「トッケビ」の作家が手掛けたドラマ「あなたの運命を書いています」が日本初放送!キ・ドフン、初めて台本を読んだ時“えっ神?神って何?なんだろうと…”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
韓国ドラマ史上、空前の大ブームを巻き起こした「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のキム・ウンスク作家が全てをクリエイツした作品「あなたの運命を書いています」が、8月15日から衛星劇場で日本初放送!
「あなたの運命を書いています」は、人間の運命を決める神とその運命を生きていく人間の物語を描いたファンタジー・ラブロマンス。キ・ドフン、パク・サンナム、キム・ウソクといった注目のイケメン俳優たちが、それぞれ異なる雰囲気のトキメキシーンを披露している。
今回、日本初放送を記念して、主演を務めたキ・ドフンにインタビューを実施! 本作の見どころや撮影秘話、さらにKstyle独占の質問にもたっぷりと答えてくれた。
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キ・ドフン:日本で放送されるのは当然うれしいです。韓国だけでなくもっとたくさんの方にご覧いただける機会ができたので最高です。このドラマが日本の視聴者の皆さんにもたくさん愛されてほしいという希望はもちろんあります。それにどのような反応を得られるのか、僕も気になります。
――「あなたの運命を書いています」のクランクアップ後の近況について教えてください。
キ・ドフン:最近、引っ越しをして一人暮らしを始めたんです。だから洗濯や皿洗いをして一人暮らしのノウハウを学んでいます。洗濯をする時、服は色別に分けて洗うこと、タオルとTシャツは一緒に洗わないこと、中性洗剤というものがあるということも初めて知りました。今、新しいことをたくさん学んでいます。
――「あなたの運命を書いています」はどんなドラマですか?
キ・ドフン:一言で言うと、運命の神と人間の作家が恋に落ちる物語です。もちろん、ご覧になればもっといろんな要素がありますが、今作は現実とファンタジーの両方を上手に描いた作品だと思います。
初めて台本を読んだ時「えっ神? 神って何? なんだろうと…」
――キ・ドフンさんが演じられたシン・ホユンはどんな人物ですか?キ・ドフン:ホユンは完璧主義者です。細かい部分までその人の運命をノートに書いて正しくガイドしたいという心温かい運命の神なんですが、そんな運命の神が恋に落ちてしまうことで多くの問題が生じ、それを解決していく過程もあり、人間のようになっていく感じも受け取れました。実際に撮影をしている際にも、そう感じたことがありましたね。シン・ホユンは完璧主義者だと思います。
――今作への出演のきっかけと理由を教えてください。
キ・ドフン:先程お話したように、一人暮らしをして初めて洗濯をしたというように、僕の人生自体が少し現実味のない生き方なので……。年齢も27歳なのに、そんなことも知らなくて変な目で見られたりもします。でも初めてだったんですから仕方ないですよね……。そのくらい僕も少し現実味のない生き方をしてきた部分もあるので、ホユンに対して共感できるところがありましたね。だから、そういった意味でこの役を演じたいと思いました。
――初めて台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
キ・ドフン:初めて台本を読んだ時の印象は、えっ神? 神って何? なんだろうとずっと曖昧な感じで、2~3週間ずっとあやふやに思い、こんな感じかな? あんな感じなのかな? と、他の神に関するドラマなどを見ながらこんな感じかな? と手探り状態でしたね。
――運命の神、シン・ホユン役を演じるにあたり特別に準備なさったことなどはありますか? 外見や内面でこだわった部分は?
キ・ドフン:神の心で漢江(ハンガン)を歩き、神の心で良才川(ヤンジェチョン)を歩きながら市民を見る! 同じ場所であっても自分が違う立場で見ると違って見える感じがしますよね? そんなふうに可能な限りいろいろなことを考えた気がします。なぜ眠るのか? 僕は神なのに……、疲れることはないはずだろう……とか、そんなことを考えていました。外見については、ヘアメイクさんやスタイリストさんががんばってくださいました。僕は「神とは何か?」ということをずっと考え続けていましたね(笑)。
――神という役柄を演じる上で大変だった点は?
