ユン・バク、ドラマ「女王の花」を語る
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
ユン・バク:立派な諸先輩方や、仲間たちと一緒に「女王の花」に出演することができ、またこの作品を通して韓国と日本の皆さんにお会いすることができて大変幸せで、光栄に思っています。
―演じたパク・ジェジュンの魅力は何でしょうか?
ユン・バク:ジェジュンは、葛藤を覚えながらも両親の望み通りに生きてきましたが、カン・イソルという女性に出会って少しずつ自立をしていくキャラクターです。自分の思った通りに行動し、変わっていくところがこのキャラクターの魅力ではないかと思います。
―ユン・バクさん自身とパク・ジェジュンとは似ている面、違っている面はありますか?
ユン・バク:ジェジュンと異なる点は、両親の言う通りには生きず、自分のしたいように生きてきた点です。今俳優をやっているのも、自分がやりたい、やろうと思ったからです。似ている点は、ジェジュンも最終的には自分がやろうと思っていることを何とかして成し遂げるので、その点が似ていると思います。
―パク・ジェジュンを演じる上で特に気をつかったところはありますか?
ユン・バク:前作の「家族なのにどうして」で演じた理性的でクールなキャラクターは、僕自身とは正反対のキャラクターでした。「女王の花」ではそのようなイメージから脱却してみようと思いました。パク・ジェジュンは裕福で、両親や兄など周りの人たちの影響でどうしても御曹司の雰囲気が出てしまいがちになると思うのですが、私はあえてそういった雰囲気をできるだけ出さないように演じました。パク・ジェジュンが持っているいたずらっ子のような部分をどうすれば表現できるか、そこに力を注ぎました。そして人間ユン・バクの天真爛漫で明るいところ、自分の本来の姿をキャラクターに反映させようと努力しました。
―欲深い母親のせいで、ストレスがたまり病院にまで運ばれてしまうジェジュンに共感できるところはありますか? また演じる上で難しかったところは?
ユン・バク:母親の言う通りにずっと生きてきて、自分の意思をずっと抑えに抑えていた子どもの不満が爆発する。そんなジェジュンの深い内面を表現するのが難しかったですね。共通点のところでも申し上げたように、自分がしたいと思っていることを何とかして成し遂げようとがんばっている所は共感できます。
―イ・ソンギョンさんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:撮影以外でも親しくしてもらい、それが助けになって上手く演じられたように思います。ある演技をやってみようと思った時に、お互いが親しければやりやすいじゃないですか? 私が失敗をしても受け入れてもらえるし、上手くやれればお互いうれしいし、お互いにリラックスして演じることができました。
―初めに相手役がイ・ソンギョンさんと聞いた時の第一印象と、共演してみて印象は変わりましたか?
ユン・バク:イ・ソンギョンさんは、背が高いと聞いてはいたのですが、どのくらい高いのかは知りませんでした。初めて会ったとき、本当に背が高いので驚きました。一般的に「カップル」のイメージは背の高い男性が、女性を守るようなイメージがあると思うのですが、彼女とはそういう感じにはならないんですね。身長の差は、どうしても克服できない部分ではあるのですが、でも演技していくうちに慣れていきました。
ユン・バク:エピソードというより、今まで海外に行ったことがなくて、今回のロケで初めて海外に行きました。なので、台湾でのこと一つ一つが私にとってはすべてが思い出で、大切な時間です。
―ジェジュンはイソルの前では愛嬌を振りまいたり、甘えたりすることが多かったですが、普段のユン・バクさんはどうですか?
ユン・バク:普段の私も同じような感じですよ。台本を読んだ時は少し恥ずかしく感じましたが、演じるとなったら恥ずかしさは感じませんでした。ただ、ジェジュンとイソルのシーンでは監督からアドリブを度々要求されて苦労しました。アドリブで演じるのですが、なかなか監督やスタッフたちの思っているようにはできなくて「スクールに行ってアドリブを勉強してきて…」なんて言われてしまうほどでした。
―ガールフレンドや家族の記念日に、サプライズイベントをやるほうですか?
