ソン・ガンホが10年ぶりに来日!新宿で行われた「弁護人」舞台挨拶にファン殺到
11月12日(土) より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーとなる『弁護人』の主演であるソン・ガンホとプロデューサーのチェ・ジェウォンが来日し、ソン・ガンホの大ファンだという是枝監督が花束ゲストとして登場した。
ソン・ガンホは韓国映画界で人気実力ともにトップスターであり、今回の来日は『グエムルー漢江の怪物ー』以来、10年ぶり! 待望の来日にファンからは黄色い声援が飛び、大盛り上がりの舞台挨拶となった。
【イベントの様子】
『グエムルー漢江の怪物ー』以来10年ぶりの来日に大勢のファンがつめかけ、満席となった劇場をみて感激の様子のソン・ガンホと『弁護人』プロデューサーのチェ・ジェウォンは、ファンに感謝をのべ作品に対する熱い思いを語った。更に、ソン・ガンホの大ファンであるいう是枝裕和監督も花束ゲストとして登壇、会場は大いに盛り上がった。
<コメント>
▼ソン・ガンホ
映画『弁護人』は観た人の胸を熱くする、記憶に残る作品です。日本と韓国は近いけれど、文化も歴史も違います。だけど、映画は文化において一番美しくて重要な役割を担っていると思います。映画を通して心がひとつになったり、お互いを理解したり気持ちを共有することができます。そういった意味で、映画は本当に美しいと思います。『弁護人』あるいは韓国映画を通して皆さんは韓国を知り、私たちは日本映画を通して日本を知る、映画がそういうきっかけになってくれれば嬉しいですね。
この映画は、大統領としてのノ・ムヒョン氏を描いたのではなく、実際に起きた事件を通して、彼が生きてきた姿、人としての献身を描いています。日本の皆さんにも、国は違うけれども、同じように共感し、感じてもらえる作品だと思います。
▼チェ・ジェウォンプロデューサー
この作品は勇気を持って製作しました。日本と韓国は違う歴史と文化を持っていますが、映画を通して何か共有できるというのは非常に大切なことだと思います。
ソン・ガンホさんと一緒に撮影した次回作の『密偵』が日本でも来年公開予定です。ぜひこちらの作品も愛してくださいますと嬉しいです。
▼是枝裕和監督
『弁護人』はソン・ガンホさんを堪能する映画だと思います。なかなか日本では現代史を扱った映画は企画が通りにくくなっているので監督としてはこういう映画がきちんと作られて大ヒットするという環境がすごく羨ましくもあるし、もっと頑張らなきゃなと思わされる志の高い映画だと思いましたね。
具体的に何か企画があるわけじゃないけれど、ソン・ガンホさんは、今一番撮りたい
役者さんなのでそんな未来が来たら嬉しいですね。
■作品情報
「弁護人」
11月12日(土) 新宿シネマカリテほか
全国順次ロードショー
【INTRODUCTION】
1981年9月に実際に起きた「釜林(プリム)事件」をモチーフにした骨太のヒューマンドラマ。ある事件をきっかけに人情派弁護士へと変わっていく主人公を演じるのは、韓国が誇る演技派俳優、ソン・ガンホ。主演作は軒並みヒットを記録し、本作が韓国で公開された2014年には、韓国映画俳優協会スター韓国トップスター賞や第35回青龍映画賞で主演男優賞を受賞した。アイドルグループZE:Aのメンバーで、本作でスクリーンデビューを果たしたイム・シワンが不当に逮捕されたクッパ店の息子を好演。その演技力が高く評価され、俳優としての活躍の場を広げ、主演ドラマ「ミセン−未生−」も高視聴率を獲得した。2015年、韓国映画史上初の累計観客数1億人を記録した個性派俳優、オ・ダルスが弁護士事務所を切り盛りするドンホを人情味たっぷりに演じている他、「太陽を抱く月」のキム・ヨンエ、『悪いやつら』のクァク・ドウォンらベテラン俳優が脇を固めている。監督は本作が長編映画デビュー作のヤン・ウソク。
【STORY】
1980年代初めの釜山。学歴はないが、様々な案件を抱える売れっ子、税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)。大手企業からのスカウトを受け、全国区の弁護士デビューを目の前にしていた。ある日、駆け出しの頃にお世話になったクッパ店の息子ジヌ(イム・シワン) が事件に巻き込まれ、裁判を控えているという情報を耳にする。クッパ店の店主スネ(キム・ヨンエ) の切実な訴えを無視出来ず、拘置所の面会に行くが、そこで待ち受けていたジヌの信じがたい姿に衝撃を受ける。多くの弁護士が引き受けようとしない事件の弁護を請け負うことに決めるが…。
【CAST&STAFF】
2013年/韓国/韓国語/カラー/127分/原題:변호인 提供:彩プロ、スプリングハズカム
(C)2013 Next Entertainment World & Withus Film Co. Ltd. All Rights Reserved.
出演:ソン・ガンホ(「王の運命―歴史を変えた八日間―」「観相師」「スノーピアサー」「凍える牙」)、ZE:A イム・シワン(「ミセン-未生-」「トライアングル」「太陽を抱く月」)、キム・ヨンエ(「明日へ」「太陽を抱く月」)、クァク・ドウォン(「傷だらけのふたり」「タチャ-神の手-」「悪いやつら」)、オ・ダルス(「ベテラン」「国際市場で逢いましょう」「7番房の奇跡」)
監督:ヤン・ウソク
脚本:ヤン・ウソク、ユン・ヒョノ
撮影:イ・テユン
照明:オ・スンチョル
音楽:チョ・ヨンウク
配給:彩プロ
■関連サイト
公式ホームページ:http://www.bengonin.ayapro.ne.jp/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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