「明日」ユン・ジオン、役作りのため6kg減量!本格アクションにも挑戦“どのように鼻をほじればよいか悩んだ”
写真=文化倉庫
俳優のユン・ジオンが「明日」のイム・リュング役を演じるまでの過程を明かした。ユン・ジオンは最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェで行われたMBC金土ドラマ「明日」の放送を終えてインタビューに応じ、ウェブ漫画のキャラクターとは異なるイム・リュングを作り出した感想を語った。
「明日」は、死んだ人を導いていた死神たちが、今は死にたい人たちを助けるあの世のオフィスヒューマンファンタジーだ。ユン・ジオンは劇中で、あの世のエリートで、危機管理チームの代理(韓国の職責、主任に当たる)イム・リュングに扮した。
イム・リュング役でオーディションの誘いを受けたという彼は「オーディションの話を聞いてからウェブ漫画を初めて探して見ました。5、6回ほど精読しましたが、出演が決まった時は少しびっくりしました。ウェブ漫画のイム・リュングを知っていたので、最初は『僕と似ているところがないのになんで? それでもうまくできる』と思いました。僕の台詞にも『チーム長だけが知っている何かがあるでしょう』という言葉があるのですが、監督だけが知っている何かがあるのではないか、僕は知らないけれど、リュングと似たような姿を監督は見つけたのではないかと思いました」とキャスティングの過程について説明した。
イム・リュングという人物を通じて、ツートーンカラーのヘアスタイルなど外的な変化を披露したユン・ジオンは「ヘアスタイルが大きく変わったのは第12話の終わり頃でしたが、第5話と6話でも下ろしていた前髪を上げました。第1話から5話までは、後ろ髪にエクステをつけ、前髪を上げてからは僕の髪の長さで撮影しました。ヘアスタイルは心理の変化を表すじゃないですか。ところが、それがリュングには適用されませんでした。リョン(キム・ヒソン)とリュングはおしゃれするのが好きで、ヘアスタイルを変えることへの心理的な変化はありません。ただ、母に会ってからはもう少し成長し、成熟した姿を表現しました」と話した。
減量のための努力も見られた。ユン・ジオンは「撮影の直前に比べて、6kgほど減量しました。普段、撮影する時は67kgほどでしたが、髪の毛を切ると顔がもっと見えるので、髪の毛を切った時は63kgまで落としました。どうしても死神という存在はふっくらしていたら合わないような気がしたので、理性的でクールに見えた方がいいと思ってダイエットしました」と減量した理由を明らかにした。
ウェブ漫画で参考にした仕草のポイントは鼻をほじることだった。彼は「鼻をどうやって技術的によくほじるかが重要だったので、手の管理をきれいにしなければなりませんでした。このご時世、あちこちにハンドジェルがあったので、手を綺麗にケアすることができました。鼻をほじる行為が初期の設定にはなかったのですが、後から追加されました。後半に進むにつれてリュングのストーリーが登場するので、鼻をもっとほじるべきでしたが、ほじるシーンがありませんでした。国家有功者のエピソードからは鼻をほじるのが大変でした。あまりにも頻繁にほじると視聴者が違和感を覚えるかもしれないと思ったので、タイミングを見て適度にしなければと計算しました」と気を使った部分について語った。
本格的なアクション、CGの演技への挑戦もあった。彼は「第5話で4人と戦うシーンがあったのですが、撮影が終わって監督が拍手して『アクションが上手だね』とおっしゃいました。それが嬉しかったです」とし「これまで本格的なアクションをしたことがなく、今回初めてアクションスクールに通いました。自ら体をよく使う方ではないと思っていましたが、武術チーム、武術監督がしっかり指導してくださって『上手い』と応援してくださったおかげで、自信を得ました。これからもアクションに挑戦したいです。CGの演技も僕が自ら入ってやったのは初めてでした。最初は疑問だらけでした。『どうするんだろう?』と思いましたが、ハイライトでリョンと銅雀(トンジャク)大橋を走っていくシーンを見て『こんなふうに表現されるんだ』と思いました」と撮影した当時を振り返った。
演技においては、イム・リュングのストーリーに重点を置いたという。「ストーリーをもう少し見せたかったです」というユン・ジオンは「見た目は冷たく堅く見えるリュングが、なぜああするしかなかったのかを見せなければなりませんでした。感情でも内面を取り出してこそ、なぜ先に退勤したのか、なぜ性暴行事件で理性を失ったのか、なぜ鼻をほじったのかが説明できるので、ストーリーに気を使いました」とし「リュングは幼い頃、母を失い、夢も希望も失って、一日一日を生きてきた子だったので、誰かに感情を表したことがありません。探し回った母親に会えましたが、どうやって感情を表現すればいいか分からないリュングを表現しなければなりませんでした。海辺で母親に会った時、感情がまとまらず、ぎこちないほうがいいと思いました。ところが、感情が込み上げてきてしまい、気を使って演じることが難しかったです。視聴者の方々がどのように見てくれたか分かりません」と話した。
極端な選択についての個人的な考えも明らかにした。台本を見て責任感をたくさん覚えたというユン・ジオンは「作品に対する態度が決して軽くなってはならないという考えで撮影しました。韓国の自殺率は高いじゃないですか。以前までは誰かを助けるためには大きなことをしなければならないと思っていました。この作品を通じて知ったのは、大きな助けではなく、そばで聞いてあげるだけでも慰めになることです。劇中で慰めて共感してあげる人物でしたが、実は僕が慰められ、共感しました。とてもありがたい作品です」とどのような思いで作品に臨んだか語った。
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- 記者 :
- パク・スイン
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