「最高の愛」キム・ジュウォンよりトッコ・ジン? ― 見る?見ない?
主な出演者
チャ・スンウォン(トッコ・ジン役)、コン・ヒョジン(ク・エジョン役)、ユン・ゲサン(ユン・ピルジュ役)、ユ・インナ(カン・セリ役)、チョン・ジュナ(ク・エファン役)、チェ・ファジョン(ムン代表役)、イム・ジギュ(キム・ジェソク役)ストーリー
トップスターであり好感度1位のトッコ・ジン。しかし実は彼は、完璧な自己主義者である。そして一時期人気があったグループ“国宝少女”のメンバーだったが、現在は、“何をしても非好感”で“国民ミプサン(小憎らしい人)”と呼ばれるク・エジョン。放送局でこの二人の関係が絡まって、結局、恋に落ちる。だが、人々は言う。「死んでもこの恋愛は認めません!」しかし、結局この二人は人々を失望させるのか…… いや、この二人に対する揶揄の声を歓声に変えて、幻のカップルになれるだろうか。プレビュー
キャラクターのパーティーである。自己中心的なトップスター、トッコ・ジンが最も目立つ。「クリアにアウトしろ!」と言うセリフから分かるように、特徴ある彼の話し方がドラマで多くの笑いを誘う。いわば“チェ・ミンスを真似しているチャ・スンウォンを真似するトッコ・ジン”のような感じ。人為的でもあるトッコ・ジンのキャラクターがチャ・スンウォンの自然な演技と合体して、キャラクターがリアルな存在となった。特に主人公のク・エジョンとの息がピッタリだ。二人が言い争うシーンや、車の接触事故で病院に入院したトッコ・ジンがク・エジョンと仲直りの記念写真を撮るシーンは、終わらないピンポンゲームのような二人のやり取りが興味深い。また、ク・エジョンはドラマの中の芸能界では小憎らしい存在だが、視聴者には友達のように感じられるほど好感度が高いキャラクターになれそうだ。トッコ・ジンに平気で「最低なやつ」と叫ぶほど、大胆ではあるが、同時にハツラツとしたキャラクターなのである。このドラマは“ラブコメディ”の名を借りた“キャラクターコメディ”である。見る?見ない?
見る?チャ・スンウォン、コン・ヒョジン、ユン・ゲサン、ユ・インナなど安定した演技力が目立つ俳優たちが、ホン・ジョンウン、ホン・ミラン(以下ホン姉妹)の脚本に出会った。俳優たちが、自身が出たドラマの中で最も視聴率が高いと口を揃えて言うだけに、一様に愉快な台本であることが長所だ。完璧にトップスターのキャラクターであるトッコ・ジンになりきったチャ・スンウォン、そしてどんな役を演じてもキャラクターそのものになるコン・ヒョジンがホン姉妹に出会い、愉快なコメディを繰り広げる。疲れた日常生活に楽しさという活力の元が必要なら、見る価値がある。恐らくトッコ・ジンはSBSドラマ「シークレット・ガーデン」の“キム・ジュウォン”以後の、特色ある男性キャラクターとして視聴者たちに認識されるだろう。また“国宝少女”というガールズグループで活動したク・エジョンの姿を通じて、踊るコン・ヒョジンが見られるという楽しみまである。一体なぜ、リュ・スンボムがコン・ヒョジンの踊りを見て“恥ずかしい”と顔を背けたのか、確認するチャンスがあるはずだ。
見ない?
ホン姉妹のアニメチックな想像力が若干幼稚だと思ったら、ホン姉妹の前作、SBSドラマ「僕の彼女は九尾狐」、SBSドラマ「美男ですね」からも分かるように、漫画のような場面が間違いなく登場する。ク・エジョンが人目を避けてトッコ・ジンが入院している病室に行く場面では、宙返りのような派手なワイヤーアクションが入るなど、ホン姉妹の特徴がそのまま含まれている。ホン姉妹が作ったドラマに反感を持っている視聴者は、より深みがあるドラマを探すかもしれない。特に同時間帯で放送されるKBSドラマ「ロマンスタウン」がコミック要素が加味された正劇(シリアスで深みのある内容を扱ったドラマ)であることを考えた時、好き嫌いが明確に分かれると予想される。特に「ロマンスタウン」はMBCドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」の脚本家 ソ・ヒャンスクが手がけているので、この2組の作家の脚本の完成度が作品の勝敗を決めるだろう。「最高の愛」は、ドラマ前半の愉快な雰囲気に恋愛要素を加え、トッコ・ジンの隠された秘密まで加味して、多様な展開を用意している。
■「最高の愛」DVD-SET 1 15,960円(税込) 4月6日発売
第1話~第8話収録/4枚組 本編520分+特典映像約60分予定
初回限定:アウターケース仕様 封入特典初回限定:ブックレット(8P)
■「最高の愛」DVD-SET 2 15,960円(税込) 5月9日発売
第9話~第16話収録/4枚組 本編520分+特典映像約60分予定
初回限定:アウターケース仕様 封入特典初回限定:ブックレット(8P)
■関連サイト
・「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」DVD公式サイト
・「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」特集ページ
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ソジョン、翻訳:チェ・ユンジョン
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