ユン・バク:ガールフレンドの誕生日だったら1ヶ月前から彼女の親しい友達に手伝ってくれるよう頼みます。店を貸し切りにして風船なども飾って準備して、当日ガールフレンドと二人でデートをして、お酒でも一杯飲もうかと店に誘います。そこに友達が突然現れて「サプライズ!」みたいな感じで…。その上ワカメスープまでこっそり準備してもらってです。
―兄役のイ・ジョンヒョクさんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:俳優を志す前から、友達からイ・ジョンヒョクさんと似ているとよく言われました。俳優になってからはイ・ジョンヒョクさんと兄弟の役をやってみたいと常々思っていましたから、今回その機会がやってきたわけです。「イ・ジョンヒョク」という俳優に憧れていたので、共演できて親しくしてもらって、とてもうれしかったです。プライベートでも先輩が所属している野球チームを紹介してくれて、野球も一緒にやっています。野球は好きなだけでやったことがなかったのですが、楽しんで習いながらやっています。
―先輩は怖くはありませんでしたか?
ユン・バク:実は、学生時代も後輩よりは先輩たちとの付き合いのほうが多かったんですね。自分はまだまだ足りないところが多い人間なので、失敗しても広い心で受けとめてくれるのは、年上の人じゃないですか。相手が年下の場合は、年上の自分が面倒をみたり、リードしたりしなければいけないのですが、自分はまだまだそういうことが上手くできないので、先輩方と一緒の時のほうが、むしろリラックスできるようです。
―ライバル役のカン・テオ(5urprise) さんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:カン・テオさんは多才な人だと思うんですね。台本の読み合わせの時も、声も良くて上手でした。ところが撮影現場に来ると、とても緊張してしまって自身が持っている力を100%発揮できないみたいでした。私も足りない部分がありますから、それでお互いに話し合いながら、上手く演じられるようにしていきました。
―共演したシーンで印象に残っているシーン、面白かったシーンや危なかったシーンはありますか?
ユン・バク:酒に酔って私の家の前でケンカになってしまうシーンがあるのですが、アクション指導の先生もいなくて、監督と話し合いながらやっていきました。殴ったり殴られたりするアクションなのですが、2人ともアクション経験が少ないせいもあって、なかなかリアルな感じにならず、NGを連発して撮影に苦労しました。ケガはしなかったのですが、殴られて倒れるシーンで何度もNGになるので、砂ぼこりが付いてしまった衣装を撮り直す度にきれいにしなければならなくて、スタイリストの方が苦労していました。
ユン・バク:イソルとジェジュンが海に遊びに行くシーンがあるのですが、台本では2人が波打ち際でじゃれあうという感じで書いてありました。しかし、そのようにやってもあまり面白い感じにはならなかったんです。それで、私が事前の打ち合わせもなしに、突然海に飛び込んだんです。服を乾かして、再び海に飛び込んでというのを、寒い時期でしたが繰り返して、撮影した記憶があります。
―記憶に残っているセリフやシーン、日本のファンの方に、これは聞き逃して欲しくないというセリフがあったら教えてください。
ユン・バク:序盤で、台湾で母親がジェジュンを説得するための最後の手段として、絶壁から身投げしようとするシーンがあります。なぜそうまでしなければならないのか、その胸中を語るシーンが出てきます。母親の人物像や、彼女がなぜ頑なに反対するのかを物語る重要なシーンとして記憶に残っています。印象に残っているセリフは、具体的には思い出せないのですが、イソルのことを愛称で呼ぶ設定になっていて、愛称の「肉まん」と言うのがとても恥ずかしくて、お互いにぎこちない感じになってしまって…愛称で呼ぶ演技に少し苦労したことを思い出します。
―最後の撮影が終わった時のインタビューで涙を流していましたね。
ユン・バク:泣きたくて泣いていたのではなくて、自然に涙があふれてきてしまったんです。このドラマは、前作の「家族なのにどうして」が終わって、皆さんにある程度知られるようになって、これからが正念場だという段階で参加した作品でした。そんな時に大変大きな役をいただいたので、プレッシャーや責任を感じるとともに「よし、やってやるぞ」という気持ちもありました。そうやって始めたドラマが、とうとう50話を撮り終え、クランクアップの時を迎えると思うと、これまでの日々がとても愛おしく感じられたんです。そして色々な感情がよみがえってきて、自然と涙があふれてきたんです。本当にとても良い時間を過ごすことができ、ドラマを終えてしまうのが惜しいという気持ちにまでなりました。
―今回の作品は、ユン・バクさんにとってどのような作品になりましたか?
ユン・バク:俳優としての認知度と立ち位置を確固たるものにしてくれた作品だと思っています。
―今後どんな俳優を目指していますか?
