ソル・ギョング「カンヌでの反応を見て、様々な思いが交差して涙が出た」
「色々ありましたからね、様々な思いが交差しました」
「第70回カンヌ国際映画祭」ミッドナイトスクリーニング部門の招待作映画「名もなき野良犬の輪舞」(監督:ピョン・ソンヒョン) に出演したソル・ギョングは、フランス・カンヌのマジェスティックホテルで開催されたインタビューで映画に関する様々なイシュー、17年ぶりにカンヌを訪れた感想を率直に語った。
「名もなき野良犬の輪舞」は犯罪組織の第一人者を狙うジェホ(ソル・ギョング) と、世の中で怖いものはなく覇気に満ちたヒョンス(ZE:A シワン) の義理と裏切りを描いた映画だ。ソル・ギョングはすべてを手にするために不汗党となった男のジェホ役を務め、フィルモグラフィーの中で最もスタイリッシュでセクシーな変身を試みた。韓国で先に公開され、映画への熱い好評が続いたが、監督のSNSに関する議論が炎上し、映画の評点においても批判が殺到するなど、ヒットの悪材料となった。
ソル・ギョングは今回の作品で「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」「冬の小鳥」に続き、4度目にカンヌ国際映画祭を訪れた。レッドカーペットに登場したのは「ペパーミント・キャンディー」以降の17年ぶりである。カンヌに向かう前「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督と会って、どこか寂しい心を慰めたというソル・ギョングは、監督の「長いスタンディングオベーションを受けて来なさい」という応援のメッセージで勇気付けられた。イ・チャンドン監督の応援のおかげだっただろうか。厳しい状況が重なった中でカンヌに向かった「名もなき野良犬の輪舞」チームだったが、幸いカンヌの反応は爆発的だった。
カンヌのリュミエール大劇場で開催された上映会では、今年カンヌに招待された韓国映画の中で最長の、7分間のスタンディングオベーションがあった。プログラム・ディレクターのティエリー・フレモー(Thierry Fremaux) 氏は「歴代級と言ってもいいほど、観客の反応が驚くほど熱かった。とても素晴らしいミッドナイトスクリーニングだった」と絶賛した。
――スタンディングオベーションが7分間も続いた。(今年参加した) 韓国映画の中では最長のスタンディングオベーションだった。
ソル・ギョング:良かった。劇場に入る前から、映画が好きな人たちが集まるという気分だった。実は「ペパーミント・キャンディー」の時は全く覚えていない。その時はリュミエール劇場でもなかった。実はCJ ENTERTAINMENTからも記者があまり来ないのではないかと心配が多かった。ミッドナイトスクリーニングなので、人がたくさんは来ないかもしれないと。なのに、幸い海外メディアの記者も本当に多く来ていた。
――韓国では監督のSNSをめぐって議論が多かった。重い気持ちでカンヌを訪れたが、幸い現地の反応が爆発的だ。
ソル・ギョング:そうだ。できるだけ楽しく、楽しもうとした。涙が出たのも様々な思いが交差したからだ。色々あったではないか。
――ピョン・ソンヒョン監督には別途に連絡をしたか。
ソル・ギョング:反応が良いので、元気を取り戻してほしいと携帯電話でメールした。とても苦しんでいたので。「分かりました」と答えてくれた。
――反応がここまで熱いとは予想したか。
ソル・ギョング:最初はとても心配した。スタンディングオベーションの時間も気にしたりした。「オクジャ」が4分間だったというので、5分間を目標にしていた(笑) プログラム・ディレクターが出ようとしているのに、観客が拍手を止めずずっとしていた。2階でもすごく歓声を上げてくれて。今日のフォトコールイベントの時、プログラム・ディレクターが来て「昨日は歴代級に反応が良かった」と話してくれて、嬉しかった。
――リュミエール劇場に入場する前に、パク・チャヌク監督が迎えに来た。見ているだけで胸が一杯だった。
ソル・ギョング:来ているとは知らなかった。「ここで会うなんて」と言った。映画が終わった後も、外で待っていてくれた。
――「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督には連絡したか。
ソル・ギョング:カンヌに来る前に一度会った。複雑なことがあると、イ・チャンドン監督と一杯飲んだりする。「君、お酒が飲みたいだろう」と言われて、心が空っぽになった気分だったので監督と会った。「元気に行ってきなさい。スタンディングオベーションを長く受けてきなさい」とおっしゃった。
――波の多い人生だ。
ソル・ギョング:癪が多い。仕事も、人生も癪が多い。それでも恵まれていると思う。カンヌにも来てみることができて。
――次はコンペティション部門で来ないと。
ソル・ギョング:映画祭は、コンペティション部門じゃないと!(笑) チョン・ヘジンが上映館に入る前に、パク・チャヌク監督に「監督、よろしくお願いします」と言いながらも「あら、こんなこと言っちゃいけないのかな」と言ってプログラム・ディレクターの機嫌を伺った。するとディレクターは「好きに話しても良い。コンペティション部門でないので、構わない」と言った(笑)
――カンヌ国際映画祭での好評があって、ネットの評価も雰囲気が変わった。
ソル・ギョング:良いことだ。僕たち同士では「細く長く行こう」と話した(笑)
