HOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表、初公判で睡眠薬の違法代理処方を認める
写真=HOOKエンターテインメント
睡眠薬の違法処方の疑いで起訴されたHOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表が、法廷で容疑を認めた。クォン・ジニョン代表の法定代理人は20日、ソウル中央地方裁判所刑事2単独のパク・ソジョン裁判官の審理で開かれた麻薬類管理法違反(向精神薬)の疑いの初公判で「公訴事実をすべて認めて反省する」と明らかにした。
しかし、法定代理人は「被告人が2015年に脳梗塞で下半身麻痺になり、リハビリ治療を受けており、治療と脳梗塞の再発防止のための治療目的で睡眠薬を処方された点を参酌していただきた」と訴えた。
裁判所は、クォン・ジニョン代表の被告人尋問のために、来月4日に再び裁判を開くことにした。また、一緒に起訴されたHOOKエンターテインメントの元職員A氏に対しては、弁論を分離して終結した。
A氏の法定代理人は「業務上のストレスが深刻で、睡眠薬を処方されて服用を始め、2022年1月に『服用する睡眠薬がないので2錠だけほしい』というクォン・ジニョン代表に、2錠を渡したのが全てだ」とし「大きな問題意識なしに、上司の要求を断ることができなかった」と弁論した。
A氏本人も「浅い考えで、睡眠薬を渡してしまった」と述べた。検察はA氏に対し、懲役10ヶ月を求刑した。
クォン・ジニョン代表は2022年1月から7月まで、睡眠障害のない職員が虚偽の症状を訴え、向精神薬であるスティルノックス錠(ゾルピデム成分の睡眠誘導剤)を処方してもらうなどの方法で、3回にわたり職員2人から睡眠薬17錠を受け取った疑いが持たれている。また、他の人が服用中のゾルピデムをもらったこともあるという。麻薬類管理法によると、麻薬類取扱者ではない人は、向精神薬を授受または売買してはならない。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・イェジュ
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