コン・ユ「同世代のカン・ドンウォン、チョ・インソン、コン・ユが登場するような作品も面白いと思う」
映画「新感染 ファイナルエクスプレス」でデビュー15年にして映画人の夢の舞台と呼ばれるカンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩き、映画「密偵」では念願だったソン・ガンホとの共演を果たした。そして誰もが望むであろう、キム・ウンスク脚本家の新作の主人公となり、2016年下半期を自分の年にする準備を終えた。いつの間にか30代後半を過ぎ、悩みも心配も多いが、相変わらず特有の“少年らしさ”を保っている俳優。注目している後輩の男性俳優はいるかという質問には、すぐに答えず熟慮する、老練した雰囲気と純粋さが共存する男コン・ユに出会った。
―第69回カンヌ国際映画祭の話は欠かせない。旅の疲れは取れたか。コン・ユ:短いスケジュールだったし、現地で少しバタバタしたが、気分は本当に良かった。韓国に帰ってきて、また行ってみたいと思った。ほんの少しの間、幸せな夢を見たような気がした(笑)
―“資本主義的な笑顔”ではなく、歯ぐきを見せながら心から笑う姿が目を引いた。
コン・ユ:ハハ。以前は作り笑いのように見えたかな?(笑) 実は「新感染 ファイナルエクスプレス」はコンペティション部門に出品されたわけでもないし、行くという話を聞いたときも「僕たちが行く? 本当に?」という反応が先だったので、本当に祭りを楽しむ気持ちで行った。そういうふうに思ったにもかかわらず、海外のメディアが僕たちを歓迎してくれて、人がたくさんいるところに行ったらテンションがあがる感じがした。もちろんある程度、格式を整えなければならない席だったので、守るべきことは守ったが、本当に幸せで笑ったことは事実だ。デビュー後初めて経験することだった。
―現場が海外だっただけに、確かに韓国とは違う雰囲気だったと思う。
コン・ユ:その通りだ。僕は韓国でもレッドカーペットをたくさん歩いた俳優ではない。個人的に授賞式を気楽には考えられないし、恐怖心もある。若いときより時間が経てば経つほどそのような席は居心地が悪くなる。ところが、今回は少し違っていた。
―“カンヌの女王”で同じ事務所に所属しているチョン・ドヨンからアドバイスはなかったか?
コン・ユ:この頃先輩がドラマの撮影で忙しくて、「男と女」を撮っていたときや、以前ほどは頻繁に連絡をしていない。だから、カンヌについてのコメントは特になかった。最近僕がなんとなく「暑い日、撮影お疲れ様です」とメールを送ったのが連絡の全てだ。
―午前2時に上映が終わったミッドナイトスクリーニングでかつてない賛辞を受けたというニュースが韓国でもすぐに伝えられた。
コン・ユ:ひょっとして僕たちが失望するのではないかと思った関係者の方々が、上映前から「ミッドナイトには海外メディアはたくさん来ないかもしれないし、コンペティションより反応が薄いかもしれない」と何度も言っていた。それで「僕たちは賞をもらうために来たわけじゃないから」と冷静に見ていた。僕も完成した映画を初めて見たので気になったが、思わぬ歓迎を受けてとても嬉しかった。“かつてない反応”についても最初は「ただよく表現してくれただけだろう」と思ったが、現地にいらっしゃった方々や記者の方々に繰り返して言われる中で「本当に良いことなんだ」と受け入れるようになった。
―完成した映画はどうだったか。夏の公開を控え、自慢できることは?
