「結婚の女神」コ・ナウン“はっきりした男性が好き、キム・ヒョヌみたいなタイプは嫌いです”
※この記事にはドラマ「結婚の女神」の結末に関する内容が含まれています
SBS週末ドラマ「結婚の女神」を見た未婚・既婚の男女が結婚について色々と考えたように、女優コ・ナウンも視聴者と同じ立場でドラマを見た。今年32歳で結婚適齢期の彼女にとっても「結婚の女神」は特別なドラマだった。
コ・ナウンは劇中でキム・ヒョヌ(イ・サンウ)の大学時代の後輩であるハン・セギョンに扮して熱演した。ハン・セギョンは大学生の頃から10年間キム・ヒョヌだけを見つめてきた純情派であり、常に正直で自信に満ちた人物だが、キム・ヒョヌの前では限りなく弱い女になる。
長い片思いの末にキム・ヒョヌと付き合うことになったが、いつも心は違うところにあるキム・ヒョヌの姿に気を揉んで不安を感じる。キム・ヒョヌは済州島(チェジュド)で偶然出会ったソン・ジヘ(ナム・サンミ)を忘れずに生きていたが、ちょうど結婚を考えた頃に自分のそばにいた優しい女性ハン・セギョンと婚約し、結局別れを告げる男だ。これに視聴者たちは「かわいそうだ」とハン・セギョンに同情し、コ・ナウンも視聴者と同じ気持ちだった。
「ハン・セギョンはとてもかわいそうな女性です。そして、現実には存在しなさそうな女性です。『こんな人がいるのだろうか』とも思ったし、一方では羨ましかったです。最近では10年間という長い間、一人の人だけに片思いして、想う人もいないでしょうから。本当に純粋な人だと思いました」
それならコ・ナウンの恋愛スタイルはどうか。予想通り、一生懸命に恋愛をする人だった。相手と別れる時に未練が残ったり、後悔しないように。
「会っている間は、できる限り熱心に恋愛をするタイプです。そうしてこそ、後で別れてしまう時になっても、それほど未練が残らないと思います。私は相手にとってクールな人になろうとします。相手を理解し、尊重しようとします。そして、それを受け入れてくれる人に出会うべきだと思います。私ははっきりと表現するタイプなので、はっきりした男性が好きです。だから、キム・ヒョヌみたいな男性は嫌いです(笑)」
劇中で、キム・ヒョヌは結局ハン・セギョンとの別れを選んだ。ハン・セギョンを女性として愛しているのではなく、結婚生活において便利な対象として考えていたことに気付いたためだ。実際に、30代の男女が思う結婚は20代のものとは違う。相手を本気で愛して結婚するよりは、結婚しなければならない時期にそばにいる人であり、別の人に出会うことも難しそうだし、結婚生活に大きな問題はないだろうと判断して結婚する場合が多いためだ。
「キム・ヒョヌは本当に気に入らないです。死ぬほど愛する立場では傷つきます。最近では、川の水が流れるように結婚するので責任感が少なくて、離婚率が高いんだと思います。心から愛する人と結婚するのなら幸せにしてあげなきゃと思いますが、実際はそんなケースは多くないでしょう。もちろん最初から離婚を考えて結婚するわけではありませんが、一生一緒に生きるという気持ちで結婚しなければならないと思います。だから、押されて結婚したくありません」
結婚と男女の愛について深く考えられる「結婚の女神」は、現実的なドラマだった。非常識で嫁をいじめる姑や携帯電話を盗み見る義母、金目当てで結婚する新婦などがドラマチックに描かれてマクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマのことジャンドラマ)のようだったが、既婚者たちには劇中の人物とエピソードが全てリアルに感じられ、大きな共感を呼び起こした。
「現実的なドラマだと思います。もちろん私は経験したことありませんが、周りからは台詞にも大きく共感したと言われました。結婚している人の中には姑問題が大きいと言う人もいますが、『結婚の女神』がその中の一つです。そういうことで、将来は良い姑の方に出会いたいです(笑)」
楽な気持ちを愛と勘違いして自分と会うキム・ヒョヌという人物のせいで、コ・ナウンは劇中で本当にたくさん泣いた。無神経に自分が恋心を抱いている女性と撮った写真を捨てずに置いていたこともそうだし、ハン・セギョンと義務的に会う姿も、ついに別れを告げたことまで、全てハン・セギョンの心をずたずたに切り裂いた。それゆえにハン・セギョンは数え切れないほど泣き、そんなハン・セギョンを演じるコ・ナウンもハン・セギョンと共に辛かった。
「泣くのが本当に大変です。普通泣いたら疲れ果ててしまいますが、泣く演技をすると目の下のくまが目立つようになり、生気の感じられない目になります。以前は泣く演技をする時に悲しかったことを思い出していましたが、最近では状況そのものを考えながら感情を表現しようとします。悲しかった記憶を思い出して泣くことと、その状況に入り込んで泣くことは違うと思います。最近では感情を掴むとき、状況に忠実にしようとします」
コ・ナウンは次はラブコメディやシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)の明るいキャラクターを演じたいと言う。だが、焦って走っていこうとは思わない。高いところにまでのし上がろうするのではなく、着実に演技することを目標にしているためだ。
「二十歳のときは焦る気持ちが沢山ありました。その時期が過ぎて30代になると、焦ってできるものではなく、与えられたことに最善を尽くすことが一番上手くやることのような気がしました。女優という職業は、休まずにずっと働けるものではないでしょう。働くときは忙しいのに仕事がないときは失業しているのと同然です。前は休んでいる間に気を揉んだりもしましたが、今はその時間をどのようにして上手く活用しようかと考えます。着実に実力を身に付けて、ずっと長く演技をやりたいです」
