トゥゲウォルのキム・イェリム「今年も新しい私に期待して欲しい」 ― オーディション出身歌手たちの反乱
オーディション出身歌手たちの反乱
しばらくの間、韓国はオーディションブームに揺れた。嵐のような人気を集めたMnet「SUPER STAR K」を皮切りに、MBC「偉大なる誕生」、SBS「K-POPスター」、KBS 2TV「TOPバンド」、Mnet「Voice Korea」まで、数多くのオーディション番組が誕生した。そして、そのオーディション番組が生み出したスターたちは、芸能界の至る所で活躍している。視聴者たちが自ら選んだことで更に信頼が生まれ、そのためにより馴染みのあるオーディションスターたち。彼らの今が知りたい。
トゥゲウォルのキム・イェリム…Mnet「SUPER STAR K3」
しっかりした人魚姫。自他共に認める「SUPER STAR K」の“毒舌審査委員”イ・スンチョル(RUI)も、キム・イェリムには賞賛一色だった。ついには「人魚の声だ」という表現でキム・イェリムを一気に人魚姫に仕立てた。それだけ聞く人を魅了する魅力的な声の持ち主。米ニューヨークで予選に參加した時から注目されていた人物だ。「SUPER STAR K3」を通じて出会った師匠ユン・ジョンシンの元に行ったキム・イェリムは、デビューアルバムから大成功し、プロの世界で安定した地位を確立、“怪物新人”の誕生を予告した。―最近1stアルバム「Goodbye 20」を発売した。
キム・イェリム:2013年に発売した2枚のミニアルバムと新曲2曲を合わせたフルアルバムだ。2013年に20歳になったし、デビューして初めて自分の名前で音楽を始めた年でもあるので、特に記憶に残る20歳を過ごしたと思う。一年を整理しながら「Goodbye 20」というタイトルで初のフルアルバムを発売することになった。
―まさに「Goodbye 20」だ。キム・イェリムの20歳はどうだったのか。
キム・イェリム:20歳という年齢は、10代の頃に一番期待して夢見る年なので、私もそんな気持ちで迎えた。期待した以上に面白くて素敵な一年だった。もちろん同じ年頃の人たちがすることを全部やってみたわけではないけれど、それ以上に愛されたと思う。大人になった最初の一歩だったと思うと、本当に素敵な一年だった。
―アルバムや演技、バラエティ、グラビアなど、あらゆる分野で活動した。一番楽しくて面白い分野は何だったのか?
キム・イェリム:考えてみると一年間、音楽以外でも沢山活動した。音楽を除いて考えると、写真を撮ることが好きなので、グラビア撮影は遊ぶような気持ちで楽しくしていたと思う。一番難しかったのは、どうしてもバラエティだった。でも、やればやるほど学ぶことも沢山あるようだったので、少しずつ成長していきたい。
―「2013 MAMA」で新人賞を受賞した。その時に伝えられなかった感想はあるか?
キム・イェリム:その時は本当に驚いた。どんなことを言ったらいいのか分からなくて、あまり感想を言えなかった。これから年を重ねるほどにもっと良い歌で、もっと良い歌手に成長していく姿を見守って頂きたいとお伝えしたい。
―最近Mnet「SUPER STAR K5」が終了した。放送は見たのか? 目を引く参加者はいただろうか?
キム・イェリム:最後の決勝戦を見に行ったけれど、パク・ジェジョン君の決勝のステージが記憶に残っている。爽やかな少年の声と感性がステージでよく表現されていると思った。
―キム・イェリムに「SUPER STAR K」とは?
キム・イェリム:時間が過ぎても私のスタートを思い出すといつも記憶に残っているようなところだ。故郷のような感じもするし、幼い頃からの私の夢を実現させてくれた存在で、アラジンの魔法ランプのようでもある。思い出すたびに感謝している。
―あらゆるところでオーディション出身歌手たちの活躍が目立つ。キム・イェリムが考えるオーディション出身歌手の長所と短所は?
キム・イェリム:長所は、どうしてもデビュー前から沢山の人から関心を受け、愛されるということだ。だから実際にデビューした時も、新人なのに沢山関心を持って頂けて、本当に感謝している。短所と言えば、関心と共に期待も膨らむことだ。私も歌手としての第一歩を踏み出した時、期待に応えられない時は悲しかった。
―ソロ活動中だが、トゥゲウォルとしてはいつ見ることができるのだろうか。
キム・イェリム:2014年に具体的な計画が出てくると思う。“2014年ぐらい”という小さなヒントが今は全てだ。
―2014年、21歳になったキム・イェリムの活動計画を聞かせてほしい。
キム・イェリム:「SUPER STAR K3」の時から私のことを応援してくださっている方々は、私が非常に変わったとおっしゃる。外見も、音楽も、印象も、21歳はまた違う雰囲気で準備したい。以前の私とは違う新しい私に期待していただけると嬉しい。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョン・ジウォン
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