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「この恋は初めてだから」イ・ミンギ&チョン・ソミン対談インタビュー“2人の恋愛観や結婚観に影響を与えたものは…?”

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(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

イ・ミンギとチョン・ソミン主演のラブロマンスドラマ「この恋は初めてだから~Because This is My First Life」のDVD-BOX1が好評発売中。さらに、2月6日にはDVD-BOX2がリリースされる。

本作は、勘違いから始まる大家と賃借人の胸キュン契約結婚ラブコメディ。誰もが共感するリアルなエピソードと名ゼリフの数々で綴る、結婚とは、人生において大切なことは何かを描く極上のラブストーリーとなっている。また、イ・ミンギが10年ぶりにドラマ主演として復帰したことでも話題を集めた。

この度、DVDリリースを記念して、イ・ミンギとチョン・ソミンに対談インタビューが到着。今作の見どころや撮影エピソードなどをたっぷりと語ってくれた。

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――まずは、「この恋は初めてだから」に出演を決めた理由を教えてください。

イ・ミンギ:設定やキャラクターが魅力的で新鮮だと思ったからです。また物語のテーマが明確でストーリーに力があると思い、出演を決めました。

チョン・ソミン:脚本を読んだ時、ジホだけでなく他のキャラクターのエピソードも続きが気になったんです。ストーリー展開もとても興味深かったので出演を決めました。

――ジホやセヒを演じるに当たって気をつけたことはありますか?

イ・ミンギ:台本に迷惑をかけないように……(笑)。セヒは物静かなキャラクターなので、ちょっとした口調や視線、行動で全く違った人物に見えてしまいます。なので自分の個性を消すように努力しました。

チョン・ソミン:私は育ちがジホとよく似ていましたが、私とは全く違う部分もジホは持っていて、そこのギャップをどう埋めるかに重点を置きました。特にジホの性格についてセヒが“耐震性がある”と説明していましたが、そこをうまく表現するにはどうすればいいかをたくさん考えました。

――チョン・ソミンさん自身は、ジホのように耐震性があってしっかりしているほうですか? ご自身と演じた役柄の違いを埋めようと努力されたかと思うのですが。

チョン・ソミン:ジホは不当なことをいろいろと経験しますが、その出来事に対して“私は傷ついている”とはっきり伝えられる人物です。でも私自身は、そう言いたくても言えないタイプです。なので私もジホを演じながら、ジホから影響を受けていきました。

――イ・ミンギさんはいかがですか?

イ・ミンギ:セヒが相手との間に取る距離感は、ある種、無関心といいますか、心の壁のように見えますが、実際は相手に対する配慮であったり、相手に対する理解であったり、また自分に対する責任感から距離を取っているんですね。そこが僕には好感が持てました。今は軽い気持ちや興味で他者に近づき、他人のテリトリーに入ることができてしまうでしょう。簡単な方法がありますから。でもセヒは人間関係について慎重に考えます。そういう部分がいいなと思ったし、僕自身と似ている部分でもあります。ただし僕の場合は相手に対する配慮や深い興味から距離を取るというより、自分が楽をするために、自分が楽な状態でいられるように、面倒を避けたいというような気持ちが大きいです。なので、僕よりセヒのほうが温かい心の持ち主かもしれないし、僕は交友関係は広いけど寂しい生き方をしてるのかもしれません。


「2人が初めて手を取り合って入場するシーン…雰囲気がよかったです」

――今回、共演した感想を教えてください。

イ・ミンギ:ソミンさんとの共演が決まった時に、僕たちの共通の知り合いである某監督から連絡が来ました。“ソミンと共演か。羨ましい”と。普通だったら、彼女は僕の後輩なので“かわいがってやれ”とか“ソミンは大丈夫か”という連絡が来るはずでしょう。でもその監督は羨ましいと言ったので“これは一体どういうことだろう?”と思ったんですよね。でも撮影が終盤にさしかかった頃に、次にソミンさんの相手役になる方が羨ましいと思ったんです。こんな気持ちになることがあるのかと。そのくらい共演は楽しかったです。

チョン・ソミン:ミンギさんに関して私は何も知らなくて、知っているのは私がデビューする前から活動していらっしゃることくらいでした。年はそんなに離れてないけど、長い間スクリーンなどで見てきた先輩です。ミンギさんが出演した映画をずっと見てきましたが、久しぶりにドラマに復帰されるうえ共演できると聞いて光栄でしたし、どんな方か気になっていました。現場では学ぶことが多かったです。不思議なくらいに体力があって羨ましかったし、たくさん気遣っていただきました。いつかまた全く違う役柄で共演できたらいいなと思うくらい、今も気になっている役者さんです。

――いい雰囲気の中で撮影を進められたのだろうと思うのですが、現場でのエピソードを教えていただけますか?

