放送終了「プロデューサー」脚本ほど輝いたキム・スヒョンの演技力…“シーズン2が見たいです”
写真=KBS 2TV「プロデューサー」スクリーンショット
KBS 2TV金土バラエティドラマ「プロデューサー」が大きな話題の中、20日の放送を最後に放送終了となった。劇中でラ・ジュンモ(チャ・テヒョン)は新入りプロデューサーのペク・スンチャン(キム・スヒョン)に「バラエティ番組は、拍手がもらえるうちに去ることはできない。潰れてこそ終わることができるんだ」と話したが、拍手がもらえるうちに去った「プロデューサー」は例外であった。「プロデューサー」はKBSバラエティ局が野心を持って準備した作品だ。MBC「僕の妻はスーパーウーマン」、KBS 2TV「棚ぼたのあなた」、SBSドラマ「星から来たあなた」など執筆した作品ごとにヒットを記録したパク・ジウン脚本家が台本を手がけるだけで業界の期待が寄せられた。ここにMBC「太陽を抱く月」に続きSBS「星から来たあなた」を通じてホットな韓流スターに浮上したキム・スヒョンが合流し、関心度を高めた。
それだけではない。キム・スヒョンをはじめ、チャ・テヒョン、コン・ヒョジン、IU(アイユー)などのトップスターを一つの作品の中で見れるというところや、キム・ジョングク、ソ・ギチョルKBSアナウンサーなどの意外なキャスティング、ユン・ヨジョン、少女時代のユニットであるテティソ、チャン・ヒョク、パク・ジニョン、イ・スンギ、ソン・へなど50人を超える豪華なトップスターのカメオの出演、イ・スンチョル(RUI)、ペク・チヨン、キム・ボムス、キム・ヨヌなど一つの作品に集合することはなかなかないトップ歌手たちのOST(劇中歌)への参加など、「プロデューサー」が用意した食卓のメニューは軒並み豪華な食材でできていた。
「プロデューサー」はKBSの編成枠も動かし、強力なパワーを見せた。金土の同じ時間帯である午後9時15分に放送時間を合わせるために既存番組の放送時間を縮小させたり、時間帯を変更させた。放送の最終週だった第11話と第12話は、10分ずつ延長した90分に拡大編成された。これは「プロデューサー」であるからこそ可能なことだった。KBSの死活がかかっていると言っても過言ではないほど、「プロデューサー」の成功はある程度予告されていることでった。
しかし、「名物にうまいものなし」という諺のように、放送前から視聴者の期待があまりにも大きく、これを果たして「プロデューサー」が満足させることができるだろうかという懸念もあった。そんな中、先月15日にベールを脱いだ第1話に対して評価が分かれると、制作陣は演出者としてピョ・ミンスプロデューサーを緊急合流させ、視聴者の指摘が多かった部分を補完した。ピョ・ミンスプロデューサーの投入は“神の一手”であった。何よりも主人公たちのラブストーリーが目立つほど活かされた。
ラブストーリーに火が付いてから、「プロデューサー」も飛び始めた。行方の分からないラブストーリーを描きながら、バラエティ局の中で展開される現実的な問題も逃さなかった。主人公たちの周辺人物も個性溢れるタッチで描かれた。80分の放送時間がどう流れたのが気が付かないほど、「プロデューサー」にはキャラクターも台詞も、シーンも捨て所がなかった。パク・ジウン脚本家の筆力はさすがであった。
パク・ジウン脚本家の筆力ほど驚くべきはキム・スヒョンの存在感と演技力であった。隙だらけの新入りプロデューサーペク・スンチャン役に扮したキム・スヒョンは「星から来たあなた」のト・ミンジュンが見えないほど魅力的なキャラクターを完成させ、“信頼して作品が見れる俳優”というキム・スヒョンの修飾語を証明してみせた。キム・スヒョンは「プロデューサー」の全体に影響力を及ぼすほどの存在感をアピールし、「プロデューサー」を通じてどんなキャラクターも演じられる俳優として成長した。
しかし、全12話という「プロデューサー」の短い放送はバラエティ局のリアルな一面はもちろん複雑なラブストーリーをすべて描くには足りなかった。もっと食べることができるのに、食卓の料理を下げられた気分だ。これに先立ち主演の4人は制作発表会で「ドラマが本当に面白く、シーズン2の話をした」「シーズン2が制作されれば、出演する」と約束していた。視聴者の物足りない気持ちを制作陣がシーズン2で埋めてくれることを期待したい。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ウイン
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