「LTNS」アン・ジェホン、Netflix「マスクガール」に続き再び引退説も?“絶賛の言葉として感謝している”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
アン・ジェホンは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所でNewsenと会い、TVINGオリジナルシリーズ「LTNS」の撮影秘話を語った。
「LTNS」は厳しい現実で関係まで疎遠になった夫婦のウジン(イ・ソム)とサムエル(アン・ジェホン)が、お金を稼ぐために不倫カップルたちの後を追って巻き起こす予測不能な“高刺激不倫追跡活劇”だ。タイトルは「Long Time No Sex」の略だ。今回の作品のために映画「ユンヒへ」で優れた映像美を披露したイム・デヒョン監督、「小公女」でウェルメイド現実反映コメディの大家と好評されたチョン・ゴウン監督が意気投合した。
「LTNS」は初公開後、「大人たちのための興味深い19禁ドラマ」と好評された。
アン・ジェホンはドラマでタクシー運転手のサムエル役を演じ、3つ星ホテルのフロントスタッフのウジン役のイ・ソムと結婚5年目の夫婦を演じた。
2015年にtvNドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」を通じて視聴者の脳裏に自分の名前を刻印させたアン・ジェホンは、映画「セシボン」と「二十歳」「グッバイ・シングル」「操作された都市」「小公女」「シークレット・ジョブ」「狩りの時間」「リバウンド」、KBS 2TV「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」、JTBC「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」、Netflix「マスクガール」など、すべての作品で新しいキャラクターを演じ、活躍してきた。
「LTNS」を通じて再び新しい顔を見せたアン・ジェホンは「僕が台本を見たとき、初めてサムエルについて考えたことは、この人物がとても広く、立体的に描かれているという点でした。それを僕が俳優としてしっかりキャッチしなければと思いました。この人物、最初は本音を見せてくれない人物のように感じられました」と切り出した。
アン・ジェホンは「ウジンが家の家長で、サムエルは言うことをよく聞く夫のような感じでしたが、それもまた違うようで、頭の中では違うことを考えているような、それがとても面白かったです。全6話のシナリオを最初から最後まで、この人物の範疇をとても広くセットしたと思いました。毎回玉ねぎの皮をむくように変化していく姿が魅力的でした。なのでより現実的に描かなければと思いました」と話した。
続いて「第5~6話では、サムエルというキャラクターが血圧を高める役割をするため、そのような部分を面白い話術で伝達したいと思いました。予測不可能に。展開そのものが僕の予想を離れました。物語がますます大きくなる感じもありました。とても日常的な物語のように感じられますが、最終的、これまで見たことのないジャンルの物語に変奏する展開の中で、サムエルについてもそうアプローチすべきだと思いました。1つの確かな性向を持つキャラクターというよりは、とても多彩な人物に描こうと思いました」と付け加えた。
日常的な演技の大家と呼ばれるアン・ジェホンは、今回の作品でも現実感あふれる好演で視聴者を魅了した。彼は「ある家庭の姿を見せたいという思いが、1つの目標のように感じられました。ソファーに座っている姿が撮影アクション後の姿ではなく、生活の断面のように見せたいと思いました。それでこそこの物語のリアルさがしっかり伝達できると思ったからです」と明かした。
続いて「ある展示会や絵を見るとき、1つの面だけを見ますが、その中で非常に多くを読み取ることができるじゃないですか。そのようなリアルな面と事実的な部分をしっかり伝えたいと思いました。キャラクター構築をするときは、1つの色のヘアバンドをするのが正しいと思いました。実際、僕も家で前髪が伸びたとき、1つのヘアバンドだけを使っていました。そのほうがむしろ現実的だと思います」と付け加えた。
