韓国版「家政婦のミタ」ソン・ジョンホ“チェ・ジウ先輩への執着を感じた”
「身長は何㎝ありますか?」
俳優ソン・ジョンホに会って、最初に尋ねた質問である。188cmという長身に長い足、がっしりとした肩幅まで、元モデル出身だけあって長身を誇りながらインタビュー現場に歩いて来る彼の姿に多少違和感を感じるほどだった。
それは多分、彼が演じた役柄のせいでもある。最近、韓国で放送を終了したSBS月火ドラマ「怪しい家政婦」でソン・ジョンホはストーカーのチャン・ドヒョン役を務めた。チャン・ドヒョンは、一人の女性を自分のものにするために彼女の夫や子供たちを全員殺し、自分の身分まで変えてしまったキャラクターである。愛のためにそこまでしたと言うには無理があるほど非常に非理性的な行動を見せ、むしろサイコパスに近かったチャン・ドヒョンを演じたソン・ジョンホとインタビューを行った。
本人は謙遜して話したが、ソン・ジョンホが演じたチャン・ドヒョンは家族ドラマ「怪しい家政婦」にスリラーを加えた。知ってみれば、チャン・ドヒョンがパク・ボクニョ(チェ・ジウ)のストーカーであるソ・ジフンだったことが明らかになったシーンは、肝を冷やすほど恐ろしかった。特に、パク・ボクニョを倉庫に閉じ込めたまま火を放ち「一緒に死のう」と言ったシーンは印象深く残っている。
「チェ・ジウ先輩に会って、この人を本当に自分のものにしたい、愛しているという執着の感情を感じながら撮影をしました。しかし、目の前にした実際のチェ・ジウ先輩はとても芸能人のような方でした。幼い頃からずっとファンとしてテレビで見てきた方なので、初めて会った時に近付いていくのが容易ではない感じがしましたが、いざ先輩に会ってみると、とても優しく配慮してくれて、演じる時も上手く息を合わせてくれました」
ソン・ジョンホは「以前は彼女が家に遅く帰ってきたり、露出のある服を着ることが嫌でした。しかし、年を取ってから少し許せるようになりました」と付け加えた。彼は40歳を間近に控えた年であり、結婚に対して考えなければならないので、恋をすれば自分自身のことは捨てようと思っていると答えた。
「結婚はコミュニケーションと信頼が大事だと思います。配偶者はたくさんの時間を共にする相手なので、更にお互いのことを理解し、話しが通じる人でなければならないと思います。また、恋をすれば、自分自身が持っているものや思っていたことを捨てる必要があると思います。そんな理由で、私が理解できる部分が多い人なら良いと思います」
「僕自身、まだ足りないところが多過ぎて演技の基礎も足りないと思います。幼い頃から演技をしてきた友人たちとは全く違うことを実感しますが、今は演技に対し、一味違った魅力がある職業だと思っています。ある時、急に撮影現場がとても面白いと思ったり、どんどん好きになっています」
これからソン・ジョンホは、多様な姿で人々に近付いていく予定だ。“室長”というイメージで固まってしまうことを避けるためにケーブルチャンネルtvN「応答せよ1997」では優しい兄役、映画「風と共に去りぬ」ではコミカルな役、「怪しい家政婦」ではストーカー役を演じたこともそのような理由があったからだ。このように、常に新しいキャラクターに挑戦する俳優になることが彼の願いである。
「徐々に欲が出てきて、初めて演技をする時は作品の中でただ自然に演じようと思いました。しかし、今は存在感のある俳優になりたいと思っています。人々に『あの人は本当に俳優だな』と言われるような俳優になりたいです」
俳優ソン・ジョンホに会って、最初に尋ねた質問である。188cmという長身に長い足、がっしりとした肩幅まで、元モデル出身だけあって長身を誇りながらインタビュー現場に歩いて来る彼の姿に多少違和感を感じるほどだった。
それは多分、彼が演じた役柄のせいでもある。最近、韓国で放送を終了したSBS月火ドラマ「怪しい家政婦」でソン・ジョンホはストーカーのチャン・ドヒョン役を務めた。チャン・ドヒョンは、一人の女性を自分のものにするために彼女の夫や子供たちを全員殺し、自分の身分まで変えてしまったキャラクターである。愛のためにそこまでしたと言うには無理があるほど非常に非理性的な行動を見せ、むしろサイコパスに近かったチャン・ドヒョンを演じたソン・ジョンホとインタビューを行った。
