「7番房の奇跡」パク・シネ“今でもあのシーンの事を思い返すと涙が出てしまいます”
韓国で4人に1人が観た大ヒット作「7番房の奇跡」が、2014年1月25日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館他全国ロードショーとなる。20日、本作で父の冤罪を晴らすために奔走する娘イェスン役を演じた、パク・シネの記者会見が行われた。
アジアでの人気だけでなく、その実力をも裏付けた彼女を写真に収めようと、緊急に実施されることになった記者会見場には、50人を超える報道陣が詰めかけた。白い可憐なワンピースに身を包んだパク・シネは、父への愛に突き動かされる本作の役どころを熱く語り、演技派女優としての一面を覗かせた。
会見でパク・シネは映画について「当初、1千万人を突破するとは思っていなかったので、正直、大ヒットぶりに驚きました。多くの観客の方から愛情を寄せていただけたことがとても嬉しいです。イェスンという役に出会えたことがとても光栄です」と語り、「本作では魅力的な先輩方とご一緒させていただけたので、とても楽しくて幸せな一年でした」と振り返った。
以下はパク・シネとの質疑応答である。
―パク・シネさんは成長した後のイェスンを演じるにあたり、難しかった点はありますか?
パク・シネ:子供時代の感情を引き継ぐために、できる限り子供時代の撮影が行われている現場に行きました。大切な父と娘の別れのシーンの現場に立ち会えなかったのですが、監督から仮編集の映像を見せていただき、その時の感情を掴むことができました。なぜなら、映像と台本とは少しニュアンスが違っていて、映像を見て感情を引き継いでいきました。また私は擬似法廷で父親の冤罪を晴らすという役どころだったので、法廷での用語を自然と話せるようにするのは大変でした。でもイェスンの心になることで、自然に言葉が出てくるように演じられたと思います。
―共演者の方とのエピソードはありますか?
パク・シネ:私は個人的にコミカルなシーンも少なく、出番も少ない方だったのですが、刑務所のおじさんたちを訪ねていくシーンで先輩たちとご一緒させていただき、その時、先輩たちがアドリブで演技をされていて楽しかったです。
―最終弁論のシーンは緊迫した雰囲気でしたが、撮影現場はどんな感じだったのですか?
パク・シネ:最終弁論のシーンは、今でもそのシーンの事を思い返すと涙が出てしまいます。撮影の前日は緊張のあまり寝れないほどでした……。撮影の合間に感情が途絶えないよう、カメラに映っていないシーンでも先輩のみなさんが現場でイェスンを見守ってくださっていたんです。先輩方のイェスンを応援する眼差しに支えられ、私もイェスンの感情を掴んだ状態で撮影に臨むことができました。撮影の雰囲気はとても厳粛な雰囲気でしたよ。
―子役のカル・ソウォンちゃんについて。
パク・シネ:カル・ソウォンちゃんが演じるシーンにも現場で何度となく見ていましたし、台本の読み合わせは一緒にやっていました。周りの方からは二人がよく似ていると言われていました。
―観客の感想について。
パク・シネ:大きくなってから、自分の父親と関係が疎遠になっていたけど、本作を観て父親との関係を見直したというコメントを沢山いただき嬉しかったです。韓国には母性を描いた作品は多いのですが、父性を描いた作品が少ないように思います。私自身、子供時代から父に懐いていて、今でもとても仲が良いので、本作が娘が父親の関係を見直してくれる良いきっかけになってくれていたら嬉しいです。
―来日は何回目ですか?
パク・シネ:数えきれないほど来ています。2009年以降は本当によく来ていて、プライベートを含めると10回以上は来ていると思います。温泉が大好きなので、スケジュールが合わず、なかなか行けないのですが、いつも温泉に行くことを夢みています。また日本のスイーツはとっても美味しくて楽しみにしています。それから、冬なので札幌の「雪まつり」にも行きたったのですが、今年はタイミングが合わないので、来年は必ず行きたいです! あと大阪のお祭りにも行きたいですね。
―来年やってみたいことは?
パク・シネ:今年は私にとってとても意味深い一年でした。本作だけでなく、ドラマや短編映画の撮影もあり、年はじめから忙しい一年でしたが、私の中の新しい一面を発見することができた素晴らしい年でした。来年は2月から3月から撮影をスタートする予定の作品を検討中です。近いうちに次回作についてみなさんにご紹介できると思います。楽しみにしてください。
監督:イ・ファンギョン 脚本:イ・ファンギョン、ユ・ヨンア、キム・ファンソン、キム・ヨンソク
2013年/韓国/127分/カラー/スコープサイズ/5.1ch/韓国語/原題:7번방의 선물/英題:Miracle in Cell No.7/日本語字幕:小寺由香
配給:コムストック・グループ 配給協力:キノフィルムズ
(C)2012 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & FINEWORKS Co., Ltd. All Rights Reserved.
