「あなたに似た人」キム・ジェヨン“スランプを経験した後に出会った作品…成長して自信をもらった”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
最近韓国で放送が終了した「あなたに似た人」(脚本:ユ・ボラ、演出:イム・ヒョヌク)で、キム・ジェヨンは自由な魂を持つ彫刻家のソ・ウジェを演じ、チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)、ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)に対するさまざまな感情を繊細に描いた。
キム・ジェヨンは最近、Newsenとのインタビューで「撮影も長かったですし、ドラマ自体も切ない雰囲気があるせいか、まだすごく記憶に残っています。残念な部分も当然多いのですが、好反応も多くて個人的にはたくさん自信ももらいましたし、満足しています。僕は作品と離れるのは難しくない方だったのですが、この作品はまだ自分の中にたくさん残っているようです。最近もずっとYouTubeで映像を見ています」とし、作品に対する愛情を表した。
キム・ジェヨンのヘアスタイルは、芸術家ソ・ウジェのイメージを際立たせた。作品でロングヘアを初めて披露した彼は「最初はロングヘアを見て、違和感があって笑えました。作品をする前に映画『金』に一緒に出演したリュ・ジュンヨル兄さんの写真の展示会に行ったのですが、彼の髪がすごく長かったんです。『僕は兄さんのようなロングヘアは似合わない』と思っていたけれど、いざ伸ばしてみたら好評も多かったです。次の作品でどのようなキャラクターに会うか分からないので、切らずにそのまま伸ばしている状態です」と話した。
また、「作品を見て『セクシーだ』『“退廃美”がある』と言ってくださる方々もいらっしゃいました。結婚する日、いきなり記憶が蘇ってヒジュにキスするシーンがあります。磁石で惹かれるように表現しなければならなかったのですが、監督が『君にはもっと男らしくやってほしい』と言って、色々と気を配ってくれました。直進する姿を見せなければならないですし、キャラクターが年下の男なので(視聴者たちに)男らしく見てもらえたようです。また髪を伸ばしている上に、職業が芸術家ですので『退廃美がある』と言ってくれたんじゃないかと思います。嬉しいけれど、そのような言葉を言われるために努力したことはなかったです」と説明した。
ソ・ウジェというキャラクターの中心は、「深い愛」と明らかにしたキム・ジェヨンは、死亡するエンディングや展開も最初は知らなかったと打ち明けた。彼は「マイナスな方向に行ったところで、大きくは変わらないだろうと思っていたのですが、台本を読んで驚きました。それでも面白そうだと思いました」と伝えた。
また「むしろ記憶を取り戻してからは楽でした。人が極端に追い込まれた時、自己中心的な面が出るじゃないですか。ウジェが記憶を取り戻した後は、守りたい幸せが壊れ、捨てられた時の記憶が大きく残っていたため、補償を受けて返してもらいたいとばかり思ったんです。記憶を失った時は、のろのろとしていて焦点もなく、表現することも難しかったです。だから下手をすれば演技がロボットみたいに見えるのではないかと心配もしました」と打ち明けた。
キム・ジェヨンは、最も記憶に残っているシーンとして、アイルランドで記憶を取り戻した時を挙げた。彼は「その時、本当にたくさん泣きながら撮りました。江原道(カンウォンド)にセットを建てて撮影をしたのですが、アイルランドでの回想シーンを一緒に撮ったら、はっきりと記憶が蘇ってきました。回想シーンを撮って、翌日すぐに中を片付けました。何かが無くなったような気がして、感情をもっと大きく感じました」と振り返った。
また「1月から撮影したので、序盤は寒かったです。ウジェの作業室が倉庫なのですが、そこで土に触るシーンを撮る時、本当に指が切れるような気分でした。男らしい姿を見せなければならないし、記憶を失っている状態なので集中しなければならないのですが、本当にどうにかなりそうでした。その時が1番大変でした」とつけ加えた。