「ストーカーのキャラクター、合理化できなくて難しかった」
「ある役を務めることになったら、まず、そのキャラクターが悪い行動をしたり、良い行動をすることに対する妥当性を考えてみるのですが、チャン・ドヒョン役は合理化させる部分が全くありませんでした。もちろん、愛を基本的な土台にしましたが、そうするには余りにも度を越した役だったので、とても難しかったです」本人は謙遜して話したが、ソン・ジョンホが演じたチャン・ドヒョンは家族ドラマ「怪しい家政婦」にスリラーを加えた。知ってみれば、チャン・ドヒョンがパク・ボクニョ(チェ・ジウ)のストーカーであるソ・ジフンだったことが明らかになったシーンは、肝を冷やすほど恐ろしかった。特に、パク・ボクニョを倉庫に閉じ込めたまま火を放ち「一緒に死のう」と言ったシーンは印象深く残っている。
「チェ・ジウ先輩に会って、この人を本当に自分のものにしたい、愛しているという執着の感情を感じながら撮影をしました。しかし、目の前にした実際のチェ・ジウ先輩はとても芸能人のような方でした。幼い頃からずっとファンとしてテレビで見てきた方なので、初めて会った時に近付いていくのが容易ではない感じがしましたが、いざ先輩に会ってみると、とても優しく配慮してくれて、演じる時も上手く息を合わせてくれました」
「結婚?コミュニケーションと信頼が大事だと思う」
ストーカーの演技があまりにも印象的だったため、「実際にストーキングされたことがあるのか」と聞いてみると、彼は「僕はストーキングをする方に近いので、されたことはないです」と笑いながら答えた。一方、彼は自身の恋愛スタイルについて「少し、保守的な性向があると思います」と明かした。ソン・ジョンホは「以前は彼女が家に遅く帰ってきたり、露出のある服を着ることが嫌でした。しかし、年を取ってから少し許せるようになりました」と付け加えた。彼は40歳を間近に控えた年であり、結婚に対して考えなければならないので、恋をすれば自分自身のことは捨てようと思っていると答えた。
「結婚はコミュニケーションと信頼が大事だと思います。配偶者はたくさんの時間を共にする相手なので、更にお互いのことを理解し、話しが通じる人でなければならないと思います。また、恋をすれば、自分自身が持っているものや思っていたことを捨てる必要があると思います。そんな理由で、私が理解できる部分が多い人なら良いと思います」
「だんだん演技が面白くなってきました」
ソン・ジョンホは、今は急がずにゆっくりと演技の味を味わっているところだ。モデル出身として芸能界に足を踏み入れ、たまたまチャンスを得ていきなり演技を始めたため、オーディションに何度も落ちるという挫折も味わったが、そのおがげで遠くを見る余裕ができたという。「僕自身、まだ足りないところが多過ぎて演技の基礎も足りないと思います。幼い頃から演技をしてきた友人たちとは全く違うことを実感しますが、今は演技に対し、一味違った魅力がある職業だと思っています。ある時、急に撮影現場がとても面白いと思ったり、どんどん好きになっています」
これからソン・ジョンホは、多様な姿で人々に近付いていく予定だ。“室長”というイメージで固まってしまうことを避けるためにケーブルチャンネルtvN「応答せよ1997」では優しい兄役、映画「風と共に去りぬ」ではコミカルな役、「怪しい家政婦」ではストーカー役を演じたこともそのような理由があったからだ。このように、常に新しいキャラクターに挑戦する俳優になることが彼の願いである。
「徐々に欲が出てきて、初めて演技をする時は作品の中でただ自然に演じようと思いました。しかし、今は存在感のある俳優になりたいと思っています。人々に『あの人は本当に俳優だな』と言われるような俳優になりたいです」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョン・ヒョンジン、写真 : ソン・イルソプ
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