キ・ドフン:ロマンスとファンタジーが入り交ざった神の態度は、どういったものなのかが難しかったです。僕は神と言っても全知全能の神もいて、すごく強い神もいて、破壊の神もいて……、そういうものだと思うんです。だから、ロマンスとファンタジーの中にある神のもっとも相応しい態度はどういったものなのか? それだけを考えていましたね。
「恋愛ものはちょっと苦手ですね。すごく照れてしまって…」
――役柄とご自身の相違点について教えてください。キ・ドフン:僕も完璧主義です。完璧主義者で一度始めたら最後までやり遂げるそういった行動力は似ていると思います。それからシン・ホユンも一人で悩み、苦悩することが多いのですが、僕も一人で悩み苦悩するタイプです。
似ていない点は、神と人間という点。でも人間キ・ドフンのほうが気が強いと自分では思います。運命の神シン・ホユンを演じる時は、できるだけ冷静で落ち着いた姿に見えるようにしていましたが、人間キ・ドフンは野生の馬のようです。山や海が好きで、都会はあまり好きじゃないです。
――役柄を演じる際、共感できる部分、反対に共感できない部分はありましたか?
キ・ドフン:初めはシン・ホユンがコ・チェギョン(チョン・ソニ扮)を知っていく過程で、自身の気持ちを理解できず、なんでこんなふうになるんだ? いったいなぜ? とそういったシーンがあるんですが、とても共感できましたね。「いったいどうして?」この気持ちを知りたいと思うシーンの撮影をする時はとても共感できましたし、後に思いが強くなった時も共感できる部分がありましたね。撮影前には共感できなかった部分もあったと思うのですが、撮り終えることができたので、すべて理解できた気がしますし、僕自身が演じ切ったので……。クランクアップした今となっては、すべて共感できたのではないかと思います。
――キ・ドフンさんの心に残る名場面、ときめきシーンは?
キ・ドフン:チェギョンの家でチェギョンが泣くシーンがあるんですが、個人的にそのシーンが心に残っています。CG的な面でいうと、序盤のシーンになるんですが、神の部屋が写るシーンですね。壮大な書斎がある事務室がすごくて……名場面と言えると思います。撮影の時にはそういうふうに見えなかったのですが、CGで処理された映像を見てビックリしました。
ときめきシーンに関しては、どうでしょうかね……。自分では一生懸命努力したんですが……、恋愛ものはちょっと苦手ですね。すごく照れてしまってコ・チェギョン(チョン・ソニ扮)さんが、撮影現場では上手くリードしてくださいました。
――ラーメン1本の麺を両端から一緒に食べるシーンの撮影はどうでしたか?
キ・ドフン:その撮影は僕がとても緊張しちゃって。ワンテイクでお互いうまくやろうと言っていたんですが、段々顔が近づいてくるにつれ、僕が力んじゃって麺が切れてしまいNGを出してしまいましたね。男としてとても恥ずかしかったです。それがエピソードですね。2回目に成功したと思います。
運命を変えることができるなら?「世界中の人たちが幸せに…」
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 撮影しながら、記憶に残る面白いエピソードなどがあれば教えてください。キ・ドフン:監督さんも親しみやすい性格で、出演者もみんな若く同年代だったので雰囲気は良かったと思います。ミョン(パク・サンナム扮)役のサンナム兄さんがいつもじっとしていなくて、エネルギーがあり余ってふざけたり、新しいアイディアを考えるのも好きで、いつも盛り上げてくれました。兄さんのおかげで役に没頭もできましたし、新しいアイディアに対して監督さんも喜んでいました。そういうシーンが僕は撮影していてとても楽しかったです。兄さんは撮影のたびに新しいアイディアが急に浮かぶようです。ちゃんと受け止められる時もありましたし、受け止められなくてNGが出てしまうこともありましたが、とても楽しかったです。サンナム兄さんが面白くムードメーカーをしてくれたおかげで、いろんなエピソードができましたね。
――コ・チェギョン役を演じたチョン・ソニさんとの演技の相性はいかがでしたか?
キ・ドフン:いろいろ学んでたくさん勉強になりました。とてもしっかりしていて感情や情緒的にいつも俳優としてちゃんと準備ができていて、本当にプロフェッショナルだと感じましたね。
――神の仲間ミョン役を演じたパク・サンナムさんとサムシン役を演じたキル・ソウォンさんとのケミストリー(相性)も面白かったです。皆さんとの演技の相性はいかがでしたか?