SBS週末ドラマ「結婚の女神」を見た未婚・既婚の男女が結婚について色々と考えたように、女優コ・ナウンも視聴者と同じ立場でドラマを見た。今年32歳で結婚適齢期の彼女にとっても「結婚の女神」は特別なドラマだった。
コ・ナウンは劇中でキム・ヒョヌ(イ・サンウ)の大学時代の後輩であるハン・セギョンに扮して熱演した。ハン・セギョンは大学生の頃から10年間キム・ヒョヌだけを見つめてきた純情派であり、常に正直で自信に満ちた人物だが、キム・ヒョヌの前では限りなく弱い女になる。
長い片思いの末にキム・ヒョヌと付き合うことになったが、いつも心は違うところにあるキム・ヒョヌの姿に気を揉んで不安を感じる。キム・ヒョヌは済州島(チェジュド)で偶然出会ったソン・ジヘ(ナム・サンミ)を忘れずに生きていたが、ちょうど結婚を考えた頃に自分のそばにいた優しい女性ハン・セギョンと婚約し、結局別れを告げる男だ。これに視聴者たちは「かわいそうだ」とハン・セギョンに同情し、コ・ナウンも視聴者と同じ気持ちだった。
「ハン・セギョンはとてもかわいそうな女性です。そして、現実には存在しなさそうな女性です。『こんな人がいるのだろうか』とも思ったし、一方では羨ましかったです。最近では10年間という長い間、一人の人だけに片思いして、想う人もいないでしょうから。本当に純粋な人だと思いました」
それならコ・ナウンの恋愛スタイルはどうか。予想通り、一生懸命に恋愛をする人だった。相手と別れる時に未練が残ったり、後悔しないように。
「会っている間は、できる限り熱心に恋愛をするタイプです。そうしてこそ、後で別れてしまう時になっても、それほど未練が残らないと思います。私は相手にとってクールな人になろうとします。相手を理解し、尊重しようとします。そして、それを受け入れてくれる人に出会うべきだと思います。私ははっきりと表現するタイプなので、はっきりした男性が好きです。だから、キム・ヒョヌみたいな男性は嫌いです(笑)」
劇中で、キム・ヒョヌは結局ハン・セギョンとの別れを選んだ。ハン・セギョンを女性として愛しているのではなく、結婚生活において便利な対象として考えていたことに気付いたためだ。実際に、30代の男女が思う結婚は20代のものとは違う。相手を本気で愛して結婚するよりは、結婚しなければならない時期にそばにいる人であり、別の人に出会うことも難しそうだし、結婚生活に大きな問題はないだろうと判断して結婚する場合が多いためだ。
「キム・ヒョヌは本当に気に入らないです。死ぬほど愛する立場では傷つきます。最近では、川の水が流れるように結婚するので責任感が少なくて、離婚率が高いんだと思います。心から愛する人と結婚するのなら幸せにしてあげなきゃと思いますが、実際はそんなケースは多くないでしょう。もちろん最初から離婚を考えて結婚するわけではありませんが、一生一緒に生きるという気持ちで結婚しなければならないと思います。だから、押されて結婚したくありません」
結婚と男女の愛について深く考えられる「結婚の女神」は、現実的なドラマだった。非常識で嫁をいじめる姑や携帯電話を盗み見る義母、金目当てで結婚する新婦などがドラマチックに描かれてマクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマのことジャンドラマ)のようだったが、既婚者たちには劇中の人物とエピソードが全てリアルに感じられ、大きな共感を呼び起こした。
「現実的なドラマだと思います。もちろん私は経験したことありませんが、周りからは台詞にも大きく共感したと言われました。結婚している人の中には姑問題が大きいと言う人もいますが、『結婚の女神』がその中の一つです。そういうことで、将来は良い姑の方に出会いたいです(笑)」
楽な気持ちを愛と勘違いして自分と会うキム・ヒョヌという人物のせいで、コ・ナウンは劇中で本当にたくさん泣いた。無神経に自分が恋心を抱いている女性と撮った写真を捨てずに置いていたこともそうだし、ハン・セギョンと義務的に会う姿も、ついに別れを告げたことまで、全てハン・セギョンの心をずたずたに切り裂いた。それゆえにハン・セギョンは数え切れないほど泣き、そんなハン・セギョンを演じるコ・ナウンもハン・セギョンと共に辛かった。
「泣くのが本当に大変です。普通泣いたら疲れ果ててしまいますが、泣く演技をすると目の下のくまが目立つようになり、生気の感じられない目になります。以前は泣く演技をする時に悲しかったことを思い出していましたが、最近では状況そのものを考えながら感情を表現しようとします。悲しかった記憶を思い出して泣くことと、その状況に入り込んで泣くことは違うと思います。最近では感情を掴むとき、状況に忠実にしようとします」
コ・ナウンは次はラブコメディやシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)の明るいキャラクターを演じたいと言う。だが、焦って走っていこうとは思わない。高いところにまでのし上がろうするのではなく、着実に演技することを目標にしているためだ。
「二十歳のときは焦る気持ちが沢山ありました。その時期が過ぎて30代になると、焦ってできるものではなく、与えられたことに最善を尽くすことが一番上手くやることのような気がしました。女優という職業は、休まずにずっと働けるものではないでしょう。働くときは忙しいのに仕事がないときは失業しているのと同然です。前は休んでいる間に気を揉んだりもしましたが、今はその時間をどのようにして上手く活用しようかと考えます。着実に実力を身に付けて、ずっと長く演技をやりたいです」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- カン・ソジョン
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