共同演出したチョン・ゴウン監督は「大人が見る雑誌のような作品を作りたい」という気持ちで「LTNS」を企画した。アン・ジェホンは「チョン・ゴウン監督のその言葉が、僕が撮影するときずっと思っていたことでもありました。これまで見てきたドラマとは非常に違う味ですが、とてもハラハラするこの作品を面白く見ていただけるのではないかと思いました。劇場用の作品ではなく、OTT(動画配信サービス)ドラマであるため、家でご覧になるとき、もしくは移動しながらご覧になるとき、ブラックコメディの味をしっかり感じさせるのではないかと思いました。ブラックコメディで重要なのは、ブラックだという言葉がぐっと来る、これまでになかった作品を紹介しなければならないという責任感を持ちました」と話した。
アン・ジェホンは印象的なエンディングがあるものとして、第3話を選んだ。彼は「3話のエンディングです。ベクホ役のチョン・ジニョン先輩に殴られ、歯まで抜けた状態で涙を流すウジンに、むしろサムエルは違う話をします。“僕、なぜこの仕事が面白いんだろう? 自分が生きているみたい”と話す瞬間が、実はとても高い緊張感を作り出すと思いました。この人物が変貌するポイントについてもとても見慣れない1つの瞬間になりそうだと思いました」と打ち明けた。
アン・ジェホンは「今回の作品で水は大きなメタフォーになります。タクシーが浸水したり、ありえない量のミネラルウォーターの宅配便に閉じ込められたり、第6話のエンディングで雨が降り注いだり。そのようなことがとてもドラマを豊かにし、非常に多くの意味を圧縮していると思います」と話した。
様々な不倫カップルの中で、どのカップルが最もクズだと思ったのかという問いには「様々な形の禁じられた愛が紹介されますが、僕はやはり僕たちの作品の扉を開けてくれたイ・ハクジュさんです。甲乙つけがたいですが、イ・ハクジュさんに感謝しています。イ・ハクジュさんの台詞で『恋は2つまでだ。3つからは恋じゃない』というのが、第1話のサブタイトルでもあります。その言葉がここまで怒りを呼ぶ言葉になるとは思わなかったです。演じるとき、本当に自分の価値観のように言うじゃないですか。それが僕たち作品の没入度を拡張させた瞬間ではないかと思いました」と答えた。
アン・ジェホンは昨年8月に公開されたNetflixドラマ「マスクガール」に出演後、引退説が浮上した。変態なチュ・オナムをあまりにもリアルに演じたため、今回の作品を最後に演技をやめるのではないかという視聴者のいたずらな推測が提議されたのだ。
「LTNS」での熱演でこれがまた新たな引退作ではないかという反応も出た。これについてアン・ジェホンは「作品と演技についてこうして熱く反応してくださるのは、俳優として1番幸せなことだと思います。感謝の気持ちがすごく大きいです。『マスクガール』の時、冗談のように引退作なのかと話題にしてくださいましたが、じっくり考えてみると引退ではないかと思うぐらい、すべてにおいて熱演をしたと褒めてくださったようで、感謝の気持ちが大きいです。パク・キョンリム先輩が『LTNS』の制作発表会の時、再び引退作ではないかと話してくださって面白く、ありがたかったです。とても感謝しており、その言葉(引退作)自体が非常に絶賛だと思いました」と話した。
次回作でも引退説が出ることを願うのかという質問にアン・ジェホンは「そのような絶賛をまたもらえるのなら、光栄だと思います。しかし、長く様々な感情を届けたいです」と笑顔を見せた。
「マスクガール」と比較して大変な部分があったのかという質問に「今回のドラマこそ、アクションドラマだと思いました。愛し合うシーンもカメラと息を合わせなければならないアクションシークエンスだと思いました。実際、サムエルはアクションシーンが多かったです。オートバイの追撃シーン、綱1つに頼って渡るシーンもあり、山を登って走るシーンもありました。第1話からずっと広がり、予想を破る部分が多く、そのようなアクションをしっかりこなしたかったです」と答えた。
サムエルのマスターベーションシーンが、「マスクガール」のチュ・オナムのそれを連想させるという質問には「まったくオマージュではありません」と笑った。アン・ジェホンは「わざわざオマージュまでは考えませんでした。構図は家に帰ってから見返します。全く意図した部分ではありませんでした」と付け加えた。
俳優としての目標についてアン・ジェホンは「より深いところに行きたいです。より様々な役割を演じたいですし、より深い感情を引き出す人物を演じる俳優になりたいという気持ちを抱くようになりました」と語った。
