「病院船」でドラマ初主演のCNBLUE カン・ミンヒョク“ヒョンというキャラクターが僕に教訓を与えてくれました”
医療施設のない島々をまわる病院船を舞台に、トラウマや葛藤、悩みを抱えた医師たちが成長する姿を描いたメディカル・ラブストーリーで心優しき内科医ヒョンを演じ、ドラマ初主演を果たしたカン・ミンヒョク(CNBLUE)。孤島に住む患者たちを救おうと奮闘する誠実な姿。そして、ハ・ジウォン扮する完璧主義の外科医ウンジェとのロマンスで多くの人々の共感と感動を誘った。
【PHOTO】「病院船」CNBLUE カン・ミンヒョク誰もが認める大先輩ハ・ジウォンとの共演“胸が高鳴った”
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カン・ミンヒョク:僕の考えでは「病院船」も青春ドラマであり、成長ドラマだと思っています。病院船は若い医師たちが兵役の代わりに公衆衛生医として勤務する場所なのですが、一般の病院ではなく病院船という特殊な空間で、いろいろな状況に置かれ、事故や事件に出くわしながらも成長していく姿が描かれています。そして、僕が演じるヒョンも病院船でさまざまな経験を通じて成長し、愛によっても学んでいきます。メディカルドラマは韓国で人気のあるジャンルなので、出演が決まったときはファンのみなさんから期待しているという声をたくさんいただきましたが、ドラマが始まってからも大きな反響をいただいてうれしかったです。
「主人公を見て、僕も成長しなくてはと思いながら演じた」
――まるでミンヒョクさんにヒョンが憑依したように全身から優しさと温かさがあふれていましたが、ヒョンとシンクロ率を高めるためにどんな部分に気を遣いましたか?カン・ミンヒョク:まずは医療ドラマなので、医師として必要な専門的なことを事前に準備しました。撮影現場にも指導をしてくださる先生が来てくださって、手術の場面なども直接指導してくれました。そしてヒョンの人柄については演技ではありますが、ヒョンがカン・ミンヒョクのようだという言葉も多くいただきました。ヒョンが成長をする姿を見ていたら、僕もこんなふうに成長しなくてはいけないと思って一生懸命に演じたのがシンクロ率を高めてくれたのかもしれません。
――「病院船」には感動的なエピソードがたくさん出てきますが、その中でも特に印象に残ったエピソードは?
カン・ミンヒョク:あまりに多くのエピソードがあったので、1つを選ぶのが難しいですが、父の友人だった詩人の先生が末期のガン患者だとわかって手術をするかどうかの選択を迫られるシーンはつらかったですね。ヒョンにとっては第二の父親ともいえる存在だったのですから。本当の医者の先生は、こういう体験をたくさんしているのだと思ったら、本当に大変な仕事だと思いました。
――ドラマの舞台は風光明媚な巨済(コジェ)島ですが、ロケはいかがでしたか?
カン・ミンヒョク:とにかく暑かったです。暑い日に車が入れない場所に行って撮影するときが大変でした。でも、4ヶ月もの間、俳優とスタッフが一つの場所に住みながら、息を合わせたことで楽しく撮影ができました。
誰もが認める大先輩ハ・ジウォンとの共演「胸が高鳴った」
――相手役のハ・ジウォンさんは誰もが共演したがる女優さんだと思いますが、共演が決まったときのお気持ちは?カン・ミンヒョク:まずは胸が高鳴りましね。その前に出演したドラマ「タンタラ~キミを感じてる」でも、チソン兄さんと共演できて、とてもいい影響を受けたんです。アドバイスをたくさんいただき、自信を持てるようになったのですが、次の作品でも誰もが実力を認める大先輩と共演できることになったので、すごく気分がよかったです。僕ががんばって85%の力を出せたとしたら、それを100%にも120%にもしてくれる方なので、僕も自分の力を出し切ろうと努力をしました。
――ハ・ジウォンさんとはどんな話をしましたか?
カン・ミンヒョク:たくさんの経験をされていて不足した部分などない方なのに、僕に「あなたから学ぶことが多かった」と言ってくださって、演技も褒めてくださいました。とても感謝しています。
――強いようで内面はもろいウンジェ(ハ・ジウォン)を包み込むようなヒョンの愛情に感動しましたが、ミンヒョクさんはウンジェのような女性をどう思いますか?
カン・ミンヒョク:ウンジェのような女性が実際に身近にいたら好きになるかはわかりませんが、好きになれば僕もヒョンのように包み込んであげられると思います。僕自身、相手に強く出るほうではないし、ウンジェのような性格の女性はリードするよりも、見守って包み込んであげるほうがいいと思います。
話題となった聴診器の告白シーンの秘話を語る
――聴診器を使って愛を告白するシーンがとても印象的でしたが、そのときハ・ジウォンさんの心拍数はどうでしたか?カン・ミンヒョク:聴診器って本当によく音が聞こえるんですよ。でもハ・ジウォンさんの心拍数は普通でしたね(笑)。逆に僕は緊張するとちょっと鼓動が早くなるほうなんですが、ハ・ジウォンさんが僕の心臓の音を聞いて「すごく早く動いている」って驚いていました(笑)。リバーシブルタイプの聴診器は音を聞く部分が2ヶ所あるのですが、当てる面によって音が違うので、撮影の合間に「不思議だ~」って言いながら、いろいろ試してみたりもしました。
――他に印象的だった医療機器は?