コン・ユ:何よりCGについて心配していた。初めてシナリオをもらってから、撮影をするときまで、CGは予め見ることができる領域がないじゃないか。だから「CGで失敗して、没入感が落ちたらどうしよう」とすごく心配した。カンヌで上映されたバージョンはCGが完璧ではなかったにもかかわらず「良かった」と思ったし、ある程度心配も解消された。たぶん観客の立場でも「不自然な部分がない」とは思わなかったはずだ。でも、映画に入り込むに当たって、その不足感が問題にはならなかったと思った。映画が足りなければ欠点から指摘するはずだが、欠点を覆うほど出来のいい作品で、監督に感謝している。
―「新感染 ファイナルエクスプレス」がカンヌ国際映画祭に招待され、「監督を見直した」と言ったが。
コン・ユ:ヨン・サンホ監督は自分が壊れて周りを笑わせるタイプだ。俳優の前でもいつも自分から冗談を言うし、現場の雰囲気をリードした。監督だが、友達のような感じが強くて、ため口で話した。そしてカンヌには一緒に行けなかったが、(マ)ドンソク兄さんも現場で和気藹々とした雰囲気を作り出すのに大きな役割を果たした。カンヌでも兄さんについての反応がとても良くて僕たちも残念だった。韓国を離れる前まで「兄さん、本当に行けないのか。今ドラマが重要なわけではない。一生に一度かもしれないチャンスだ」と冗談半分、本気半分でメールを送ったりもしたが、結局一緒に行けなかった。それでも現地で(チョン)ユミさんと僕がずっと現場の雰囲気を伝えていたら、とても喜んでくれた。兄さんが「新感染 ファイナルエクスプレス」の真のマスコットだ。
―カンヌの浜辺で「新感染 ファイナルエクスプレス」チームや所属事務所の人たちとすごく自由に歩いている姿を見た。ゆったり楽しんでいるように見えた。
コン・ユ:仕事を全部終えたら緊張が一気に解けた。そのまま韓国に戻るのは惜しくて「新感染 ファイナルエクスプレス」チーム皆で一緒に夕食を食べて浜辺の道を歩いた。「韓国映画の夜」(主催:映画振興委員会)に行くため歩いたようだ。あの日、もともとユミさんと僕はそのスケジュールが予定されていなかったが、ヨン・サンホ監督がご飯を食べながら「『お嬢さん』チームは俳優も皆参加するのに、僕だけ一人で行くのは本当に寂しくて気まずいと思う」と言っていた。だからユミさんに監督の士気を高めてあげようと言って一緒に行くことにした。スーツを着て格式を整えなければならない席だったらもっと悩んだと思うが、気楽に行ってもいいと言われた。さらにユミさんはスリッパを履いて出てきたのでそれだけ履き替えて行った。監督がとても喜んだ。「来て良かった」と思った。
―その場で出会った「お嬢さん」チームとの写真も話題になった。
コン・ユ:あの写真が公開されるとは思わなかった。ただ海外で楽しくお酒を一杯飲みながら気楽に撮ったのにSNSに掲載されていた。(キム)テリさんが写っていたのは「韓国映画の夜」のときに撮られたもので、もう一枚は僕たちが席を移して撮ったものだ。「韓国映画の夜」のときに会って挨拶してお話して、僕から「他のところでもう一杯飲みませんか」と提案した。チョ・ジヌン先輩とプライベートで話したのは初めてだったが、普段からとても好きな俳優で、そういう機会でなければ韓国だとわざわざ飲みに誘うのは難しいじゃないか。(ハ)ジョンウ兄さんともとても久しぶりだったので、すぐ別れるのはなんだか寂しかった。僕には最終日だったし。今考えてみると、疲れてるのに年下が行こうと言うから、しぶしぶ行かれたのではないかという気もするが、僕は本当に嬉しかった。
―「新感染 ファイナルエクスプレス」がこの夏の競争作の中で一番先に公開を決めた。韓国での反応と成績への期待もあるだろう。
コン・ユ:「新感染 ファイナルエクスプレス」は最初から夏を目標に制作すると聞いたので、夏の公開はそれほど負担にはならなかった。夏に一番ふさわしい作品でもあるし。ところでボーンシリーズと僕たちの公開も同じ? ああ、一週間後? じゃあそのとき、マット・デイモンも来韓するのかな? 僕もしばらく海外に出てから来韓するか。マットデイモンの後ろに付いて一緒に写真撮られたりして(笑) ふぅ~、冗談だ。期待よりは不安やプレッシャーの方がもっと大きい。
―どんな面で?