写真=TVING
俳優のアン・ジェホンが再び引退説に包まれた感想を明かした。アン・ジェホンは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所でNewsenと会い、TVINGオリジナルシリーズ「LTNS」の撮影秘話を語った。
「LTNS」は厳しい現実で関係まで疎遠になった夫婦のウジン(イ・ソム)とサムエル(アン・ジェホン)が、お金を稼ぐために不倫カップルたちの後を追って巻き起こす予測不能な“高刺激不倫追跡活劇”だ。タイトルは「Long Time No Sex」の略だ。今回の作品のために映画「ユンヒへ」で優れた映像美を披露したイム・デヒョン監督、「小公女」でウェルメイド現実反映コメディの大家と好評されたチョン・ゴウン監督が意気投合した。
「LTNS」は初公開後、「大人たちのための興味深い19禁ドラマ」と好評された。
アン・ジェホンはドラマでタクシー運転手のサムエル役を演じ、3つ星ホテルのフロントスタッフのウジン役のイ・ソムと結婚5年目の夫婦を演じた。
2015年にtvNドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」を通じて視聴者の脳裏に自分の名前を刻印させたアン・ジェホンは、映画「セシボン」と「二十歳」「グッバイ・シングル」「操作された都市」「小公女」「シークレット・ジョブ」「狩りの時間」「リバウンド」、KBS 2TV「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」、JTBC「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」、Netflix「マスクガール」など、すべての作品で新しいキャラクターを演じ、活躍してきた。
「LTNS」を通じて再び新しい顔を見せたアン・ジェホンは「僕が台本を見たとき、初めてサムエルについて考えたことは、この人物がとても広く、立体的に描かれているという点でした。それを僕が俳優としてしっかりキャッチしなければと思いました。この人物、最初は本音を見せてくれない人物のように感じられました」と切り出した。
アン・ジェホンは「ウジンが家の家長で、サムエルは言うことをよく聞く夫のような感じでしたが、それもまた違うようで、頭の中では違うことを考えているような、それがとても面白かったです。全6話のシナリオを最初から最後まで、この人物の範疇をとても広くセットしたと思いました。毎回玉ねぎの皮をむくように変化していく姿が魅力的でした。なのでより現実的に描かなければと思いました」と話した。
続いて「第5~6話では、サムエルというキャラクターが血圧を高める役割をするため、そのような部分を面白い話術で伝達したいと思いました。予測不可能に。展開そのものが僕の予想を離れました。物語がますます大きくなる感じもありました。とても日常的な物語のように感じられますが、最終的、これまで見たことのないジャンルの物語に変奏する展開の中で、サムエルについてもそうアプローチすべきだと思いました。1つの確かな性向を持つキャラクターというよりは、とても多彩な人物に描こうと思いました」と付け加えた。
日常的な演技の大家と呼ばれるアン・ジェホンは、今回の作品でも現実感あふれる好演で視聴者を魅了した。彼は「ある家庭の姿を見せたいという思いが、1つの目標のように感じられました。ソファーに座っている姿が撮影アクション後の姿ではなく、生活の断面のように見せたいと思いました。それでこそこの物語のリアルさがしっかり伝達できると思ったからです」と明かした。
続いて「ある展示会や絵を見るとき、1つの面だけを見ますが、その中で非常に多くを読み取ることができるじゃないですか。そのようなリアルな面と事実的な部分をしっかり伝えたいと思いました。キャラクター構築をするときは、1つの色のヘアバンドをするのが正しいと思いました。実際、僕も家で前髪が伸びたとき、1つのヘアバンドだけを使っていました。そのほうがむしろ現実的だと思います」と付け加えた。
