「怖い話2」キム・ジウォン“ククダスからプリンメンタルへと成長しました”
「超アホらしいコメディホラーです。あ、私の表現じゃないです。台本読み合わせの時、監督からそう説明されました」
爽やかな女子高生のイメージが強い女優の口から飛び出してきた言葉にしては、何とも強烈なものだった。韓国で5日から公開が始まった映画「怖い話2」に出演する21歳のキム・ジウォンは、満面に興奮した表情を浮かべながら映画の見どころを語った。昨年の「怖い話」シーズン1に続いて、「怖い話2」に出演する彼女は、前回の姿だけでは物足りなかったのか、今回はエピソードをまるまる1話担当する。だからなのか、彼女は映画が絶対に成功してほしいと話した。
「これまであまりお見せしたことのない姿なので、緊張してわくわくしています。映画を楽しむために見るにしても、評価するために見るにしても、とりあえず映画館にお越しいただきたいです」
キム・ジウォンは、死後の世界を4つのエピソードで描く「怖い話2」の「脱出」編に出演し、俳優コ・ギョンピョと共演した。「脱出」は、学校に初めて赴任した教師実習生が、黒魔術にとりつかれた女子高生により地獄の入り口に閉じこめられ、元の世界に戻ってくるために孤軍奮闘する過程を描いた。
「脱出」は、チョン・ボムシク監督のいう“超アホらしいコメディホラー”というユニークなジャンル付け以外にも、登場する配役の名前もユニーク極まりない。キム・ジウォンが演じる黒魔術にとりつかれたサ・タンヒ役と、コ・ギョンピョが演じる天然の教師実習生コ・ギョンシン(アホという意味)がそうだ。サタンとアホが映画の主人公なのだ。
「『脱出』には、エレベーター快談が登場します。エレベーターに乗って、あるフロアを押せば異世界にワープするんです。映画でサ・タンヒがコ・ギョンシンをそうやってワープさせますが、異世界でのコ・ギョンシンの行動が面白いんです。コ・ギョンピョさんがディテールを非常にうまく生かしていました。あ、お尻の露出シーンもありますよ」
コ・ギョンピョがお尻を披露するまで敢行したならば、キム・ジウォンはラブリーなこれまでのイメージから脱し黒魔術にとりつかれたダークな女子高生に変身した。
「部屋に骸骨を飾って、怪奇なポスターを貼るなど、尋常でないキャラクターです。衣装のスタイルもダークですし、眉毛もほとんどなくしました。学校ではそれなりに平凡なルックスですが、自分の部屋にさえ入ってしまうと急変してしまうのがサ・タンヒの魅力です。だから、演技をしながら“ダークフォース”をたくさん出さなければならないかと思いましたが、監督があんまり憂鬱に演じても野暮ったいとアドバイスしてくれました」
映画でサ・タンヒが試みるコックリさんは、キム・ジウォンも試してみたそうだ。しかし、ペンが自ら動くというような怪奇現象は起こらなかった。コックリさんは実現できなかったが、霊による不思議な体験をしたとキム・ジウォンは話した。
「日本でビジネスホテルに泊まったことがあるんですが、ドアをノックする音がするので出てみると誰もいませんでした。それで、聞き間違いかなと思って部屋に入ったら、廊下の方がざわざわするんです。でも、廊下に出てみるとまた誰もいません。また、部屋に戻ってみるとノックの音がして、出てみるとやはり誰もいない。その瞬間、『ここがあの幽霊が多いと言われている日本なんだ』と思い、ゾッとした経験を忘れることができません」
前作に続き、シーズン2でも引き続きホラー映画に出演しているが、正直なところ、このようなジャンルは文字通り怖いのであまり見れないそうだ。それにも関わらず、今回の「脱出」編に出演したのは、演出を担当したチョン・ボムシク監督の影響が大きい。
「『怖い話』の時、登場シーンが少なかったので、実は物足りなかったんです。そこで今回シーズン2が制作されると聞き、さらに演出が前作のシーズン1で私が最も怖いと思った『太陽と月』のチョン・ボムシク監督だと聞いて、出演したいと強く思いました。幸運なことに、監督も手を差し伸べてくれました。シーズン1の時、他の俳優たちが映画の宣伝に回るのを見ていて本当に羨ましかったんですが、今回は私も一緒にできて嬉しいです」
東国(トングク)大学で演技を専攻している、二十歳を超えたれっきとした成人だが、今回もまた高校生役だった。昨年SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」や、MBCシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「ハイキック3~短足の逆襲」で高校生を演じたが、また制服を着ることになった。物足りなさはないのだろうか?
