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ソル・ギョングが語る“多作”の理由は?

マイデイリー
写真=マイデイリー DB
ソル・ギョングは代表的な“多作”俳優だ。劇場で1年中出演作を見ることができるほど、多くの作品に出演している。

最近の作品だけでも、映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」では使命感の強い消防士役を演じ、「監視者たち」では警察内の監視班長役で登場したばかりだが、いつの間にか“スパイ”に変身していた。9月5日に韓国で封切りを控えた映画「ザ・スパイ シークレット・ライズ」で、ソル・ギョングは優れた能力を持つスパイのチョルスに扮した。これだけでなく、韓国で10月に封切りを控えている「願い」もある。

「この前に会ったばかりなのに、また会ったね」という挨拶が自然だった。「これからまた会うだろうが、今日は何の話をしなきゃならないのか」という問いに、「その時はまた別の話があるだろうね」と余裕で答えた。今では、隣に住むご近所さんのように気楽だ。いつの間にかソル・ギョングは、いつも私たちのそばにいる親しみのある俳優になった。

つい最近までの「監視者たち」では、いるようないないような存在感で、いつも誰かを監視していた監視班のファン班長として生きていたソル・ギョングが、今回は優れた実力を持つスパイのチョルスとして戻ってきた。

「ザ・スパイ シークレット・ライズ」は、秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)にぴったりのコメディ映画だ。韓国最高のスパイであるキム・チョルスが、自身の作戦に妻ヨンヒ(ムン・ソリ)が割り込んでくることで繰り広げられる騒動を描いた。俳優は各自自分の任務を遂行しているが、彼らを見守る第三者の立場にとっては、これより面白ものはない。

誰も知らない間に国の仕事をする“準”公務員のチョルスと、いつも出張で忙しい夫のため、夜は一人で寝るのが常である客室乗務員のヨンヒ。二人の人生は死ぬほど深刻だが、見ている人にとっては彼らの人生が面白い。これがまさに「ザ・スパイ シークレット・ライズ」で披露されるコミカルコードだ。

インタビューのために会ったソル・ギョングもやはり、「この映画はコメディだが、私たちは笑わせない。各自の状況にベストを尽くした。無理に笑わせようとはしなかった」と述べた。

写真=マイデイリー DB
―映画が公開された後、反応はどうだったのか?

ソル・ギョング:地方に舞台挨拶に行った。上映前の舞台挨拶よりは、上映後の舞台挨拶の反応の方が良いようだ。不思議なのは、普通試写会には若い女性の方がたくさん来るものだが、今回は年配の方々もたくさん来た。年代が多様なのは有利な点だと思う。

―ムン・ソリとまた共演したが。

ソル・ギョング:本当にすごく気楽だった。ムン・ソリも気楽そうだった。プライベートな場で私にする行動をそのまま撮影をした。あ、殴ることは除いて。ムン・ソリは私に対して気楽に行動する傾向がある(笑) 気楽にうまく撮影できたようだ。

―映画の中で相手役がいるというよりは、一人で死闘を繰り広げているようだった。

ソル・ギョング:映画の中で私の任務があり、私の行く道を行く。そこにいきなり妻(ムン・ソリ)が割り込んで生じたドタバタ劇だから、そんな印象がするようだ。私の任務も遂行しなければならず、妻にも気を配らなければならなくて……。妻一人によって大騒ぎになる。

―現場ではアドリブも多かったようだ。

ソル・ギョング:一応、私はなかった。ムン・ソリ、コ・チャンソクがちょっとしたようだ。無理に笑わせようとはしなかった。チョルスが繰り広げる状況を他の人が見たときに面白いのだ。コ・チャンソクとラ・ミランがすごく笑わせた。ラ・ミランは考えただけでも面白い。私とライアン(ダニエル・ヘニー)は、各自の任務を一生懸命遂行した。

写真=マイデイリー DB
―あまりにも体をかえりみずに演技しているように見える。

ソル・ギョング:実際はそうでもない。肉体的に大変だとは感じなかった。銃で繰り広げるアクションが多かっただけだ。最初のシーンも、ただ叩くだけのアクションだった。そんなに大変なことはなかった。それでも大変だった部分は、ヘリコプターでのアクションだった。ダニエル・ヘニーの手足が長く、しかもヘリコプターが狭かったので大変だった。本当に大変だったのは、ムン・ソリだ。女優があんなにまで壊れることができるだろうか。

―相次いで多くの作品に出演するが、エネルギーの消耗が大きくないのか?

ソル・ギョング:充電は、新たな作品に出会ったら自然にできる。作品があるなら、休むわけにはいかないではないか。特に決めておいて生きるのは、違うように思う。不規則だ。作品がある時もあって、ない時もある。作品が入ってくると、休みたいという思いはしない。また良いシナリオを見ると気持ちが引き締まる。他の人がしてしまうんじゃないか、と。ハハ。今は二年間休まず作品に出演しているようだ。ありがたいことだ。

―こんな風に仕事をしていて、趣味を楽しむ時間はあるのか?

ソル・ギョング:趣味? 趣味は記者たちとのインタビューで、地方を巡る舞台挨拶だ(笑) しばらく前に、大邱(テグ)に舞台挨拶に行ったが、ある観客が私を見て恥ずかしがっていた。この前「監視者たち」の舞台挨拶の時に見た人だった。お互いに恥ずかしそうに笑った。

―「ザ・スパイ シークレット・ライズ」の強みは何だと思うか?

ソル・ギョング:コミカルな部分だ。思いもしなかったところで笑いが起こる。編集を行う過程でも、コミカルさを多く補強したようだ。また秋夕シーズンだから、家族で見るのもよさそうだ。地方の舞台挨拶に行ったが、老人から子供までいた。やはり秋夕には「ザ・スパイ シークレット・ライズ」だろう。ハハ。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ウンジ
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