シン・ヘソン「『黄金の私の人生』終わりが近づくと、100話ほど延長すればいいと思った」
写真=YNKエンターテインメント
ドラマ「黄金の私の人生」に出演したシン・ヘソンは演技力で好評を受けると共に、大衆の人気も同時に手に入れた。そのため彼女をキャスティングしようとするドラマ制作者や映画関係者から、ラブコールが相次いでいるという。最近、ドラマの褒賞休暇で行ったグアムから戻った彼女は、マスコミインタビューを行った。シン・ヘソンは、KBS 2TV「黄金の私の人生」の韓国での放送終了後に、ソウル新沙洞(シンサドン)のカフェで行われたインタビューで「褒賞休暇に行ってドラマチームと別れの挨拶してから、ソウルに到着したら『本当に終わったんだなあ』と思いました。最後の撮影が終わって、すぐ翌日が打ち上げで、その翌日にはグアムに向かいました。撮影終了後もずっとドラマチームに会っていたので実感が沸かなかったです」と話した。
清々しい気持ちと名残惜しい気持ちが交差したというシン・ヘソンは「途中では体力的にも感情的にも辛い部分があったので、早く終わってほしいと思ったけれど、本当に終わりが近づいてきたら『100話ほど延長したらどうだろう』とも思いました」とし、ドラマ終了の感想を伝えた。
昨年9月から韓国で放送がスタートしたKBS 2TV週末ドラマ「黄金の私の人生」は、スピーディーな展開と俳優たちの熱演などが加えられ、若い層から中高年層までの幅広い年代から人気を得た。ドラマの途中でヒロインの自殺未遂、父親ソ・テスの想像がんなどの内容があったことから、視聴者の批判の声もあったが、視聴率だけは韓国の国民ドラマというタイトルがふさわしいくらい高かった。
「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」以来、2年ぶりに視聴率40%の壁を突破し、最終話は45.1%(ニールセン・コリア、全国基準)を記録するなど、自己最高視聴率を更新して幕を下ろした。
シン・ヘソンはドラマの中でソ・ジアン役を務めて、チョン・ホジンとは切ない父娘ケミ(ケミストリー、相手との相性)を、パク・シフとは叶いそうで叶わない悲しい恋愛を見せてくれた。
大先輩のチョン・ホジンに対しては「チョン・ホジン先生はツンデレです。正直、後輩たちに優しいほうではないし、先に近づいてくる後輩を抱擁してくれるタイプでもないです。ただ役者対役者として接してくれます。最初は、目も合わせられないくらい難しい存在だったけれど、ほぼ1年ほど一緒に演技をしていたら楽になりました。急に『僕、カルビを食べに行くんだけど』とおっしゃってたので『私も食べたいです』と言ったら、連れて行ってくれました」と言い笑った。
パク・シフと初めて共演したシン・ヘソンは「パク・シフ兄さんはメンタルが強いようです。演技をしながら一度も動揺する姿を見たことがないです。私のような新人は、困惑する瞬間があると、ぼうっとしたり、敏感になる時もあるけれど、お兄さんはそういうことが一度もなかったです。やっぱり“先輩は先輩だな”と思いました。周りがいくらうるさくても揺れなかったです。私が一緒に演技しながら集中できていない時でも、しっかりと気を引き締めていました」と当時を振り返った。
シン・ヘソンは2012年韓国で放送されたKBS 2TV「ゆれながら咲く花」でデビューした。同じ年頃の女優に比べ、デビューは遅いほうであり、活動初期にはあまり注目されなかった。脇役や助演キャラクターとしてtvN「ああ、私の幽霊さま」、MBC「彼女はキレイだった」、KBS 2TV「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!? 」、SBS「青い海の伝説」、tvN「秘密の森」などに出演し、徐々に人気を伸ばし始めた。そして「黄金の私の人生」で初主演を務め、ドラマのタイトル通り“黄金色”の女優人生が繰り広げられたのだ。
現在、シン・ヘソンはドラマの台本や映画のシナリオを合わせて、20本近い作品からオファーを受けているという。彼女は今や、テレビでは引っ張りだこになったが、過去には無職だったこともあると告白した。さらに、カメラの前でのあがり症もひどかったが、最近は少し良くなったのだという。
シン・ヘソンは「幼い頃から女優が夢であり、他のことは考えたことがなかったです。しかし思い通りには進まなかったです。それでもこの道を諦めようとは思わなかったし、希望を失わなかったです。『いつかはできるだろう』と思っていました」と明らかにした。
また「有名じゃない頃は、友だちはみんな働いていたのに、私だけずっと休んでいました。だから『私はダメな運命かも』と悲観的に思うようにもなっていました。無職の時の心理状態は誰も慰めてあげることができないです。希望と夢を持ち女優を志望だったはずなのに、本格的に仕事を始めた後のしばらくは無職の状態で、とても憂鬱でした」と打ち明けた。
シン・ヘソンは「黄金の私の人生」の後、次回作としてSBSの2部作特集ドラマ「死の賛美」を選択した。「揺れながら咲く花」以来、もう一度イ・ジョンソクと共演する彼女は「これから1~2年くらいは休まず働きたいです。最近、本当に色んなことに感謝しています。本当に運が良かったと思っているし、そんな言葉でしか今の状況は言い表せないです」とし、笑顔を見せた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハ・スジョン
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