イ・ミンギ:エピソードの質問が一番難しいですね。撮影中でないと出てこないから(笑)。

チョン・ソミン:面白いことはたくさんあったし、取材で話そうと思ってても撮影が終わると忘れちゃうんですよね。現場はとても温かい雰囲気でした。すごく感謝していることがあって、私は至らない点がたくさんあったのですが、それについて……本当なら周りが怒っても仕方ないようなことでも、皆さんが温かい心でフォローしてくださったのがうれしかったです。撮影が終わってもよく思い出すのが不思議です。“こんな現場でもう一度仕事がしたい”と思うことは簡単ではないんです。なぜなら全員の気持ちが一致してないといけないから。“もう一度あのメンバーでやりたい”という言葉で、すべて表現できるかと思います。

――記憶に残っているシーンは?

イ・ミンギ:ジホとセヒが南海(ナメ)の海辺でキスしたあと、ジホがバイト中にそのことを思い出して、頭を振り回しながらテーブルを拭くシーンがあるのですが、それがとてもかわいくて面白く見ていました。

チョン・ソミン:タウンハウスの入り口でサングと3人でいる時に、酔っ払ったセヒが“ジホさん”と叫ぶシーンがあるのですが、そのセリフを他のシーンでもミンギさんがアドリブで言うので、たくさん笑いました。その記憶があったので本放送も笑いながら見ました。

――胸がときめくシーンが多かったですよね。記憶に残っているシーンや日本のファンにお勧めしたいシーン、“私が選ぶベストシーン”などがあれば教えてください。

イ・ミンギ:ベストシーンはたくさんあるけど、1つだけ挙げるとするなら、結婚式のシーンです。2人が初めて手を取り合って入場するシーンです。あのシーンの雰囲気がよかったです。

チョン・ソミン:キスやスキンシップがあるシーンに関してはたくさん言及があるでしょうから、結婚式のあとバス停のベンチに座って足を動かすシーンですね。妙にくすぐったいシーンです。

――登場人物の中で一番自分に似ているキャラクターは誰ですか?

イ・ミンギ:撮影を進めていく中でセヒに似てきたような気がします。ドラマを見る時でも、本を読む時でも共感できる部分というのは、自分の中にもある部分ですよね。なのでサングやウォンソクの一面も僕の中にあります。ただ彼らのような経験を僕もしているかどうかというと、そんなことはありません。

チョン・ソミン:私も似たような感じです。初めてあらすじを読んだ時は、女性キャラ全員に共感したんです。ホランのような一面もあるし、ジホのような一面もあると。でもジホを演じ終わった今考えると、ジホが一番私に近いです。

――今作には3組のカップルが登場しますが、どのカップルに一番共感しましたか?

イ・ミンギ:すべてのカップルに共感できましたが、やはり思い入れがあるのはジホとセヒのカップルですね。

チョン・ソミン:私もすべてのカップルに共感しましたが、自分たちが演じたということもあり、ジホとセヒに一番共感していました。撮影中はどうしてもジホとセヒの気持ちに寄り添っているので。


10年ぶりのドラマ出演「ドラマの魅力は“ライブ”」

――イ・ミンギさんは10年ぶりのドラマ出演ですよね。ドラマの現場に久しぶりに戻る時、クランクイン前の心境はどうでしたか? 映画にはコンスタントに出演されていましたが、ドラマ特有の魅力などがあれば教えてください。

イ・ミンギ:ドラマの撮影はライブです。映画は結末がわかった上で撮影に入りますし、現場をコントロールしながら作り上げていきます。でもドラマは、各話ごとに台本が上がってくるので臨機応変に対応しなければなりません。なのでスタッフの方と出演者で息を合わせることが重要です。今作のチームワークはすばらしかったです。皆さん、それぞれの持ち場で自分の役割をしっかり果たす方々だったので。10年ぶりだからと特別な心境にはなりませんでしたが、久しぶりにドラマに出て、ドラマの現場というのはこんなにいいものだったかな、楽しいものだったかなと思いました。ドラマを避けていたわけではないのですが、これからはドラマに出るのがより楽しくなりそうです。

――チョン・ソミンさんに質問です。ジホはドラマの脚本家という設定ですが、役作りのために職業研究はしましたか? 役作りにおいて気をつけたことがあれば教えてください。

チョン・ソミン:私が重要視していた部分は、ジホは売れている脚本家ではなく、脚本家としてのスタートも切れていない状況にあるということでした。長年アシスタントをやっていて、いまだに不安な状況にある。またプライベートでは家を失い行き場も失ったジホが、遠い存在ではなく誰にでも当てはまる話でとても気に入りました。ジホの不安な状況に共感していました。

――猫とのお芝居についてはどうでしたか?

イ・ミンギ:とても賢い子たちだったので、撮影中は台本以上に力になってくれました。

チョン・ソミン:猫は2匹いまして、ミントとライムという名前でした。ミントはじっと座っているのが得意な猫です。私たちの膝に乗ってないといけないとか、ソファーに座ってないといけないとか、そういうシーンはミントと撮影しました。一方、ライムは抱っこされているとおとなしいんです。人に抱っこされるのが好きで喉を鳴らしたりしてくれるんですが、私たちが抱っこしていないといけないシーンはライムと撮影しました。2匹とも生まれてからそんなに経ってない猫で、飼い主さんも2匹の性格を把握してなかったんですね。単に疲れたら交代させられるよう2匹とも連れてこられたんですが、性格の違いのおかげで撮影がとても楽でした。見た目は同じですが、性格で見分けがつくようにもなったんですよ。またクランクインした時は子猫だったのに、撮影が終わる頃には体が大きくなっていて、それが面白かったですね。

――チョン・ソミンさんはその美貌を維持するために、普段心がけていることや秘訣はありますか?