ユン・バク:俳優として常にすばらしい演技を皆さんにお見せできるとは限りませんが、会社に勤める人たちが、どんな時も毎日仕事に出かけるように、ディレクターが常に作品を作り出していくように、私もたゆまぬ努力をして、常に何かの作品に出演しているような俳優になりたいです。そして、色々なキャラクターを通して、皆さんに私の姿を見てもらえるようになるのが今の目標です。
―バラエティー料理番組「お家ごはんペク先生」にも出演していますが、よく料理はするほうですか?
ユン・バク:料理にはとても関心があります。父がよく料理を作ってくれたんです。その影響があると思います。「お家ごはんペク先生」は人気番組で、先生について料理を学び、料理対決を繰り広げる番組ですが、私にはそのコンセプトが合っているようで、収録がある度に好きな料理を学びに行くような気持ちで収録に出かけています。上手には作れませんが、料理をするのは好きですね。
―「女王の花」をご覧になる日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ユン・バク:こんにちは。日本の皆さん。「女王の花」でパク・ジェジュンを演じているユン・バクです。誰でも人生の目標に向かって歩んでいく時は、様々な葛藤をがあったり、色々な壁にぶち当たったりするものだと思います。このドラマはそういった人生の困難を乗り越えていく姿を描いたドラマです。ドラマに出ている人が何を望んでいて、どうやって困難を克服していくか、そういったところに注目しながらご覧になるとより一層楽しめるドラマだと思います。50話という大作ですが、最後まで多くの関心をお寄せくださることを願っています。ありがとうございます。
(C)2015 MBC
「野王~愛と欲望の果て~」キム・ソンリョンの初主演作にして、韓国放送時には圧倒的な中毒性で同時間帯視聴率No.1を独走した2016年最もセンセーショナルな愛憎劇「女王の花」のDVD-SET1・2・3が好評発売中だ。
ユン・バクは主人公、レナの生き別れた娘で純真なイソル(イ・ソンギョン) と恋に落ちるジェジュン役を演じた。2PMなど、多くの人気グループが在籍するJYPエンターテインメントに所属し、ドラマ「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」で一躍大ブレイクを果たした俳優ユン・バク。役柄と自身が似ている点、憧れの俳優との共演、撮影の裏話などたっぷり語ってもらった。
ユン・バク:立派な諸先輩方や、仲間たちと一緒に「女王の花」に出演することができ、またこの作品を通して韓国と日本の皆さんにお会いすることができて大変幸せで、光栄に思っています。
―演じたパク・ジェジュンの魅力は何でしょうか?
ユン・バク:ジェジュンは、葛藤を覚えながらも両親の望み通りに生きてきましたが、カン・イソルという女性に出会って少しずつ自立をしていくキャラクターです。自分の思った通りに行動し、変わっていくところがこのキャラクターの魅力ではないかと思います。
―ユン・バクさん自身とパク・ジェジュンとは似ている面、違っている面はありますか?
ユン・バク:ジェジュンと異なる点は、両親の言う通りには生きず、自分のしたいように生きてきた点です。今俳優をやっているのも、自分がやりたい、やろうと思ったからです。似ている点は、ジェジュンも最終的には自分がやろうと思っていることを何とかして成し遂げるので、その点が似ていると思います。
―パク・ジェジュンを演じる上で特に気をつかったところはありますか?
ユン・バク:前作の「家族なのにどうして」で演じた理性的でクールなキャラクターは、僕自身とは正反対のキャラクターでした。「女王の花」ではそのようなイメージから脱却してみようと思いました。パク・ジェジュンは裕福で、両親や兄など周りの人たちの影響でどうしても御曹司の雰囲気が出てしまいがちになると思うのですが、私はあえてそういった雰囲気をできるだけ出さないように演じました。パク・ジェジュンが持っているいたずらっ子のような部分をどうすれば表現できるか、そこに力を注ぎました。そして人間ユン・バクの天真爛漫で明るいところ、自分の本来の姿をキャラクターに反映させようと努力しました。
―欲深い母親のせいで、ストレスがたまり病院にまで運ばれてしまうジェジュンに共感できるところはありますか? また演じる上で難しかったところは?