キ・ドフン:ソウォンさんとサンナム兄さん、僕たち3人の神は本当に相性が良かったです。各自キャラ設定がはっきりとしていて、いつも楽しく愉快に撮影し、スムーズに終えていました。エピソードと言われると、時間が経って思い出せないのですが、とにかく楽しく撮影していましたね。NGはいつもサンナム兄さんが新しいことを意図的に楽しくしようとして笑ってしまったり、セリフのミスぐらいで……、みんなでいろんなことを試みたり、お互いリスペクトしていろんな話をしましたね。
――もし人の運命をノートに書いて変えることができたらどういったことを描きたいですか?
キ・ドフン:一度真剣に考えてみたんですが、急にすごくプレッシャーと責任を感じちゃって、僕は何もできそうにないです。でもあえて1つ挙げるなら、コロナをなくして世界中の人たちが幸せで平穏に暮らせるようにしたいですね。
――出会う運命は何があっても出会うというようなセリフもありますが、キ・ドフンさんはそういった運命的な出会いを感じたことがありますか?
キ・ドフン:ある程度は信じていると思います。そういう運命がある気はします。僕はスキューバダイビングをしたりして、自然を思いっきり楽しむほうなんですが、切実に願うと美味しそうな刺身が現れたり……。切実に願えば運命的に出会うことができるのではないかと考えています。
実は引越しをする時も、家を400ヶ所以上見たんです。3~4週間ほどの間、休みなく見ました。最終的に今の家に決めたんですが、一度見ただけでなんとなくこの家にしたんです。探し疲れたからなのかもしれませんが、とにかく満足しながら今の家で暮らしています。これも運命、本当に運命だと思います。初めはこの町に住むことになるとは想像もしていなかったのに。
運命の相手?「食べ物に関してはあると思いますが…」
――シン・ホユンとコ・チェギョンのように自分にも運命の相手がいると思いますか?キ・ドフン:それは分からないです。食べ物に関してはあると思いますが、愛に関してはよく分かりません。もし運命の相手が僕にもいれば、早く現れて欲しいですね。
――今作で一番に思い浮かぶことは何ですか?
キ・ドフン:僕の目には美しいビジュアル……かな? 適切な言葉が思い浮かびませんが、美しいビジュアルと青春真っ只中の若者たちのエネルギーが良かったです。その世界の中でエピソードを作り上げていくことと自体がとても素晴らしく感じました。
――甘いセリフや詩のような素敵な言葉もたくさんありましたよね?
キ・ドフン:神のように話す長いセリフはすごく良かったです。僕もすごく好きで何十回も読みながら、ずっと口にしていました。今は思い浮かびませんが、いろんな素晴らしい言葉がたくさんありましたね。
――モデル活動もされていて抜群のスタイルで人気のキ・ドフンさんですが、体作りはどのようにされてますか?
キ・ドフン:たくさんの水を飲む。透明で味の薄いものを中心に食べていれば自然にいい体つきになっていき、刺激的なものを中心に食べていると良くないですね。食べることが重要だと思います。体作りをするというよりも薄味の食事をするようにしています。
――ドラマ、映画、バラエティなど、さまざまなジャンルで多彩な魅力を披露しているキ・ドフンさんですが、今後、挑戦してみたい役柄などはありますか?
キ・ドフン:戦闘系をやってみたいです。アクションもの! 最近、「ヴァイキング~海の覇者たち~」というドラマを観ているんですが面白くって! 開拓者! そういうのを演じてみたいです。
――今後の活動計画について、教えてください。
キ・ドフン:今後の活動計画で決まっていることはまだありません。どんな作品がやってくるのか分かりませんが、運命ですよね! 期待してお待ちしております。
Kstyle独占の質問に回答!「『愛の不時着』を観ながらチキンを何度頼んだことか(笑)」
――人間の運命を決める神という役を演じましたが、ご自身がこれまで運命を感じる出来事はありましたか?キ・ドフン:生まれてから今まで、すべて運命を生きていると思います。自分が俳優になるとは思っていなかったし、モデルをするとも思っていませんでした。何事にも状況とチャンスがやってきて、その状況とチャンスから逃げ出すことはなかったです。いつも自信があろうがなかろうが、勇気を出してぶつかって、こんなふうに生きていること自体がすべて運命のようなものだと思います。どうしてもやりたいと願って、いくら一生懸命やってもできないこともあるし、気持ちを楽にすることでできてしまうこともあるんです。だから、僕はすべてタイミングが合ってこそだと思いますし、運命は存在するものだと感じながら、生きています。
――これまで演じてきた中で、今も印象に残っている役、大変だった役はありますか?