俳優たちの熱演にもかかわらず、高視聴率とは言えなかった。コ・ヒョンジョンのドラマ復帰作として期待を集めた「あなたに似た人」は、初放送の視聴率3.6%(以下、ニールセン・コリア有料世帯基準)、最終話の3.2%を除けば、2%台の視聴率にとどまった。キム・ジェヨンは「たくさん期待していたけれど残念です。それでもNetflixやTVINGなどでもたくさん見たと言ってもらいました。それなりにたくさん見ていただいたようで感謝を伝えたいです」と話した。
「あなたに似た人」は、スランプを経験した後に出会った作品だという点で、キム・ジェヨンには意味が大きい作品だ。2020年、大変な時期を過ごしたというキム・ジェヨンは、「俳優としてずっと不安でした。『やってきたものはこれしかないのに、他のことが出来るかな?』とも思いました」と明かした。また「この作品を通じて自信と勇気をたくさんもらいました。その前は焦りもありましたし、『いつ成功するんだろう』という不安もあったのですが、この作品をしながら演技にもっと慎重に接して、もっと集中するようになりました。演技がもっと深くなれば、良い結果が出るんじゃないかと思います」とし、期待を表した。
キム・ジェヨンは「あなたに似た人」に出演する前も不安が大きかったと告白した。彼は「俳優たちの中で、僕だけが不安を抱える人物でした。先輩たちが『ウジェが際立ってこそ、このドラマが際立つ』と言って、たくさん配慮してくださって、僕がやりづらくならないように努力してくれました。監督も『私を信じてほしい。君を何とかして素敵にしてやるから』と言ってくださいました。僕も初心に戻るという思いでやったら、いつの間にか集中することができました。以前から一生懸命にやってはいましたが、今回はスランプを経験した後であり、さらに変わったと感じました。自ら成長したと思って、自信を得ました」と満足感を表した。
写真=HBエンターテインメント
キム・ジェヨンが、JTBCの水木ドラマ「あなたに似た人」を通じて俳優として転機を迎えた。彼はソ・ウジェという複雑な人物を描いて、視聴者たちに存在感を見せつけた。最近韓国で放送が終了した「あなたに似た人」(脚本:ユ・ボラ、演出:イム・ヒョヌク)で、キム・ジェヨンは自由な魂を持つ彫刻家のソ・ウジェを演じ、チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)、ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)に対するさまざまな感情を繊細に描いた。
キム・ジェヨンは最近、Newsenとのインタビューで「撮影も長かったですし、ドラマ自体も切ない雰囲気があるせいか、まだすごく記憶に残っています。残念な部分も当然多いのですが、好反応も多くて個人的にはたくさん自信ももらいましたし、満足しています。僕は作品と離れるのは難しくない方だったのですが、この作品はまだ自分の中にたくさん残っているようです。最近もずっとYouTubeで映像を見ています」とし、作品に対する愛情を表した。
キム・ジェヨンのヘアスタイルは、芸術家ソ・ウジェのイメージを際立たせた。作品でロングヘアを初めて披露した彼は「最初はロングヘアを見て、違和感があって笑えました。作品をする前に映画『金』に一緒に出演したリュ・ジュンヨル兄さんの写真の展示会に行ったのですが、彼の髪がすごく長かったんです。『僕は兄さんのようなロングヘアは似合わない』と思っていたけれど、いざ伸ばしてみたら好評も多かったです。次の作品でどのようなキャラクターに会うか分からないので、切らずにそのまま伸ばしている状態です」と話した。
また、「作品を見て『セクシーだ』『“退廃美”がある』と言ってくださる方々もいらっしゃいました。結婚する日、いきなり記憶が蘇ってヒジュにキスするシーンがあります。磁石で惹かれるように表現しなければならなかったのですが、監督が『君にはもっと男らしくやってほしい』と言って、色々と気を配ってくれました。直進する姿を見せなければならないですし、キャラクターが年下の男なので(視聴者たちに)男らしく見てもらえたようです。また髪を伸ばしている上に、職業が芸術家ですので『退廃美がある』と言ってくれたんじゃないかと思います。嬉しいけれど、そのような言葉を言われるために努力したことはなかったです」と説明した。