カン・ミンヒョク:ヒョンは過去のトラウマから気管挿管ができなくて、何度も練習するシーンがありましたが、そのときに使った喉頭鏡ブレードという器具は、実際にも何度も何度も繰り返し練習したので、印象に残っています。
――「病院船」に出演してから、病院のイメージは変わりましたか?
カン・ミンヒョク:医者の先生に対するイメージが変わりましたね。特に病院船の先生たちは温かい人が多いなと思いました。病院船にはときどきは救急患者や重病患者も運ばれてきますが、普段は病院に行けないお年寄りの患者さんが多いんです。だから親切にわかりやすく説明をしなくてはいけないし、患者さんの中にはときどきわがままを言う人もいるのですが、そういう状況でも丁寧に診察するんです。それを見て、これからは僕も医者の先生を困らせないようにしなくてはと思いました。
――病院にまつわる思い出はありますか?
カン・ミンヒョク:歯医者が本当に嫌いです(笑)。子どもの頃、歯磨きをあまりしないでいたのですが、歯医者の怖さを知ってからは一度も虫歯を作っていないくらい歯の管理をしっかりしています。なぜなら歯医者に行きたくないから(笑)。なにか見えない音がするというか、目に見えない痛みを雰囲気で感じるようです(笑)。
――同じ事務所のAOAのミナさんとの共演シーンも和気あいあいとして楽しかったですが、ミナさんとはどんなことを話しましたか?
カン・ミンヒョク:ミナさんとはもともと親しいので気楽に撮影できましたが、ミナさんだけではなく出演者の方々みんなと親しくなりました。特に先輩の方々が雰囲気を作ってくれましたね。船長役のイ・ハヌィさんと事務長役のキム・グァンギュさんがおもしろいNGを出したりしてムードメイカーでした。
それぞれが俳優として活躍するCNBLUE「努力するメンバーが誇らしい」
――CNBLUEのメンバーは、全員が俳優としても主演を張っているのがすごいと思いますが、それについてご自分たちで話すことはありますか?カン・ミンヒョク:メンバーと各自の仕事について話すことはないんです。それぞれが自分がやるべきことをうまくやると信じているので、応援はしても、ただ見守っているというスタイルです。
――誇らしくはないですか?
カン・ミンヒョク:もちろん誇らしくはありますね。音楽をやりながらも、各自が自分の得意分野を探していることや、自分の能力を発展させようと努力していることは誇れることだと思います。
――最近は、家で過ごすことが好きだそうですね。家での休日の過ごしかたは?
カン・ミンヒョク:家は好きですが、家では寝ているだけです(笑)。テレビを見たり、じっと座ったりすることができない性格なので、外で人と会ったり、個人的な用事を済ませたり、運動に出かけたりしています。最近は時間がないので、趣味という趣味もなくて、曲作りくらいですかね。あ、曲作りは趣味とはいえないかな(笑)。最近は、待ってくれるファンのためになにかを残したいと思って曲を作っていました。
――最後に「病院船」はカン・ミンヒョクさんにとって、どんな作品になりましたか? 日本の視聴者に向けてメッセージもお願いします。
カン・ミンヒョク:これまでにドラマを何本かやってきて、だんだんと役割が大きくなるにつれて責任も大きくなりましたが、楽しさも大きくなってきている気がします。「病院船」もヒョンというキャラクターが僕の人生にたくさん教訓を与えてくれて、個人的にも成長させてくれた作品です。一緒にヒョンの成長を見守っていただけたらうれしいです。
ライター:安部裕子 / 撮影:前手秀紀
■商品情報
「病院船~ずっと君のそばに~」
○DVD-BOX1
2018年11月2日(金)発売
価格:15,000円(税抜)
品番:KEDV-0621
1~10話/5枚組/本編700分+特典映像100分
特典映像:特別番組「出航スペシャル」&メイキングPart.1 100分予定
初回生産限定:初回特典:ポストカード3枚
封入特典:ストーリー&フォトブック(24P)
○DVD-BOX2
2018年12月5日(水)発売
価格:15,000円(税抜)
品番:KEDV-0622
11~20話(最終話)/5枚組/本編700分+特典映像100分
特典映像:インタビュー&メイキングPart.2 100分予定
封入特典:ストーリー&フォトブック(24P)
発売元:コンテンツセブン/デジタルアドベンチャー
販売元:TC エンタテインメント
2017年/全20話/韓国放送:MBC
(C)2017 MBC
※商品デザイン/組枚数/仕様/特典は変更になる可能性がございます。
○レンタルDVDリリース
2018/11/2(金)Vol.1-7
2018/12/5(水)Vol.8-14
各巻2回(約90分)収録
※Vol.14のみ二層1回収録※韓国版全20話を全27回に再編集した日本版になります。
◆セル・レンタルDVD共通仕様
片面・一層(一部二層)/MPEG-2/カラー/16:9 ビスタ/ドルビーデジタルステレオ/オリジナル韓国語/日本語字幕
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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