「まだ高校生の若々しさを持っているんだと思えば、むしろ嬉しいくらいです。実は、高校時代は歌手としての練習が忙しくて、学生生活をあまり充実できませんでした。それで制服もあまり着れなかったんですが、作品でこんなに長く着ることになるなんて思いもしませんでした。次の作品では、きっと成熟した姿もお見せする機会があると思います」
全てのことに対し前向きで笑顔を失わない態度は、キム・ジウォンがより爽やかで、綺麗に見える理由でもある。もともとそうだったのだろうか?ノーという答えが返ってきた。
「ククダス(韓国で有名な崩れやすいクッキー菓子)メンタルでした。小さなことにも簡単にメンタルを壊したリしました。前向きになったのは、この仕事を始めてからです。やろうとしても必ずそうなるとも限らないし、やりたくなかったのに災い転じて福となす場合も多かったので。今は、プリンメンタルに変わりました。あちこちに揺れながらもプルプルとはねるので、いろいろと平気になりました。積極的で外向きの性格ではありませんが、演技をして何かをお見せする時は非常に楽しいんです。この仕事が、私にはとてもよく合っていると思います」
爽やかな女子高生のイメージが強い女優の口から飛び出してきた言葉にしては、何とも強烈なものだった。韓国で5日から公開が始まった映画「怖い話2」に出演する21歳のキム・ジウォンは、満面に興奮した表情を浮かべながら映画の見どころを語った。昨年の「怖い話」シーズン1に続いて、「怖い話2」に出演する彼女は、前回の姿だけでは物足りなかったのか、今回はエピソードをまるまる1話担当する。だからなのか、彼女は映画が絶対に成功してほしいと話した。
「これまであまりお見せしたことのない姿なので、緊張してわくわくしています。映画を楽しむために見るにしても、評価するために見るにしても、とりあえず映画館にお越しいただきたいです」
キム・ジウォンは、死後の世界を4つのエピソードで描く「怖い話2」の「脱出」編に出演し、俳優コ・ギョンピョと共演した。「脱出」は、学校に初めて赴任した教師実習生が、黒魔術にとりつかれた女子高生により地獄の入り口に閉じこめられ、元の世界に戻ってくるために孤軍奮闘する過程を描いた。
「脱出」は、チョン・ボムシク監督のいう“超アホらしいコメディホラー”というユニークなジャンル付け以外にも、登場する配役の名前もユニーク極まりない。キム・ジウォンが演じる黒魔術にとりつかれたサ・タンヒ役と、コ・ギョンピョが演じる天然の教師実習生コ・ギョンシン(アホという意味)がそうだ。サタンとアホが映画の主人公なのだ。
「『脱出』には、エレベーター快談が登場します。エレベーターに乗って、あるフロアを押せば異世界にワープするんです。映画でサ・タンヒがコ・ギョンシンをそうやってワープさせますが、異世界でのコ・ギョンシンの行動が面白いんです。コ・ギョンピョさんがディテールを非常にうまく生かしていました。あ、お尻の露出シーンもありますよ」
コ・ギョンピョがお尻を披露するまで敢行したならば、キム・ジウォンはラブリーなこれまでのイメージから脱し黒魔術にとりつかれたダークな女子高生に変身した。
「部屋に骸骨を飾って、怪奇なポスターを貼るなど、尋常でないキャラクターです。衣装のスタイルもダークですし、眉毛もほとんどなくしました。学校ではそれなりに平凡なルックスですが、自分の部屋にさえ入ってしまうと急変してしまうのがサ・タンヒの魅力です。だから、演技をしながら“ダークフォース”をたくさん出さなければならないかと思いましたが、監督があんまり憂鬱に演じても野暮ったいとアドバイスしてくれました」
映画でサ・タンヒが試みるコックリさんは、キム・ジウォンも試してみたそうだ。しかし、ペンが自ら動くというような怪奇現象は起こらなかった。コックリさんは実現できなかったが、霊による不思議な体験をしたとキム・ジウォンは話した。
「日本でビジネスホテルに泊まったことがあるんですが、ドアをノックする音がするので出てみると誰もいませんでした。それで、聞き間違いかなと思って部屋に入ったら、廊下の方がざわざわするんです。でも、廊下に出てみるとまた誰もいません。また、部屋に戻ってみるとノックの音がして、出てみるとやはり誰もいない。その瞬間、『ここがあの幽霊が多いと言われている日本なんだ』と思い、ゾッとした経験を忘れることができません」
前作に続き、シーズン2でも引き続きホラー映画に出演しているが、正直なところ、このようなジャンルは文字通り怖いのであまり見れないそうだ。それにも関わらず、今回の「脱出」編に出演したのは、演出を担当したチョン・ボムシク監督の影響が大きい。
「『怖い話』の時、登場シーンが少なかったので、実は物足りなかったんです。そこで今回シーズン2が制作されると聞き、さらに演出が前作のシーズン1で私が最も怖いと思った『太陽と月』のチョン・ボムシク監督だと聞いて、出演したいと強く思いました。幸運なことに、監督も手を差し伸べてくれました。シーズン1の時、他の俳優たちが映画の宣伝に回るのを見ていて本当に羨ましかったんですが、今回は私も一緒にできて嬉しいです」
東国(トングク)大学で演技を専攻している、二十歳を超えたれっきとした成人だが、今回もまた高校生役だった。昨年SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」や、MBCシットコム(シチュエーションコメディー:一話完結で連続放映されるコメディードラマ)「ハイキック3~短足の逆襲」で高校生を演じたが、また制服を着ることになった。物足りなさはないのだろうか?
「まだ高校生の若々しさを持っているんだと思えば、むしろ嬉しいくらいです。実は、高校時代は歌手としての練習が忙しくて、学生生活をあまり充実できませんでした。それで制服もあまり着れなかったんですが、作品でこんなに長く着ることになるなんて思いもしませんでした。次の作品では、きっと成熟した姿もお見せする機会があると思います」
全てのことに対し前向きで笑顔を失わない態度は、キム・ジウォンがより爽やかで、綺麗に見える理由でもある。もともとそうだったのだろうか?ノーという答えが返ってきた。
「ククダス(韓国で有名な崩れやすいクッキー菓子)メンタルでした。小さなことにも簡単にメンタルを壊したリしました。前向きになったのは、この仕事を始めてからです。やろうとしても必ずそうなるとも限らないし、やりたくなかったのに災い転じて福となす場合も多かったので。今は、プリンメンタルに変わりました。あちこちに揺れながらもプルプルとはねるので、いろいろと平気になりました。積極的で外向きの性格ではありませんが、演技をして何かをお見せする時は非常に楽しいんです。この仕事が、私にはとてもよく合っていると思います」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョン・ソンハ、写真 : チ・ヒョンジュン
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