【スターコラム】Aboutムン・チェウォン ― Vol.1

役者は様々な顔を持っている。劇中のキャラクターを通じて間接的に彼らの人生を経験してみる。昨年KBS 2TVのドラマ「優しい男」でよどみない話しぶりを見せたソ・ウンギは、現在「グッドドクター」で患者や同僚の心まで包み込んでくれる“エンジェルドクター”チャ・ユンソを演じている。女優ムン・チェウォンの話だ。

美大を目指していた女子高生は女優になった。そして様々な作品を通じてムン・チェウォンの姿は頻繁に見ることができたが、彼女の日常に関する話はあまり知られていない状態だ。

ムン・チェウォンがそっとスターコラムのドアをノックした。前回、ソン・ジュンギのスターコラムを通じて少しだけ登場してから、親友のイ・スンギ、ハン・ヒョジュなど、彼女について触れる人が多かった。“エンジェルドクター”が伝えるムン・チェウォンのすべて。今から始める。／編集者

NAVER スターコラム：ムン・チェウォン

こんにちは。ムン・チェウォンです。このように再びご挨拶できて嬉しいです。スンギやヒョジュのスターコラムも読みました。それを思い出すと、「もう時間がこんなに経ってしまったんだな…」と思います。

一般的なインタビューの場合、主に出演したドラマや映画の話をしますが、コラムでは何をどう話したらいいかよく分かりません。うーん……素直に話せば、皆さんが大目に見てくださると信じて、気楽に話を始めたいと思います。それでも大丈夫ですよね？^^

ムン・チェウォンの話、今から始めます！

美大生、役者になる。

ご存知の方もいるかと思いますが、私は元々芸術高校で美術を専攻していました。美術大学を目指していた高校生だったのです。映画がすごく好きで、ドラマを見るのも好きだったので、そのような趣味が高校3年生の時の進路について悩む時期と相まって、具体化しました。

とりあえず美大に進学しましたが、その頃、偶然役者として仕事をするチャンスがありました。その後、学校を辞めて2007年にドラマ「走れサバ」でデビューしました。

その時は、私が役者としての正式な教育を受けていなかっただけに、現場で先輩方を通じて学べることがありがたく、とにかく幸せでした。その後すぐ、映画「うちの学校のET」に続きドラマ「風の絵師」に出演しました。

特に「風の絵師」は今の私を作ったありがたい作品です。その作品で演じたチョンヒャン役で好評を受けて、役者として初めて賞も頂きました。ああ！本当にそれは忘れられないですね。

「神弓」作品が良いことに満足していましたが……

映画「神弓 KAMIYUMI」は私に予想外のプレゼントをくれました。最初はただ良い作品に出るだけで十分だと思っていましたが、映画の成功と新人女優賞という思いがけないたくさんのことをくださいました。さらに、役者としての可能性を見て新人賞をくださったので、ただただありがたく、光栄でした。

本当に役者という職業を選択して良かったと思いました。なぜなら、その作品の成績と受賞によって、夢を見ながらチャレンジし続けられるからです。

私に成長できる機会をくださったことを感謝しています。また、見えないところで力を注いでくださった多くの方々に、この場をお借りして是非感謝の気持ちを伝えたいです。私がここまで来れたのは、たくさんの方々の助けがあったお陰だと思います。

ドラマ3連続ヒット中…ムン・チェウォンは“視聴率保証小切手”？

「王女の男」「優しい男」などは、いずれも良い評価とともにたくさん愛された、記憶に残る作品です。役者としては自分が出演した作品が成功すると、当然嬉しいです。ドラマに愛情を示してくださった方々に感謝いたします。話していると感謝すべきことが本当に多いですね。普段から頻繁にするようにします^^;;

両作品いずれも私にとっては興味深い挑戦であり、良い経験でした。「王女の男」のセリョンも、「優しい男」のウンギも、役者としての私を一段と成長させてくれたキャラクターです。

