蒼井優主演の日本映画「彼女がその名を知らない鳥たち」6月に韓国公開を決定…3種類のポスターを公開
写真=映画ポスター
ある女性が新しい愛を始めることから繰り広げられるミステリアスな事件を描いた映画「彼女がその名を知らない鳥たち」(監督:白石和彌)の制作陣が、3つの愛を表したスペシャルポスターを公開した。蒼井優に主演女優賞を5個も与えた映画「彼女がその名を知らない鳥たち」は、沼田まほかるの小説「彼女がその名を知らない鳥たち」を原作とする映画で、8年前に別れた男性のことが忘れられず、自身を愛する下劣な男・陣治のところに居候している十和子が、新しい男性に想いを寄せながら経験するミステリアスな事件と秘密を描く。
昨日(31日)公開されたスペシャルポスターは、十和子をめぐる3人の男との3つの愛をテーマにし、陣治との食事シーン、水島と目を合わせているシーン、黒崎からプレゼントをもらうシーンなど、十和子が3人の男たちと楽しい時間を過ごすシーンで構成された。
十和子の同居人であり、彼女の生計を担っている男・陣治は、十和子がいくら自身を冷たくあしらっても一度も怒ることなく、彼女に何もかもを合わせる。彼は彼女が自身を愛していないことを知っており、他の男に会っていることも知っている。しかし、彼は結局彼女が自身に戻ってくることを信じて、彼女を守ろうとする。悲しい純愛で彼女を愛する彼は「十和子のためだったら何でもできる」とし、最後まで真実な愛を伝える。
高級時計ショップで働く水島は、自身の時計が故障したとクレームをつける十和子の家を訪れる。長身にハンサムな顔をアピールしながら十和子に近づいてきた彼は、優しさを打ち立てて彼女を誘惑し、不健全な関係を続けていく。
誰よりも強い孤独感を感じる彼女に「君だって寂しいんだろう? 僕たちは似た者同士なんだ。最初見た時からすぐに分かった」という言葉で、彼女の体と心まで一気に奪ってしまう。十和子に不確実な将来だけを話しながら、同時に他の女性まで誘惑する水島は、誰にも不倫をバレない緻密さまで見せる悪い男だ。彼は、期待できる新しい愛のように見えるが、実際には女性を性的な対象として利用しようとするばかりだ。
十和子の過去にだけ登場する男・黒崎は、彼女が8年という時間が過ぎても忘れられない、かつての恋仲だ。十和子と一緒に過ごす未来について絶えず語っていた彼は、決定的な瞬間に彼女を捨てた男だ。最後の瞬間までも「十和子、今日この瞬間を永遠に忘れられないよ」と言って、彼女の心を揺るがした。彼との思い出から抜け出せない十和子は、ある日刑事から、彼が数年前から失踪していることを聞かされる。その時から十和子は、自身が愛した男性たちに怪しくて不愉快なことが起きた、また起きうることを直感する。
「彼女がその名を知らない鳥たち」は、昨年開催された「第22回釜山(プサン)国際映画祭」の「アジアの窓」部門に出品され、「第42回トロント国際映画祭」「第37回ハワイ国際映画祭」「第18回サンディエゴ・アジアン映画祭」「第12回ローマ国際映画祭」など、海外有数の映画祭にノミネートされた。「第41回日本アカデミー賞」で優秀主演女優賞、「第91回キネマ旬報ベストテン授賞式」で主演女優賞、「第42回報知映画賞」主演女優賞、「第39回ヨコハマ映画祭」で主演女優賞、助演男優賞、監督賞を席巻した。
絶えず恋を求める女性と、彼女を中心に繰り広げられるミステリアスな恋愛スリラー「彼女がその名を知らない鳥たち」は、韓国で6月公開される。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ボラ
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