ユン・バク:母親の言う通りにずっと生きてきて、自分の意思をずっと抑えに抑えていた子どもの不満が爆発する。そんなジェジュンの深い内面を表現するのが難しかったですね。共通点のところでも申し上げたように、自分がしたいと思っていることを何とかして成し遂げようとがんばっている所は共感できます。
―イ・ソンギョンさんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:撮影以外でも親しくしてもらい、それが助けになって上手く演じられたように思います。ある演技をやってみようと思った時に、お互いが親しければやりやすいじゃないですか? 私が失敗をしても受け入れてもらえるし、上手くやれればお互いうれしいし、お互いにリラックスして演じることができました。
―初めに相手役がイ・ソンギョンさんと聞いた時の第一印象と、共演してみて印象は変わりましたか?
ユン・バク:イ・ソンギョンさんは、背が高いと聞いてはいたのですが、どのくらい高いのかは知りませんでした。初めて会ったとき、本当に背が高いので驚きました。一般的に「カップル」のイメージは背の高い男性が、女性を守るようなイメージがあると思うのですが、彼女とはそういう感じにはならないんですね。身長の差は、どうしても克服できない部分ではあるのですが、でも演技していくうちに慣れていきました。
(C)2015 MBC
―台湾ロケでの思い出に残っているようなエピソードはありますか?ユン・バク:エピソードというより、今まで海外に行ったことがなくて、今回のロケで初めて海外に行きました。なので、台湾でのこと一つ一つが私にとってはすべてが思い出で、大切な時間です。
―ジェジュンはイソルの前では愛嬌を振りまいたり、甘えたりすることが多かったですが、普段のユン・バクさんはどうですか?
ユン・バク:普段の私も同じような感じですよ。台本を読んだ時は少し恥ずかしく感じましたが、演じるとなったら恥ずかしさは感じませんでした。ただ、ジェジュンとイソルのシーンでは監督からアドリブを度々要求されて苦労しました。アドリブで演じるのですが、なかなか監督やスタッフたちの思っているようにはできなくて「スクールに行ってアドリブを勉強してきて…」なんて言われてしまうほどでした。
―ガールフレンドや家族の記念日に、サプライズイベントをやるほうですか?
ユン・バク:ガールフレンドの誕生日だったら1ヶ月前から彼女の親しい友達に手伝ってくれるよう頼みます。店を貸し切りにして風船なども飾って準備して、当日ガールフレンドと二人でデートをして、お酒でも一杯飲もうかと店に誘います。そこに友達が突然現れて「サプライズ!」みたいな感じで…。その上ワカメスープまでこっそり準備してもらってです。
―兄役のイ・ジョンヒョクさんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:俳優を志す前から、友達からイ・ジョンヒョクさんと似ているとよく言われました。俳優になってからはイ・ジョンヒョクさんと兄弟の役をやってみたいと常々思っていましたから、今回その機会がやってきたわけです。「イ・ジョンヒョク」という俳優に憧れていたので、共演できて親しくしてもらって、とてもうれしかったです。プライベートでも先輩が所属している野球チームを紹介してくれて、野球も一緒にやっています。野球は好きなだけでやったことがなかったのですが、楽しんで習いながらやっています。
―先輩は怖くはありませんでしたか?
ユン・バク:実は、学生時代も後輩よりは先輩たちとの付き合いのほうが多かったんですね。自分はまだまだ足りないところが多い人間なので、失敗しても広い心で受けとめてくれるのは、年上の人じゃないですか。相手が年下の場合は、年上の自分が面倒をみたり、リードしたりしなければいけないのですが、自分はまだまだそういうことが上手くできないので、先輩方と一緒の時のほうが、むしろリラックスできるようです。
―ライバル役のカン・テオ(5urprise) さんと共演してみていかがでしたか?
ユン・バク:カン・テオさんは多才な人だと思うんですね。台本の読み合わせの時も、声も良くて上手でした。ところが撮影現場に来ると、とても緊張してしまって自身が持っている力を100%発揮できないみたいでした。私も足りない部分がありますから、それでお互いに話し合いながら、上手く演じられるようにしていきました。
―共演したシーンで印象に残っているシーン、面白かったシーンや危なかったシーンはありますか?