ソ・ウジェというキャラクターの中心は、「深い愛」と明らかにしたキム・ジェヨンは、死亡するエンディングや展開も最初は知らなかったと打ち明けた。彼は「マイナスな方向に行ったところで、大きくは変わらないだろうと思っていたのですが、台本を読んで驚きました。それでも面白そうだと思いました」と伝えた。
また「むしろ記憶を取り戻してからは楽でした。人が極端に追い込まれた時、自己中心的な面が出るじゃないですか。ウジェが記憶を取り戻した後は、守りたい幸せが壊れ、捨てられた時の記憶が大きく残っていたため、補償を受けて返してもらいたいとばかり思ったんです。記憶を失った時は、のろのろとしていて焦点もなく、表現することも難しかったです。だから下手をすれば演技がロボットみたいに見えるのではないかと心配もしました」と打ち明けた。
キム・ジェヨンは、最も記憶に残っているシーンとして、アイルランドで記憶を取り戻した時を挙げた。彼は「その時、本当にたくさん泣きながら撮りました。江原道(カンウォンド)にセットを建てて撮影をしたのですが、アイルランドでの回想シーンを一緒に撮ったら、はっきりと記憶が蘇ってきました。回想シーンを撮って、翌日すぐに中を片付けました。何かが無くなったような気がして、感情をもっと大きく感じました」と振り返った。
また「1月から撮影したので、序盤は寒かったです。ウジェの作業室が倉庫なのですが、そこで土に触るシーンを撮る時、本当に指が切れるような気分でした。男らしい姿を見せなければならないし、記憶を失っている状態なので集中しなければならないのですが、本当にどうにかなりそうでした。その時が1番大変でした」とつけ加えた。
俳優たちの熱演にもかかわらず、高視聴率とは言えなかった。コ・ヒョンジョンのドラマ復帰作として期待を集めた「あなたに似た人」は、初放送の視聴率3.6%(以下、ニールセン・コリア有料世帯基準)、最終話の3.2%を除けば、2%台の視聴率にとどまった。キム・ジェヨンは「たくさん期待していたけれど残念です。それでもNetflixやTVINGなどでもたくさん見たと言ってもらいました。それなりにたくさん見ていただいたようで感謝を伝えたいです」と話した。
「あなたに似た人」は、スランプを経験した後に出会った作品だという点で、キム・ジェヨンには意味が大きい作品だ。2020年、大変な時期を過ごしたというキム・ジェヨンは、「俳優としてずっと不安でした。『やってきたものはこれしかないのに、他のことが出来るかな?』とも思いました」と明かした。また「この作品を通じて自信と勇気をたくさんもらいました。その前は焦りもありましたし、『いつ成功するんだろう』という不安もあったのですが、この作品をしながら演技にもっと慎重に接して、もっと集中するようになりました。演技がもっと深くなれば、良い結果が出るんじゃないかと思います」とし、期待を表した。
キム・ジェヨンは「あなたに似た人」に出演する前も不安が大きかったと告白した。彼は「俳優たちの中で、僕だけが不安を抱える人物でした。先輩たちが『ウジェが際立ってこそ、このドラマが際立つ』と言って、たくさん配慮してくださって、僕がやりづらくならないように努力してくれました。監督も『私を信じてほしい。君を何とかして素敵にしてやるから』と言ってくださいました。僕も初心に戻るという思いでやったら、いつの間にか集中することができました。以前から一生懸命にやってはいましたが、今回はスランプを経験した後であり、さらに変わったと感じました。自ら成長したと思って、自信を得ました」と満足感を表した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ハナ
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