しかし、何よりこの作品が愛された理由は、脚本家さん、監督さん、たくさんの出演者の方々全員が、お互いに良い刺激を与えながら努力し、そのような努力が集まって良い気運の作品になることができたんだと思います。

今回の「グッド・ドクター」でも新たな挑戦を続けています。この話はVol.2でまたお伝えします。努力と良い気運を受けてドラマが成功したので、たまに出演作の選択に関する質問を受けます。作品を選ぶときは、ユニークな恋愛模様があるかどうかや、キャラクターが魅力的かどうかをチェックします。視聴率よりも自分の欲求に忠実であることを優先しながら勇気を出せたと思います。選択に対する不安は、常に決定した後に考えます。いい気運とめぐり会えて良い結果をもたらしたと思います。私が視聴率を予想できるわけないでしょう(笑)

演技、私が経験したい、もうひとつの人生

演技に対する悟りというと大げさだと思います。作品を通じて役者として成長し、学んでいくことができます。演技は私にとって実際の生活ではなく、私が経験してみたい、もうひとつの人生です。撮影する数ヶ月間が、私に長い余韻を残し、思い出となります。私は思い出を糧に生きる人で、そのような意味で役者としての生活は私の人生を豊かにしてくれます。

私は、良い役者とは、人々に良い印象を与える人だと思います。作品にその人が出ると、また見たいと思わせる役者です。私もそういう人になることが夢です。

だからこそ、これまでに出会ったすべての方々が大事です。一緒に作品を作った方々のことです。素敵な縁です。その中でもっと気が合った人とは未だに連絡を取り合っています～。頻繁には会えませんが、それでもうまくいっています。心の中に彼らがいるということが重要だと思います。

応援しあうことができ、見守ってくれているという感じが、お互いに違う道を歩んでいてもそれぞれの場所で勇気を送ってくれるんじゃないかと思います。個人的にはスタッフの方々とも久しぶりにお会いするととても嬉しいです^^

普段のムン・チェウォンは？

私は旅行が大好きなので、しょっちゅう一人で旅行に行きます。心の行くところなら、長時間の移動が必要でも躊躇いません。できれば静かで、人の少ないところを好みます。

記憶に残る旅行としては、2011年「王女の男」を終えてから母と一緒にしたスペイン旅行があります。体は大変でしたが、たくさんのことを見て、リフレッシュできる時間でした。

これまで忙しかったので、なかなか時間ができません。旅行に行きたいのに……今は撮影が忙しいので難しそうです(泣)

先程も申し上げましたが、私は映画を観ることが好きで、作品と作品の間には、映画館で公開されている映画をほとんどを観に行きます。今年の夏も色々と素敵な作品がたくさん公開されて、本当に嬉しいです。映画館で観れなかったら、後でDVDを購入してでも観ます。

最近、近くにいる人たちと一緒に過ごす時間がくれる幸せの大切さを改めて感じています。家族と一緒にいる時間、友達と一緒にいる時間がくれる日々の幸せについて改めて考えます。忙しいほど、さらに彼らと一緒にいるために努力します。皆さんも今、家族や友達に一度連絡してはいかがでしょうか？

今までは質問を受けてそれに対して答えるケースがほとんどでしたが、このように自分で書くのは格別な気持ちです。どこまで素直になって、どれだけユーモアを入れるべきか、またどこまでの深く踏み込むべきか色々悩んでしまいます。でも、できるだけ素直に、気楽に私の考えを込めました。

Vol.2では、今撮影真っ只中の「グッド・ドクター」に関する話をしたいと思います。暑い中、疲れやすいですが、皆さんからの愛情で力が湧いて来ています。あ！いつかのインタビューで話したことがありますが、力を出すためにはご飯が一番です！皆さん、暑い夏に食欲がないからといって、ご飯を抜いたりせず“ご飯の力”で乗り越えましょう！^^v

Vol.2もお楽しみに！すぐ戻ってきます！！

文：ムン・チェウォン

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