ユン・バク:酒に酔って私の家の前でケンカになってしまうシーンがあるのですが、アクション指導の先生もいなくて、監督と話し合いながらやっていきました。殴ったり殴られたりするアクションなのですが、2人ともアクション経験が少ないせいもあって、なかなかリアルな感じにならず、NGを連発して撮影に苦労しました。ケガはしなかったのですが、殴られて倒れるシーンで何度もNGになるので、砂ぼこりが付いてしまった衣装を撮り直す度にきれいにしなければならなくて、スタイリストの方が苦労していました。
(C)2015 MBC
―その他のシーンでNGが多かったり、苦労したシーンはありましたか?ユン・バク:イソルとジェジュンが海に遊びに行くシーンがあるのですが、台本では2人が波打ち際でじゃれあうという感じで書いてありました。しかし、そのようにやってもあまり面白い感じにはならなかったんです。それで、私が事前の打ち合わせもなしに、突然海に飛び込んだんです。服を乾かして、再び海に飛び込んでというのを、寒い時期でしたが繰り返して、撮影した記憶があります。
―記憶に残っているセリフやシーン、日本のファンの方に、これは聞き逃して欲しくないというセリフがあったら教えてください。
ユン・バク:序盤で、台湾で母親がジェジュンを説得するための最後の手段として、絶壁から身投げしようとするシーンがあります。なぜそうまでしなければならないのか、その胸中を語るシーンが出てきます。母親の人物像や、彼女がなぜ頑なに反対するのかを物語る重要なシーンとして記憶に残っています。印象に残っているセリフは、具体的には思い出せないのですが、イソルのことを愛称で呼ぶ設定になっていて、愛称の「肉まん」と言うのがとても恥ずかしくて、お互いにぎこちない感じになってしまって…愛称で呼ぶ演技に少し苦労したことを思い出します。
―最後の撮影が終わった時のインタビューで涙を流していましたね。
ユン・バク:泣きたくて泣いていたのではなくて、自然に涙があふれてきてしまったんです。このドラマは、前作の「家族なのにどうして」が終わって、皆さんにある程度知られるようになって、これからが正念場だという段階で参加した作品でした。そんな時に大変大きな役をいただいたので、プレッシャーや責任を感じるとともに「よし、やってやるぞ」という気持ちもありました。そうやって始めたドラマが、とうとう50話を撮り終え、クランクアップの時を迎えると思うと、これまでの日々がとても愛おしく感じられたんです。そして色々な感情がよみがえってきて、自然と涙があふれてきたんです。本当にとても良い時間を過ごすことができ、ドラマを終えてしまうのが惜しいという気持ちにまでなりました。
―今回の作品は、ユン・バクさんにとってどのような作品になりましたか?
ユン・バク:俳優としての認知度と立ち位置を確固たるものにしてくれた作品だと思っています。
―今後どんな俳優を目指していますか?
ユン・バク:俳優として常にすばらしい演技を皆さんにお見せできるとは限りませんが、会社に勤める人たちが、どんな時も毎日仕事に出かけるように、ディレクターが常に作品を作り出していくように、私もたゆまぬ努力をして、常に何かの作品に出演しているような俳優になりたいです。そして、色々なキャラクターを通して、皆さんに私の姿を見てもらえるようになるのが今の目標です。
―バラエティー料理番組「お家ごはんペク先生」にも出演していますが、よく料理はするほうですか?
ユン・バク:料理にはとても関心があります。父がよく料理を作ってくれたんです。その影響があると思います。「お家ごはんペク先生」は人気番組で、先生について料理を学び、料理対決を繰り広げる番組ですが、私にはそのコンセプトが合っているようで、収録がある度に好きな料理を学びに行くような気持ちで収録に出かけています。上手には作れませんが、料理をするのは好きですね。
―「女王の花」をご覧になる日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ユン・バク:こんにちは。日本の皆さん。「女王の花」でパク・ジェジュンを演じているユン・バクです。誰でも人生の目標に向かって歩んでいく時は、様々な葛藤をがあったり、色々な壁にぶち当たったりするものだと思います。このドラマはそういった人生の困難を乗り越えていく姿を描いたドラマです。ドラマに出ている人が何を望んでいて、どうやって困難を克服していくか、そういったところに注目しながらご覧になるとより一層楽しめるドラマだと思います。50話という大作ですが、最後まで多くの関心をお寄せくださることを願っています。ありがとうございます。
(C)2015 MBC
■作品情報
「女王の花」
DVD-SET1・2・3 好評発売中
※以降、順次リリース(全5SET)
※レンタルDVD:Vol.1~18 好評レンタル中
Vol.19以降 8月2日より順次レンタル
価格:各¥15,000+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2015 MBC
■関連サイト
公式ホームページ:http://kandera.jp/sp/joounohana/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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