チョン・ソミン:セット内は乾燥していてホコリっぽかったんですね。なのでヘアメイクさんが使っている霧吹きを使って、カットがかかるたびに水をまいていたんです。ホコリが多いので全員マスクをしていたし、くしゃみする人も多かったし、水分が必要かと……。
 

演じる中で恋愛観や結婚観に影響を与えたものは…?

――メインはジホとセヒですが、他のカップルのストーリーも描かれますよね。その中で印象に残っているセリフや行動など、お2人の恋愛観や結婚観に影響を与えたものはありますか?

チョン・ソミン:好きなセリフがありまして、それを見てジホの恋愛をもっと見たいと思ったんですが、法事のあとセヒがジホにお金を渡した時、ジホが“実家では今週キムチ作りです”と言うんですね。これが誰も予想だにしていなかったセリフなんです。でもそのひと言で、私はジホについてこれまで以上に興味を持ちましたし、あとの展開が楽しみになりました。ジホがこれからどんな恋愛をするのか興味が出てきたし、面白い人だと思いました。

イ・ミンギ:恋愛観や結婚観に影響を与えたというものではないのですが、劇中にこういうエピソードが出てきます。結婚の問題でいろんな人の気持ちが集まって状況がこじれてしまった時、ある人物が“よく見ると、どれもすべてきれいな心なのに”と言うんですね。人間関係でつらい状況に置かれた時、このセリフを思い出します。“すべて悪いことなのか? いい方向へ向かうための過程ではないか?”そう思えるようになりました。

――チョン・ソミンさんに質問です。ジホとセヒは独特な結婚生活を送りますよね。演じながら、そんな2人をどう思われましたか? またソミンさんが考える結婚とは?

チョン・ソミン:ドラマ終盤に出てくるセリフでとても共感できたものがあります。“結婚は大人同士がすることでしょう”というセリフです。私の、まだ完成していない結婚観のうちの1つでもあります。別の見方をするとジホとセヒは、大人と呼ぶには2%とか5%とか未熟な状態で出会い、結婚生活を通じて一緒に大人になっていった気がするんですね。そんな感じです。

――「この恋は初めてだから」の続編が作られるとしたら、ジホとセヒはどんな夫婦になっていると思いますか?

イ・ミンギ&チョン・ソミン:ずばり、変わった夫婦(笑)。

チョン・ソミン:だからこそ続きが気になります。(婚姻届を出してからの)2人の3年間をひと言に集約させましたが、続編が作られるとしたら一番気になるのが、あの2人がどれだけ一般的でない変わった行動をして周りを困惑させているか、自分たちだけの道を切り開いているかですね。

――「この恋は初めてだから」をご覧になる日本の皆さんに、見どころの紹介とメッセージを。

イ・ミンギ:深い愛情を持ってDVDまで探し求めてくださって感謝しています。ありがとうございます。

チョン・ソミン:幸運が訪れるはずです。「この恋は初めてだから」のDVDを手に取っていただけるほど、興味を持って愛してくださり視聴してくださり、本当に感謝しています。健康で幸せな1年になることをお祈りしています。ありがとうございます。

「この恋は初めてだから」リリース情報

○DVD-BOX1:発売中
形態:DVD4枚組(第1話~第8話収録)
▼封入特典
・ストーリー&フォトブック
▼特典映像
・制作発表会
・メイキングPart1

○DVD-BOX2:2019年2月6日(水)発売
形態:DVD4枚組(第9話~第16話収録)
▼封入特典
・ストーリー&フォトブック
▼特典映像
・イ・ミンギ&チョン・ソミン インタビュー
・メイキングPart2
・日本版予告編

価格:各15,000円(税別)
全16話/全2BOX
発売元:クロックワークス
販売元:TCエンタテインメント

◆レンタル情報
・Vol.1~6 レンタル中
・Vol.7~12 2019年2月2日(土)レンタル開始

全22話/全12巻
発売・販売元:クロックワークス

<キャスト>
イ・ミンギ「タルジャの春」『恋愛の温度』
チョン・ソミン「イタズラなKiss~Playful Kiss」
キム・ミンソク「太陽の末裔 Love Under The Sun」
パク・ビョンウン「推理の女王」
キム・ガウン「君の声が聞こえる」
イ・ソム「第3の魅力(原題)」

<ストーリー>
IT企業の社員ナム・セヒ(イ・ミンギ)は38歳のどこにでもいるサラリーマン。性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない独身主義者。働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。一方、30歳独身ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ5年働いている。一緒に住んでいる弟ができちゃった結婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。そんな2人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが……。

2017年/韓国/音声:韓国語 ドルビーデジタル2.0chステレオ/字幕:日本語/原題:이번 생은 처음이라
(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

■関連サイト
公式サイト:http://klockworx-asia.com/koihaji/

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
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