実の追跡も行方が分からなくなった。こうした中、まだUSBメモリを開けられなかったジェイデンは、自身を裏切ったヘウンに復讐の代わりにまた別の提案をした。チェ院長の自宅からノートパソコンを探して持ってくれば、1000万ドルのディールが完成するということだった。同じようだが、違う欲望を抱いているヘウンとジェイデンの2回目の取引が実現するだろうか、これからが注目される。何より、殺人事件の被疑者として逮捕され、収監中のチョルウォン(キム・サンホ)の陳述とロヒの記憶、ドライブレコーダーの記録が一致しない展開になっただけに、新しい容疑者として浮上したヘウンのミステリーが最終回への関心を高めた。
ENA水木ドラマ「誘拐の日」の最終回は、韓国で25日(水)午後9時に放送される。
写真=ENA「誘拐の日」放送画面キャプチャー
「誘拐の日」でユン・ゲサンとユナが別れの涙を流した。韓国で19日に放送されたENA水木ドラマ「誘拐の日」第11話では、ついにミョンジュン(ユン・ゲサン)が警察に逮捕され、ロヒ(ユナ)と別れの瞬間を迎えた。全て終わらせてこそやり直せるというミョンジュンを、最後まで涙で捕まえるロヒの告白が視聴者を悲しませた。もう残ったパズルのピースは1つ。殺人事件の有力な真犯人と推定されるヘウン(キム・シンロク)が隠した秘密だった。第11話の視聴率は全国4.3%、首都圏4.5%(ニールセン・コリア、有料世帯基準)でケーブル全チャンネルおよび水木ドラマの中で1位になった。特に首都圏1分当たりの最高視聴率は5.6%まで急騰し、人気の高さを見せつけた。
同日、ミョンジュンとヘウンは幼い頃一緒に過ごした保育園の聖堂の礼拝堂で会った。ミョンジュンはヘウンに、チェ・ジンテ(チョン・グァンジン)に会った理由を聞いた。ヘウンは予測したように「もともと私のものだったじゃない」とし、離縁された家と新しく養子縁組したチェ・ジンテに自身のものだった全てを奪われたという理屈を並べた。ロヒの誘拐を準備するために必要な出会いだったとも言った。しかし、ミョンジュンが聞きたいことは別にあった。ヘウンが殺人事件と関係があるかということだった。「違うよな?」と聞くミョンジュンに、ヘウンは鋭い反応を見せた。「何を考えて聞いてるのか」というヘウンに「君が殺人者でないことを願う気持ち」と答えるミョンジュンの震える声からは、彼女への疑いと不信感、一抹の期待と信頼が同時ににじみ出た。
ミョンジュンとロヒは、サンユン(パク・ソンフン)の家で再び集まった。サンユンの連絡を受けてやってきたジョンマン(チョン・スンウォン)は、3人一緒にいる姿に呆れたが、助力者として活躍した。サンユンはジョンマンに事件の推定日の前日である「5月20日のチェ院長の自宅の防犯カメラと家の周辺の車のドライブレコーダーの映像を確認してほしい」と言った。そしてジョンマンは新しいニュースを伝えた。ロヒの祖母の弟チェ・ドンジュン(オ・マンソク)がチェ・ジンテのノートパソコンを探しているということだった。これに対し、ロヒは「ジェイデン(カン・ヨンソク)の仕業だろう」とし、「最も危険な人物である彼から捕まえなければならない」と言った。そして事件当日の失われた記憶を思い出すために家に戻ることにした。
家の前に着いたミョンジュンはためらった。チェ院長の研究と実験に利用され、幸せな記憶があまりない家で親が謎の死を遂げた状況。ロヒに残酷で恐ろしい痕跡を見せることはできなかった。ミョンジュンは自身が直接その跡を消してあげたいと思い、ロヒのため家の中を片付けた。ミョンジュンと一緒に帰ってきた家は、以前とは違った。「もういい夢を見るよ。君を心から大切に想う人々がそばにいるから」というミョンジュンの温かい慰めが、ロヒの心を温めた。ミョンジュンはサンユンとジョンマンの助けで手術を終えて、回復中の娘ヒエ(チェ・ウヌ)にも会うことができた。ロヒと一緒に病室を訪れたミョンジュンは、もうしばらくヒエのそばを守ることができないという事実に、娘を抱きしめて涙を流した。
そして、ミョンジュンはロヒとの別れまで準備していた。病院から帰ってくるやいなや、彼はロヒにヘウンの姿が盛り込まれた防犯カメラの映像を見せた。しかし、なぜかロヒは映像の中にヘウンの後ろ姿が映るやいなや、ノートパソコンの画面を閉じてしまった。これを不思議に思ったミョンジュンは、ロヒがすでにその映像を確認し、消えた記憶も戻ってきていることに気づいた。もちろん、ロヒは記憶が戻らなかったとし、ミョンジュンの言葉を全て否定した。ミョンジュンと別れたくなかったからだ。2人が言い争いをしていたその時、ロヒの家は数台のパトカーに囲まれた。
ロヒは荷物を持って抜け出す考えだったが、ミョンジュンは心の準備を終えた状態だった。「終わらせないと。そうしてこそやり直せる」というミョンジュンの落ち着いた声にロヒは泣き出し、彼の裾をつかんだ。「私はおじさんと一緒にいるのが大好きなの。私に何も期待せず、望まない人と……私がお腹が空いているのか、眠いのか、退屈なのか、そんな関心をもってくれる人といるのは初めてだった」というロヒの真心のこもった言葉に、ミョンジュンも胸が痛んだ。結局、広域捜査隊の刑事たちが家の中まで押し寄せ、ミョンジュンはロヒの目の前で逮捕された。お互いを呼び合って嗚咽する2人の姿が視聴者を悲しませた。
ヘウンの通報でミョンジュンとサンユンが逮捕され、ロヒは1人になり、彼らの真実の追跡も行方が分からなくなった。こうした中、まだUSBメモリを開けられなかったジェイデンは、自身を裏切ったヘウンに復讐の代わりにまた別の提案をした。チェ院長の自宅からノートパソコンを探して持ってくれば、1000万ドルのディールが完成するということだった。同じようだが、違う欲望を抱いているヘウンとジェイデンの2回目の取引が実現するだろうか、これからが注目される。何より、殺人事件の被疑者として逮捕され、収監中のチョルウォン(キム・サンホ)の陳述とロヒの記憶、ドライブレコーダーの記録が一致しない展開になっただけに、新しい容疑者として浮上したヘウンのミステリーが最終回への関心を高めた。
ENA水木ドラマ「誘拐の日」の最終回は、韓国で25日(水)午後9時に放送される。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ソヨン
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