コン・ユ:カンヌで公開されたことが「新感染 ファイナルエクスプレス」を知らせるのにマーケティングの面でかなり役に立ったことは事実だが、いずれにせよ、少し遅れて公開されるときは、カンヌに行ってきたことが完全に忘れられそうだ。最近はマーケティング効果が急速に拡大してもすぐにしぼんでしまうので、心配せざるを得ない。そしてカンヌでの反応が良くて歓迎を受けたとしても、韓国でも全く同じだとは思わない。逆に期待が大きすぎるのではないかと思う。周りから称賛されたとき、それが毒になるケースをたくさん見てきたので、1000万人動員の話まで出てきたときは怖くなったりもした。期待が大きければ失望も大きいので。ふたは開けてみなければ分からないと思う。
―もう少しプレッシャーを与えるなら、「新感染 ファイナルエクスプレス」だけでなく、キム・ジウン監督とソン・ガンホと共にした「密偵」にキム・ウンスク脚本家のドラマ「トッケビ」まで。下半期はコン・ユの年になる見通しだ。
コン・ユ:ものすごくプレッシャーになる。本当だ。事前にそういう話がたくさん出ても、いざ結果が思ったより良くなければ、僕が言ったことじゃなくても俳優としてはかなり気まずくなる。だから僕は絶対そういうふうに思わない。結果は誰にも分からないので、そういう部分については中立を守ろうと思っている。ただし、僕が良くて選択した企画だったが、過程と違ってたまには結果が芳しくないときがある。期待していたことより足りないときもある。しかし「新感染 ファイナルエクスプレス」は想像し、予想していた部分が満たされたので興行成績とは関係なく、僕個人的には満足できる作品になると思う。
―実は、「新感染 ファイナルエクスプレス」以上に気になる作品が「密偵」だ。
コン・ユ:シナリオが僕に届いたとき、意外だと思った。すごく突然渡された。だが、時代劇をやったこともないし、時代劇よりはあの頃の時代劇へのロマンがあった。衣装もクラシックで素晴らしくて、僕がその当時の絵に入ればどうだろうかという期待と憧れがあった。シナリオは当然良かった。重要な構図がソン・ガンホ先輩と僕が対立することだが、以前インタビューでも何度も言ったように、ソン・ガンホ先輩はいつか機会あれば必ず一度ご一緒したい先輩だった。「男と女」のときに(チョン)ドヨン先輩への期待があったが、ソン・ガンホ先輩はその“男性俳優バージョン”というか? 憧れだったお2人と共演できて、また相次いで出演することができて「今年は何だか運が良さそうだ」とも思った。
―それでもものすごい監督、ものすごい先輩と一緒に映画を作る過程は特別だったと思う。新人時代を除けば、完璧な主人公として作品をリードしてきたじゃないか?
コン・ユ:どんな監督、どんな俳優らと一緒にするかによって現場の雰囲気はいつも変わるしかない。「密偵」は「新感染 ファイナルエクスプレス」に比べて緊張感がもっと高かった作品であることは事実だ。映画の大きな軸をあまりにも大物の方としなければならなかったし、監督には「迷惑をかけたくない。僕をキャスティングしたのを後悔させたくない」という欲があった。その全てがプレッシャーになった。撮影の序盤には子供のようにソン・ガンホ先輩と監督に本当にうまくできることを見せてあげたかったし、認めてもらいたかったし、優しい目で見てもらって愛されたい気持ちが大きかった。でも、その気持ちがとても大きくて、その勢いで疲れてしまった。時間が過ぎてから少しずつ落ち着きを取り戻したと思うし、その過程で監督にトレーニングしてもらったりした。今は整理がついてこのように言葉で説明できるが、現場では気が気でなかった。
―難しく大変だったが、もっと遅くなる前に、コン・ユにとって絶対に必要な時間だったのでは?
コン・ユ:とても良い、高価なトレーニングを受けた気分だ。「僕がしっかりしなければこの中で絶対に生き残れないだろう」という気持ちだけだった。自分に割り当てられた自分の役割をどうしてもやり遂げなきゃと思って、どの瞬間もすごく必死だったし、一日一日を数えながら生きていた現場だった。監督は偏狭と思わなかった部分を偏狭だと感じるようにしてくれた方だ。否定的に思っていた部分が肯定的に思えるようにもなった。俳優が備えるべき資質をもう一つプレゼントしてくれたのではないかと思う。心より感謝している。
―そのような悩みを先輩のソン・ガンホに打ち明けたりしたか。お酒が好きな方で有名じゃないか?