共同演出したチョン・ゴウン監督は「大人が見る雑誌のような作品を作りたい」という気持ちで「LTNS」を企画した。アン・ジェホンは「チョン・ゴウン監督のその言葉が、僕が撮影するときずっと思っていたことでもありました。これまで見てきたドラマとは非常に違う味ですが、とてもハラハラするこの作品を面白く見ていただけるのではないかと思いました。劇場用の作品ではなく、OTT(動画配信サービス)ドラマであるため、家でご覧になるとき、もしくは移動しながらご覧になるとき、ブラックコメディの味をしっかり感じさせるのではないかと思いました。ブラックコメディで重要なのは、ブラックだという言葉がぐっと来る、これまでになかった作品を紹介しなければならないという責任感を持ちました」と話した。
アン・ジェホンは印象的なエンディングがあるものとして、第3話を選んだ。彼は「3話のエンディングです。ベクホ役のチョン・ジニョン先輩に殴られ、歯まで抜けた状態で涙を流すウジンに、むしろサムエルは違う話をします。“僕、なぜこの仕事が面白いんだろう? 自分が生きているみたい”と話す瞬間が、実はとても高い緊張感を作り出すと思いました。この人物が変貌するポイントについてもとても見慣れない1つの瞬間になりそうだと思いました」と打ち明けた。
アン・ジェホンは「今回の作品で水は大きなメタフォーになります。タクシーが浸水したり、ありえない量のミネラルウォーターの宅配便に閉じ込められたり、第6話のエンディングで雨が降り注いだり。そのようなことがとてもドラマを豊かにし、非常に多くの意味を圧縮していると思います」と話した。
様々な不倫カップルの中で、どのカップルが最もクズだと思ったのかという問いには「様々な形の禁じられた愛が紹介されますが、僕はやはり僕たちの作品の扉を開けてくれたイ・ハクジュさんです。甲乙つけがたいですが、イ・ハクジュさんに感謝しています。イ・ハクジュさんの台詞で『恋は2つまでだ。3つからは恋じゃない』というのが、第1話のサブタイトルでもあります。その言葉がここまで怒りを呼ぶ言葉になるとは思わなかったです。演じるとき、本当に自分の価値観のように言うじゃないですか。それが僕たち作品の没入度を拡張させた瞬間ではないかと思いました」と答えた。
アン・ジェホンは昨年8月に公開されたNetflixドラマ「マスクガール」に出演後、引退説が浮上した。変態なチュ・オナムをあまりにもリアルに演じたため、今回の作品を最後に演技をやめるのではないかという視聴者のいたずらな推測が提議されたのだ。
「LTNS」での熱演でこれがまた新たな引退作ではないかという反応も出た。これについてアン・ジェホンは「作品と演技についてこうして熱く反応してくださるのは、俳優として1番幸せなことだと思います。感謝の気持ちがすごく大きいです。『マスクガール』の時、冗談のように引退作なのかと話題にしてくださいましたが、じっくり考えてみると引退ではないかと思うぐらい、すべてにおいて熱演をしたと褒めてくださったようで、感謝の気持ちが大きいです。パク・キョンリム先輩が『LTNS』の制作発表会の時、再び引退作ではないかと話してくださって面白く、ありがたかったです。とても感謝しており、その言葉(引退作)自体が非常に絶賛だと思いました」と話した。
次回作でも引退説が出ることを願うのかという質問にアン・ジェホンは「そのような絶賛をまたもらえるのなら、光栄だと思います。しかし、長く様々な感情を届けたいです」と笑顔を見せた。
「マスクガール」と比較して大変な部分があったのかという質問に「今回のドラマこそ、アクションドラマだと思いました。愛し合うシーンもカメラと息を合わせなければならないアクションシークエンスだと思いました。実際、サムエルはアクションシーンが多かったです。オートバイの追撃シーン、綱1つに頼って渡るシーンもあり、山を登って走るシーンもありました。第1話からずっと広がり、予想を破る部分が多く、そのようなアクションをしっかりこなしたかったです」と答えた。
サムエルのマスターベーションシーンが、「マスクガール」のチュ・オナムのそれを連想させるという質問には「まったくオマージュではありません」と笑った。アン・ジェホンは「わざわざオマージュまでは考えませんでした。構図は家に帰ってから見返します。全く意図した部分ではありませんでした」と付け加えた。
俳優としての目標についてアン・ジェホンは「より深いところに行きたいです。より様々な役割を演じたいですし、より深い感情を引き出す人物を演じる俳優になりたいという気持ちを抱くようになりました」と語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ファン・ヘジン
topics