「抱きしめたい~ロマンスが必要~」ナムグン・ミン“あのキスシーンは、一番の出来だと思っています!”
10年以上の演技キャリアを持つベテラン俳優ナムグン・ミン。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」では、ヒロインの上司であり、恋愛関係に発展し三角関係を繰り広げるカン・テユンを演じた。
もともとのシリーズに惚れ込み、監督に自らカン・テユン役をやりたいと手を上げたという彼に、作品の魅力や撮影エピソードを聞いた。
ナムグン・ミン:もともと「ロマンスが必要」シリーズが大好きで、シナリオ作家のチョン・ヒョンジョンさんの、甘美な中にも人の心を動かすセリフのスタイルが気に入っていたんです。それで監督にカン・テユン役をぜひやりたいとお話し、快く「よし、やってくれ」と言われて、とてもうれしかったですね。
―カン・テユンというキャラクターについて紹介してください。
ナムグン・ミン:ジュヨン(キム・ソヨン扮) の上司で、仕事に対してはとてもクールな完璧主義者です。仕事の時は怖くて冷たいけれど、プライベートではお兄さんように温かい存在、会えば優しく慰めてくれる。過去にはつらい恋愛の経験をしています。そんなキャラクターです。
―そんなカン・テユンの魅力は?
ナムグン・ミン:仕事とプライベートとを徹底的に分けることができるところかな。仕事の時は、本当にクールだけれど、温かい人間的なところや誠実なところがちゃんとあるのが、魅力ではないでしょうか。
―カン・テユンとナムグン・ミンさんの似ているところと違うところは?
ナムグン・ミン:カン・テユンには女心を揺さぶるんだけれど、自分ではそれに気づかない、そういうところがあります。ちょっと女泣かせな感じですよね。でも、私には全然そういうところはありません。似ているところは、クールなところと温かいところの両方を持っているところかな。
―カン・テユンを演じる上で、気をつけたポイントは?
ナムグン・ミン:彼のキャラクターをよく理解して、彼の表には現れない心の奥にあるような部分も自然に演じられるように努力しました。心の中では感情が渦巻いていても、それを表に出すキャラクターではないので大げさに表現せず、気持ちを繊細に表現しようとした点でしょうか。
―キム・ソヨンさんやソンジュンさんの第一印象は? 共演してみてどうでしたか?
ナムグン・ミン:2人とも第一印象、良かったですよ。特にキム・ソヨンさんの場合は、私がこれまで会った人の中で一番、外見と実際の人柄が、いい意味で違う人でした。クールビューティーで少し話しかけづらいイメージを持っていたんですが、実際はとても優しくて気立てがよくて……。こんなに美しい人が、こんなに気さくでいいのかと思うほどでした。ソンジュンさんは、モデル出身だけあって、背も高くすらりとしてカッコいいですね。性格もよくて、とても自然な演技ができる演技力のある人でした。
「今までやったキスシーンの中で、いちばんの出来でした」
―カン・テユンはセリョンを忘れるために、ジュヨンとデートしたりしますよね。彼の行動は理解できましたか?ナムグン・ミン:理解できなくて、ちょっと困りました。そんなことをするなんて、悪い人じゃないですか(笑) でも、ドラマを見ている人には「ああ、彼には、そうするしかなかったんだな。何か訳があるのかもしれない」と思わせなければならないので、ちょっと大変でした。なんとか表現できて、共感できるところがあると感じた人もいると思いますよ(笑)
―愛を告白するセリフは、典型的な恋愛ドラマのセリフでしたが、どう思われましたか?
ナムグン・ミン:お茶を飲みながら、あなたはとてもきれいだ、愛らしい……と話す場面ですね。男性から見れば恥ずかしくなるようなセリフですが、女性の方には好評だったようです。
―もし実際に三角関係になったとしたら、ナムグン・ミンさんはどうしますか?
ナムグン・ミン:2人の男性が1人の女性をめぐって争う三角関係なら、その男性が誰かによって変わるでしょうね。もし深い友情で結ばれた親友なら、私が譲歩することもあるでしょうが、そういう関係ではない男性だったならば、最後まで譲らないと思いますよ。2人の女性が私をめぐって争っている場合は、私の方からどちらが好きか、ちゃんと意思表示をしてはっきりさせます。そうすれば問題は解決ですよね(笑)
―キム・ソヨンさんとのキスシーンが話題でした。エピソードはありますか?
ナムグン・ミン:他のドラマより濃厚なキスシーンでしたね。今までやったキスシーンの中で、いちばんの出来だと思っています。リハーサルにも時間をかけました。どういう角度から撮ればキスをした時に美しく見えるかなど、監督とも話し、アドバイスもたくさんいただきました。おかげで本番は一発オーケーで、お互いの気持ちが通い合うような自然なキスシーンになったと思います。
―キスシーンの他に印象に残っているシーンはありますか?
ナムグン・ミン:ジュヨンが私のことを好きになり私の家に来るのですが、そこで私が冷たく拒絶するシーンがあります。ひどい男だと思うような場面です。普通だったらそういったシーンは私も悩むところですが、このドラマではそんな感情を排して、わざと冷たく演じました。そのシーンが一番記憶に残っています。
―ジュヨン、セリョン、ミンジョン、ヒジェの4人の中でナムグン・ミンさんの理想のタイプは?
ナムグン・ミン:ジュヨンですね。ジュヨンは本当に心優しい女性です。私ももう、理想のタイプを外見だけで判断する年ではありません。ジュヨンは優しくて、愛する人に配慮するキャラクターです。そんな心のきれいなジュヨンが理想のタイプですね。
―ドラマの撮影が終わった今だから話せることはありますか?
ナムグン・ミン:そうですね……。ドラマではジュヨンとワンの恋愛において、ジュヨンから見た時、ワンの正反対にいる人物が必要でした。それがテユンなんです。キャラクターには、私自身の感情の動きから自然に演じられるキャラクターと、自分は共感できなくても劇中での役割上演じなければならないキャラクターがあります。テユンの場合、特に中盤以降はその比重が高かったようです。
「俳優生活の中で、最も甘く最も切ないメロドラマ」
―撮影中、バレンタインデーに日本のファンから差し入れがあったそうですが?ナムグン・ミン:撮影当時、日本のファンの皆さんが何度も訪ねて来てくださいました。寒い中、苦労して撮影していた監督やスタッフも、本当に喜んでいました。あの時は、きちんとお礼ができなかったので、この機会にお礼を申し上げます。とても寒い日に、心まで暖かくしてくれるコーヒーをいただいて、とても楽しく撮影ができました。本当にありがとうございました。
―ハードなスケジュールの中、ナムグン・ミンさんだけの健康管理法は?
ナムグン・ミン:健康にいい料理をよく食べることですね。高麗人参、梨の果汁、プロポリス、スクアレン、健康ビタミンなども摂取するように努力しています。できるだけ塩分を控えて、体に良くない物は食べないようにしていますね。そして何よりも睡眠を十分にとるようにしています。
―ドラマの見どころと、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ナムグン・ミン:皆さんこんにちは。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」で、カン・テユン役を演じたナムグン・ミンです。このドラマは、私の俳優生活の中で、最も甘く最も切ないメロドラマとなりました。恋愛をしている方なら共感していただけるドラマでしょう。少々キザで、甘い魅力のあるカン・テユンのキャラクターを楽しんでください。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」をたくさん愛してくださいね。どうかよろしくお願いします。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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