アイドル再起番組「The Unit」投票数の集計ミスが発覚…脱落するはずだった3人がデビューメンバーに

KBS 2TVのアイドルオーディション番組「The Unit」で、制作陣の点数入力ミスで最終順位が入れ替わっていたことが明らかになった。

監査院が9月24日に公開したKBS定期監査報告書によると、2018年2月の「The Unit」の最終回当時、フリーランスの作家がSMS投票代行業者から受け取った事前オンライン点数を入力する過程で、各参加者の点数を変更して入力していた。

「The Unit」の最終回では、事前オンライン投票結果に加重値3をかけた「事前オンライン点数」、生放送当日のリアルタイムSMS投票結果に加重値9をかけた「リアルタイムSMS点数」を合算してデビューメンバーが選抜された。

監査院の確認結果、最終回の男性参加者18人のうち15人、女性参加者18人のうち13人の点数が実際と異なって入力された。これを受け、脱落者になるべき男性参加者2人と女性参加者1人の計3人が合格者になり、最終デビューメンバーに選ばれた。

監査院は、事前オンライン投票集計業務などの重要業務をフリーランサーの補助作家に任せ、それ以前の内部で集計した文書間でも参加者別に事前オンライン点数が一致しているかどうかをきちんと検討・確認せず、参加者に不公正な結果を招いた。これにより、公営放送に対する信頼性が大きく損なわれる恐れがあると懸念した。これについて、KBSに対し「関連業務を徹底し、関係者に注意を促すように」と要求した。

KBSは「当時、KBSのゼネストで番組を制作した10人の内部プロデューサーのうち、3人だけが参加するなど、業務負担が加重していた状況で発生した単純なミスだった。特定の参加者が選抜されやすいようにするなどの意図はなかった」とし、「このようなことが再発しないよう警戒心を持つ機会とし、オーディション番組のマニュアルを用意するなどの措置を取る」と説明した。

「The Unit」は、芸能界でデビューの経歴があり、ステージの上で夢を広げたい参加者の才能、潜在力を発掘し、韓国を代表するユニットグループを作るプログラムで、男子チームUNB、女子チームUNI.Tのメンバーを選抜した。

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