コン・ユ:正直に言えば、撮影するときはそれほど飲み会が多くなかった。キム・ジウン監督は作品のビジュアルのために照明と光をたくさん利用するが、監督が望む顔の角度とラインがあった。僕は監督の要望に応えるためその角度を維持しなければならなかったし、絶対に顔が太ってはいけなかった。それで先輩にお酒についてはお願いした。先輩も中国ロケのとき、ホテルで僕が毎日自転車に乗って体の管理をしていることを知っていた。むしろ「お前、本当にすごい。尊敬する」と称賛してくれて、お酒を飲もうとは言わなかった。ときには映画を撮りながら一緒にお酒を飲むのも、作品の良い土台になることもある。だが、僕はそのような部分にまで気を配ることができなかったし、最近ポスターの撮影をしたときも、先輩にそんな部分についてもう一度お礼を言った。そしたら「全然大丈夫」と言ってくれた。認めてもらったので本当に有難くて感謝した。
―「密偵」は制作段階から“1000万プロジェクト”という噂が韓国の映画界に広がっていた。
コン・ユ:そういう話を聞くと怖い。恐ろしくて怖くなる。人間だから期待しないと言ったら嘘になるが、本当に嘘ではない僕の本音は、僕の目標はいつも損益分岐点ということだ。僕は夢が大きくない。「欲がないフリをしてる」と言う人もいるかもしれないが、僕は自分の親にも幼い頃から「男は度胸も大きく野望も持つべきだが、お前は夢が小さい」とよく言われていた。大きな映画の主演俳優として責任は感じるが、それは俳優として感じる責任感の方がもっと大きい。僕に重要なのは現場なので、残りの部分についての関心は最大限抑えようと努力する。数字には決してこだわらない。100万人を超えるのも難しい映画がたくさんあるのに、1000万人を動員する映画が以前より多くなったことで、この頃は“1000万”という言葉をあまりにも簡単に使うのではないかと思ったりする。ますます小さな映画が入り込む余地はなくなり、多様性もなくなるような気がして残念だ。たまに劇場で映画を見に行くと、ひどいと思うときがある。多数派が見ない映画はいったいどこで見ろというのかと思う。結局時間が合わなくて、IPTVで見ることになる。
―「新感染 ファイナルエクスプレス」のプロモーション活動を皮切りに、下半期は休みなく働くことになるだろうが、それに備えて準備はしているか?
コン・ユ:する前は「どうしよう、どうしよう」と弱音を吐いたりするが、結局ぶっつけ本番だ(笑) 一番心配になるのは撮影とプロモーションが重なったときだ。一番望んでないことでもある。一度やってみたらとても大変だった。結果が良くて大変でも、その大変さを忘れて働きたい。
―休みがなくなるしかない大きな理由の一つはどうしてもドラマだと思う。何と4年ぶりのドラマ復帰だ。ファンたちがそれほど望んでいだラブコメディでもあるし。
コン・ユ:まだとても慎重にならざるを得ない。ドラマは出演が決まったこと以外に何も進んでいないからだ。この前決まったばかりで、これから作っていくのが課題のように残っている。何か進展があれば色々な話を申し上げられるのではないかと思う。この作品も期待と関心が高くて俳優として心配になる部分はある。キム・ウンスク脚本家とは何度かお会いしたが、結果と数字に負担を感じる方は脚本家とプロデューサーではないかと思った。前作があまりにも成功したし、その次回作だから。だから脚本家に「そのような負担を持たないで、楽しく、良い思い出になるよう、一緒に作ってみよう」と申し上げたし、脚本家は「そう言ってくれてありがとう」と答えてくれた。
―数年間、映画に邁進し、相次いでスケール感のある作品を選んでいたため、ドラマ出演が意外だという反応もある。
コン・ユ:「男と女」「新感染 ファイナルエクスプレス」「密偵」を休みなく撮って、僕が好きでやったことたが、疲れてエネルギーがなくなった。特に「密偵」を撮るときは、自分の限界について真剣に考えた。自己嫌悪に陥ることもあったし、綺羅星のごとくすごい先輩たちとご一緒したので、相対的に剥奪感と劣等感も感じた。たくさん反省した。初めて感じた感情だった。だから回復しなければならないという動機が僕には必要で、それがドラマだった。幸いにも僕に愛情を持ってくださる脚本家さん、監督の下で動けば「失った自信を取り戻せるのではないか、遊び場のような機会を作ってもらえるのではないか」という信頼ができた。楽しく遊べる場を設けてもらったような気がした。最初から最後まで汗をいっぱい流して遊んだら、失った部分を埋めることができるのではないかという期待もあった。