【ストーリー】
春になれば黄色いランドセルで学校へ。と夢見ていた知的年齢が6歳の父ヨングと、しっかりものの6歳の娘イェスンに突然の事件が影を落とす。ヨングは逮捕、収監。けれどもヨングが入れられた7番房の仲間たちが、イェスンを潜り込ませる大作戦を買って出たのだ。作戦は見事に成功。けれども二人の幸せな時間は長くは続かず……。
■関連サイト
・「7番房の奇跡」公式サイト
アジアでの人気だけでなく、その実力をも裏付けた彼女を写真に収めようと、緊急に実施されることになった記者会見場には、50人を超える報道陣が詰めかけた。白い可憐なワンピースに身を包んだパク・シネは、父への愛に突き動かされる本作の役どころを熱く語り、演技派女優としての一面を覗かせた。
会見でパク・シネは映画について「当初、1千万人を突破するとは思っていなかったので、正直、大ヒットぶりに驚きました。多くの観客の方から愛情を寄せていただけたことがとても嬉しいです。イェスンという役に出会えたことがとても光栄です」と語り、「本作では魅力的な先輩方とご一緒させていただけたので、とても楽しくて幸せな一年でした」と振り返った。
以下はパク・シネとの質疑応答である。
―パク・シネさんは成長した後のイェスンを演じるにあたり、難しかった点はありますか?
パク・シネ:子供時代の感情を引き継ぐために、できる限り子供時代の撮影が行われている現場に行きました。大切な父と娘の別れのシーンの現場に立ち会えなかったのですが、監督から仮編集の映像を見せていただき、その時の感情を掴むことができました。なぜなら、映像と台本とは少しニュアンスが違っていて、映像を見て感情を引き継いでいきました。また私は擬似法廷で父親の冤罪を晴らすという役どころだったので、法廷での用語を自然と話せるようにするのは大変でした。でもイェスンの心になることで、自然に言葉が出てくるように演じられたと思います。
―共演者の方とのエピソードはありますか?
パク・シネ:私は個人的にコミカルなシーンも少なく、出番も少ない方だったのですが、刑務所のおじさんたちを訪ねていくシーンで先輩たちとご一緒させていただき、その時、先輩たちがアドリブで演技をされていて楽しかったです。
―最終弁論のシーンは緊迫した雰囲気でしたが、撮影現場はどんな感じだったのですか?
パク・シネ:最終弁論のシーンは、今でもそのシーンの事を思い返すと涙が出てしまいます。撮影の前日は緊張のあまり寝れないほどでした……。撮影の合間に感情が途絶えないよう、カメラに映っていないシーンでも先輩のみなさんが現場でイェスンを見守ってくださっていたんです。先輩方のイェスンを応援する眼差しに支えられ、私もイェスンの感情を掴んだ状態で撮影に臨むことができました。撮影の雰囲気はとても厳粛な雰囲気でしたよ。
―子役のカル・ソウォンちゃんについて。
パク・シネ:カル・ソウォンちゃんが演じるシーンにも現場で何度となく見ていましたし、台本の読み合わせは一緒にやっていました。周りの方からは二人がよく似ていると言われていました。
―観客の感想について。
パク・シネ:大きくなってから、自分の父親と関係が疎遠になっていたけど、本作を観て父親との関係を見直したというコメントを沢山いただき嬉しかったです。韓国には母性を描いた作品は多いのですが、父性を描いた作品が少ないように思います。私自身、子供時代から父に懐いていて、今でもとても仲が良いので、本作が娘が父親の関係を見直してくれる良いきっかけになってくれていたら嬉しいです。
―来日は何回目ですか?
パク・シネ:数えきれないほど来ています。2009年以降は本当によく来ていて、プライベートを含めると10回以上は来ていると思います。温泉が大好きなので、スケジュールが合わず、なかなか行けないのですが、いつも温泉に行くことを夢みています。また日本のスイーツはとっても美味しくて楽しみにしています。それから、冬なので札幌の「雪まつり」にも行きたったのですが、今年はタイミングが合わないので、来年は必ず行きたいです! あと大阪のお祭りにも行きたいですね。
―来年やってみたいことは?
パク・シネ:今年は私にとってとても意味深い一年でした。本作だけでなく、ドラマや短編映画の撮影もあり、年はじめから忙しい一年でしたが、私の中の新しい一面を発見することができた素晴らしい年でした。来年は2月から3月から撮影をスタートする予定の作品を検討中です。近いうちに次回作についてみなさんにご紹介できると思います。楽しみにしてください。
「7番房の奇跡」
キャスト:リュ・スンリョン(「王になった男」)、パク・シネ(「美男ですね」)、カル・ソウォン(映画初出演)、チョン・ジニョン(「トンイ」)、オ・ダルス(「オールド・ボーイ」)、パク・ウォンサン(「外事警察 その男に騙されるな」)、キム・ジョンテ、チョン・マンシク(「息もできない」)、キム・ギチョン他監督:イ・ファンギョン 脚本:イ・ファンギョン、ユ・ヨンア、キム・ファンソン、キム・ヨンソク
2013年/韓国/127分/カラー/スコープサイズ/5.1ch/韓国語/原題:7번방의 선물/英題:Miracle in Cell No.7/日本語字幕:小寺由香
配給:コムストック・グループ 配給協力:キノフィルムズ
(C)2012 NEXT ENTERTAINMENT WORLD Inc. & FINEWORKS Co., Ltd. All Rights Reserved.
【ストーリー】
春になれば黄色いランドセルで学校へ。と夢見ていた知的年齢が6歳の父ヨングと、しっかりものの6歳の娘イェスンに突然の事件が影を落とす。ヨングは逮捕、収監。けれどもヨングが入れられた7番房の仲間たちが、イェスンを潜り込ませる大作戦を買って出たのだ。作戦は見事に成功。けれども二人の幸せな時間は長くは続かず……。
■関連サイト
・「7番房の奇跡」公式サイト
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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