「ドクター異邦人」カン・ソラ“私は運が98%、実力1%、努力1%”
「私は運が98%、実力1%、努力1%です」
女優カン・ソラ(24)はデビューから今までの自身の活動に対して、運が相当部分で作用したと語る。2009年に映画「4時間目推理領域」でデビューして、「サニー 永遠の仲間たち」で人気を得て、映画「パパロッティ」、ドラマ「ブッとび!ヨンエさん」「ドクター・チャンプ」「ドリームハイ2」「おバカちゃん注意報」「ドクター異邦人」などに出演して休まず活動してきたが、これはみんな運のおかげというのが彼女の主張だ。しかし98%の運の他に、実力が1%、努力が1%が作用したためだろうか。最近、SBS月火ドラマ「ドクター異邦人」(脚本:パク・ジヌ、演出:チン・ヒョク)でオ・スヒョン役を演じたカン・ソラは、確かに以前より成長した姿を見せてくれた。よりいっそう成熟した表現で人物の内面を表現し、女優として一段階レベルアップした姿だった。
カン・ソラは最近、マイデイリーとのインタビューで「台本を見た後、スヒョンの役どころがしたいと言った。魅力的で序盤に性格がよく表れてよかった。もっとうまくできていたらと思う部分、違うようにしていたらと思う部分もある」と口を開いた。
彼女は、「スヒョンが最初に思ったのとは違う方向に軟らかくなった面がある。スヒョン役は気を使うことが多かったが、後半部に入ると単純化させた。最初は自分でも方向を定めて関係を考えた。ところが前後についてあまりにも考えてみると、自ら足を引っ張ることになった。後で相手に対する思いと関係が変わる時に理解しようと努力した」と明らかにした。
「オ・スヒョンは、かわいそうで複合的な人物だ。あちこちに絡まったことがとても多いから、とてもかわいそうだ。不可能だということを本人だけが分からないから、より気の毒だった。表面的に見た時には足りないことがないように見えたが、感情移入してみれば本当に痛ましかった。でもそんな気の毒な面がちらっとだけ見えなければならないから、基本的には堂々としようとした。スタイリングや言葉遣いにも気をつけた」
カン・ソラはオ・スヒョンのキャラクターだけでなく、メディカルジャンルのために多くの準備をした。普段アメリカドラマが好きで胸部外科医役を希望した彼女は、「10年後にメディカルドラマをまたしたい。その時は内科や神経外科の医師をしたい。医者役のためにドラマもたくさん見て、直接練習もたくさんした。いっそ下手な役どころなら気楽だが、中途半端にうまくできる役どころだから難しいことは難しかった」と打ち明けた。
カン・ソラは好評を博した嗚咽演技に対して、「状況が気の毒だった」と切り出した。彼女は自分を捨てた実の母親の死の前で愛憎の涙を流して、視聴者たちを涙ぐませた。これに「誰もが共感できる感情だった。実は両親の死は生まれて多く経験することだから。特にスヒョンは母親と話もまともにしたこともなく別れなければならなかったので、どれほど後悔したことだろう」と告白した。
さらにカン・ソラは、「ドクター異邦人」の撮影現場について、「現場はいつも楽しかった。友達にパク・ヘジン兄さんとイ・ジョンソクのサインをもらってほしいという頼みを受けた。『ドクター異邦人』は二人だけでなく、チャ・ジンス役のパク・ヘジュン、中堅俳優たちが全員ハンサムでよかった」と述べた。
「イ・ジョンソクはこうだと思ったらそうではなくて、こうかと思ったらまたそうでない。すごく様々な魅力を持っており、いたずらをしているようで真剣だ。幼いようにも見えるが大人びている。チン・セヨンは話をする時のリアクションもいいし、よく話しかけてくれる。現場で見える姿勢がよい女優だ。(パク)ヘジン兄さんは、私たちの中で一番年上だ。だからそうなのか、より多く兄さんと一緒に行動した。慰めてくれて力をくれて、食べるものにもよく気を配ってくれた。実際には、私の年齢で同じ年代の俳優に会う機会が多くないのにラッキーだ」
そのように「ドクター異邦人」で一段階成長したカン・ソラは、もうデビューして6年目であることに改めて驚いた。「演技では、まだ始まったばかりじゃないですか?」と言った彼女は、「6年目になるまでに、何かが積み上げられたというよりは、ミスを減らし、どのように準備をしていくのかについて、もう少し分かるようになるようだ。以前は何も考えずにやったが、今では少し分かるようになった」と明らかにした。
年下のスタッフたちの「姉さん」という声に、少しは変化を感じているというカン・ソラは、「年相応にしなければならないということを思う」と言いながら笑った後、「もうどこ行っても末っ子ではない。イタズラももう無理かなと思う時がある。まだデビューしていない友達にアドバイスしたりもするが、助けになりたいと思う」と説明した。
またカン・ソラは、「20代の女優飢饉」という言葉が出る時点で休むことなく活躍していることについて、「でも私は権限がそれほどなかった」と切り出した。彼女は、「他の人に比べて運が良かった。運が98%だ。実力が1%、努力が1%だ。デビューした時も運でできたと思って、偶然と運が重なったことが多い。自ら運がいいと思う。私も不思議だ。いつもオーディションを終えて出てきたらダメだと思うが、よく見ていだだいて感謝する」と告白した。
「もともと演出の勉強がしたかった。中学校の時に『オペラ座の怪人』の映画と来韓公演を見て魅了された。ミュージカル舞台の美術、演出の方をしたかった。そうして大学の時に演技のオーディションの経験を積むのもよいだろうと考えてオーディションを受けたが、それがきっかけでデビューをするようになった。演技する考えはなかったが、続けても悪くないと思ってしていたのがここまで来た。今は演技からうまくしようという考えが先にくる。演出は後にしたい。これまでの活動を見てみると、よく休みながら来たと思う。とても狂ったように働きながら来た感じではなく、残念に思うこともある。ただこれから行く道がはるかに遠いために、今すぐは安定感をもっと感じられたらいいと思う。カン・ソラが登場する時は、不安じゃない程度に考えてもらえたら嬉しい」
カン・ソラは最近、ケーブルチャンネルtvNの新ドラマ「ミセン-未生-」(脚本:チョン・ウンジョン、演出:キム・ウォンソク)への出演を決めた。「ミセン-未生-」は平凡なサラリーマンの仕事と情熱をリアルに描く作品で、劇中カン・ソラは隙も見せずに高い業務能力を見せる、問題のある新入社員アン・ヨンイ役を演じる。「ミセン-未生-」は韓国で10月放送される予定だ。
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- 記者 :
- ホ・ソルヒ、写真 : ハン・ヒョクスン
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