―インタビューの度に共演したい先輩、あるいは女優について言及し、それが実現されたケースも相当ある。その意味で今回は注目している後輩の男性俳優がいるか聞きたい。
コン・ユ:ハハハ。ありきたりな話だが、以前は自分の演技を見ても平気だった。ところで、いつからか恥ずかしくて見られなくなった。今回カンヌで「新感染 ファイナルエクスプレス」を見ながらも、言えない恥ずかしい部分があったし、「僕があれをあんなふうにしたのか」と一人でつぶやいたりした。他の人は違うと言っても俳優本人には分かる。そして、そんなことがますます多くなる。このような考えをするようになる時期が来たようだ。そんなときはお酒を飲みながら一人で嘆いたり、初心に戻ろうと努力もする。だから後輩についての話になると、慎重になる。後輩と言っても、僕もまだ先輩たちの後輩だ。先輩からますます難しくなるという話をよく聞く。僕が若かった頃はそんなことをよく知らなかった。「僕のスタイルだから」と臆面もなく言ったが、今は違う。知れば知るほど怖くなる。確かに最近になって「お前はもっと厚かましくなる必要がある」とよく考える。臆病で、それだけ萎縮したりして、自信がかなりなくなった。
―それで思い出す男性俳優は誰もいないか?
コン・ユ:ああ、後輩よりも、チョン・ウソン先輩、イ・ジョンジェ先輩の「太陽はない」のように、同じ年頃の俳優と同じフレームに収まる作品に出演したい気持ちはある。同じ映画で共演するのが難しい俳優たちがいる。同じ年頃の俳優はほとんど同じ役をもって競争するので、同じ作品に出演するのは難しい。俳優たちの気が合って少し企画力だけ頭を突き合わせて悩むなら、一度ぐらいは十分やってもいいプロジェクトではないかと思う。チェ・ドンフン監督がケイパームービー(金庫破り映画のジャンル)を作ることはあるが、その作品を見ても同じ年頃の俳優は一人だけだ。例えばカン・ドンウォン、チョ・インソン、コン・ユが一つの作品に登場することを想像してもいいじゃないか。もっと遅くなる前に、40代になる前に、それでもまだ青春だと言えるときに、そういうフィルモグラフィーを残してみるのも面白いと思う。製作者と監督が「駄目~大変」と言うだけで、俳優たちは皆、似たような気持ちではないかと思う。
―“CMの長期契約の神”として有名だ。どんな商品のモデルをしても存在感が誰より強いが、いつか後輩に譲るときは惜しいだろう。
コン・ユ:縁というものがあると思う。直接ビジネスする所属事務所が関係をうまく維持することも大きな理由になると思うし、CMを作る立場でモデルとして温かい目で見てくれる部分もあると思う。そのような部分についてはいつも感謝している。何より大きな事件や事故もなく、物議を醸さずよく生きている僕にも感謝しているし、褒めてあげたい(笑) 特に運がいいと思った部分は、新しくローンチされたブランド、あるいは商品のモデルを何度もすることができたことだ。一緒にスタートし、苦労してブランドとして安定した地位を獲得し、今に至ったということについて、モデルとして誇りもある。映画、ドラマとはまた違うが、CMも作品として見るなら、同じブランドのモデルを長年していると本当に愛情が生まれる。自分の子供のような感じがする。だから色々なモデルをするのも良いが、2~3年間長くすることが、モデルとしてかなり嬉しいことだという事実に気付いた。そして世代交代はいつでもできると思うので自然に、美しく見送ってあげたい。
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エディター:キム・ドゥリ、インタビュー:チョ・ヨンギョン、フォトグラファー:チェ・ヨンビン、ビハインド・フォトグラファー:ピョ・ミョンジュン、スタイリスト:イ・ヘヨン、ヘアスタイリスト:イム・チョル、メイク:カン・ユンジン
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- 記者 :
- チョ・ヨンギョン
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