「第70回カンヌ国際映画祭」ミッドナイトスクリーニング部門の招待作映画「名もなき野良犬の輪舞」(監督:ピョン・ソンヒョン) に出演したソル・ギョングは、フランス・カンヌのマジェスティックホテルで開催されたインタビューで映画に関する様々なイシュー、17年ぶりにカンヌを訪れた感想を率直に語った。
「名もなき野良犬の輪舞」は犯罪組織の第一人者を狙うジェホ(ソル・ギョング) と、世の中で怖いものはなく覇気に満ちたヒョンス(ZE:A シワン) の義理と裏切りを描いた映画だ。ソル・ギョングはすべてを手にするために不汗党となった男のジェホ役を務め、フィルモグラフィーの中で最もスタイリッシュでセクシーな変身を試みた。韓国で先に公開され、映画への熱い好評が続いたが、監督のSNSに関する議論が炎上し、映画の評点においても批判が殺到するなど、ヒットの悪材料となった。
ソル・ギョングは今回の作品で「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」「冬の小鳥」に続き、4度目にカンヌ国際映画祭を訪れた。レッドカーペットに登場したのは「ペパーミント・キャンディー」以降の17年ぶりである。カンヌに向かう前「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督と会って、どこか寂しい心を慰めたというソル・ギョングは、監督の「長いスタンディングオベーションを受けて来なさい」という応援のメッセージで勇気付けられた。イ・チャンドン監督の応援のおかげだっただろうか。厳しい状況が重なった中でカンヌに向かった「名もなき野良犬の輪舞」チームだったが、幸いカンヌの反応は爆発的だった。
カンヌのリュミエール大劇場で開催された上映会では、今年カンヌに招待された韓国映画の中で最長の、7分間のスタンディングオベーションがあった。プログラム・ディレクターのティエリー・フレモー(Thierry Fremaux) 氏は「歴代級と言ってもいいほど、観客の反応が驚くほど熱かった。とても素晴らしいミッドナイトスクリーニングだった」と絶賛した。
――スタンディングオベーションが7分間も続いた。(今年参加した) 韓国映画の中では最長のスタンディングオベーションだった。
ソル・ギョング:良かった。劇場に入る前から、映画が好きな人たちが集まるという気分だった。実は「ペパーミント・キャンディー」の時は全く覚えていない。その時はリュミエール劇場でもなかった。実はCJ ENTERTAINMENTからも記者があまり来ないのではないかと心配が多かった。ミッドナイトスクリーニングなので、人がたくさんは来ないかもしれないと。なのに、幸い海外メディアの記者も本当に多く来ていた。
――韓国では監督のSNSをめぐって議論が多かった。重い気持ちでカンヌを訪れたが、幸い現地の反応が爆発的だ。
ソル・ギョング:そうだ。できるだけ楽しく、楽しもうとした。涙が出たのも様々な思いが交差したからだ。色々あったではないか。
――ピョン・ソンヒョン監督には別途に連絡をしたか。
ソル・ギョング:反応が良いので、元気を取り戻してほしいと携帯電話でメールした。とても苦しんでいたので。「分かりました」と答えてくれた。
――反応がここまで熱いとは予想したか。
ソル・ギョング:最初はとても心配した。スタンディングオベーションの時間も気にしたりした。「オクジャ」が4分間だったというので、5分間を目標にしていた(笑) プログラム・ディレクターが出ようとしているのに、観客が拍手を止めずずっとしていた。2階でもすごく歓声を上げてくれて。今日のフォトコールイベントの時、プログラム・ディレクターが来て「昨日は歴代級に反応が良かった」と話してくれて、嬉しかった。
――リュミエール劇場に入場する前に、パク・チャヌク監督が迎えに来た。見ているだけで胸が一杯だった。
ソル・ギョング:来ているとは知らなかった。「ここで会うなんて」と言った。映画が終わった後も、外で待っていてくれた。
――「ペパーミント・キャンディー」のイ・チャンドン監督には連絡したか。
ソル・ギョング:カンヌに来る前に一度会った。複雑なことがあると、イ・チャンドン監督と一杯飲んだりする。「君、お酒が飲みたいだろう」と言われて、心が空っぽになった気分だったので監督と会った。「元気に行ってきなさい。スタンディングオベーションを長く受けてきなさい」とおっしゃった。
――波の多い人生だ。
ソル・ギョング:癪が多い。仕事も、人生も癪が多い。それでも恵まれていると思う。カンヌにも来てみることができて。
――次はコンペティション部門で来ないと。
ソル・ギョング:映画祭は、コンペティション部門じゃないと!(笑) チョン・ヘジンが上映館に入る前に、パク・チャヌク監督に「監督、よろしくお願いします」と言いながらも「あら、こんなこと言っちゃいけないのかな」と言ってプログラム・ディレクターの機嫌を伺った。するとディレクターは「好きに話しても良い。コンペティション部門でないので、構わない」と言った(笑)
――カンヌ国際映画祭での好評があって、ネットの評価も雰囲気が変わった。
ソル・ギョング:良いことだ。僕たち同士では「細く長く行こう」と話した(笑)
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・スジョン、写真 : キム・ジェチャン
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