キ・ドフン:「アスダル年代記」でヤンチャという役を演じたんですが……。あっ、これもファンタジードラマですね。このドラマの撮影期間は、1年2ヶ月ほどだったんです。役を演じる上で一番大変だったのは、僕の役柄が沈黙の罰を受けている状態なので、マスクをつけているんです。今はコロナでみんなマスクをしていますが、撮影当初はカメラが回っていようが回っていなかろうが、僕だけ革のマスクをずっとつけてしゃべれない役だったので普段から口数が少なく、物静かになってしまい……。役から抜け出すのにとても時間がかかりましたね。
――お忙しい日々を過ごしていると思いますが、休みの日の過ごし方を教えてください。
キ・ドフン:好奇心旺盛でいろんなことをしています。普通の人たちが考えもつかないようなことも体験したりして過ごしています。遊びで旅行にもたくさん行きましたし、他の仕事もどんなものなのか気になって知り合いの会社に行って職業体験してみたり、そういうのが重要だと思うんです。ですので、貿易会社に行って実際どういった書類を準備しているのかなどいろいろ体験して面白いです。それから製造会社の工場がどんなふうに運営されているのか実際にそういうことを見に行ったりしています。
――コロナによるおうち時間で、日本では韓国ドラマや映画が大ブームです。おすすめの作品、最近見た作品はありますか?
キ・ドフン:ヒョンビンさん主演の「愛の不時着」はとても面白かったです。このドラマを観ながらチキンを何度頼んだことか……(笑)。とにかくたくさんデリバリーして食べました。チキンをそんなふうに頼んで食べるくらいハマったドラマは今までになかったです(笑)。
それから、「ロマンスは必然に」は、大人の愛の物語ですが、セリフがとても良かったので、おススメです。僕より年配の方にはぜひご覧になって欲しいです。「アスダル年代記」は、シーズン2の話も出ているので、シーズン2が出ればもっと面白いドラマになると思います。僕と同年代や年下の人には、「あなたの運命を書いています」が、あっという間に時間も過ぎて、たいへん面白くご覧いただけると思います。
――日本のファンへのメッセージをお願いします。
キ・ドフン:日本のファンの皆さんにはいつもたくさんのお手紙をいただき、感動しています。僕はSNSが苦手なんですよ。あまり都会的ではなくて……。いつも返事を伝えたかったんですが……、韓国語を学んで一生懸命書いてくださるのを全部拝見しています。皆さんのファンレターが凄く力になっているので、日本のファンの皆さんにありがとうと伝えたいです。
■番組情報
「あなたの運命を書いています」
CS放送局「衛星劇場」にて8月15日(日)放送スタート!
放送日:毎週(日) 後10:30~11:00
リピート放送:翌(金) 後0:30~1:00 ※週1話放送
クリエイター:キム・ウンスク
監督:キム・ビョンス
脚本:ウン・ソヌ
出演:キ・ドフン、チョン・ソニ、パク・サンナム、キム・ウソク
2021年/韓国TVING/全10話
<ストーリー>
人間の世界ではビルのオーナーとして知られているホユンは、実は人の人生の脚本を書く神である。彼がどのように人の人生の脚本を書くかによって、その人の人生が決まるのだ。ある日、ホユンはドラマ演出家であるバルムの人生を書くように割り当てられる。ホユンは彼が恋する脚本家のチェギョンと恋愛ができるようにストーリーを書きたかったが、彼の恋愛経験は足りず、偶然手に入れたロマンス脚本を盗作する。
一方、チェギョンはバルムに会うたびに、なぜか自分が高校時代に書いたシナリオのように彼と絡み続ける。チェギョンは住んでいる家のオーナーであるホユンが自分のシナリオを読んだことを知り、彼の身元を疑うようになる。そして、ケンカするうちに彼のことが好きになるが……。
■関連サイト
衛星劇場「あなたの運命を書いています」番組ページ:https://www.eigeki.com/special/anata_no_unmei
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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