ソン・ガンホ&イェ・ジウォン「フランスの夜」で受賞…国境を越えて釜山を訪れた映画関係者と交流

「フランスの夜」は、「釜山国際映画祭」で韓国とフランスの友好的な映画を通じた交流を支持し、韓国とフランスの映画関係者たちの出会いと交流の場となっている、代表的な文化交流行事である。今回のフランスの夜は、新型コロナウイルスによるパンデミックが起こった後、3年ぶりに開かれた。
ホ・ムンニョン釜山国際映画祭の執行委員長は、「私が映画の歴史の中で好きな3人の監督がいる。日本の小津安二郎監督、アメリカのジョーン・フォード監督、そしてフランスのジャン・ルノワール監督である。ジャン・ルノワール監督が自叙伝でこのように述べた。『私はフランスの国民というより、むしろ映画媒体の市民でありたい』と。ここにいる全ての映画関係者たちと彼の言葉を分かち合いたい」と挨拶した。

UniFranceと共に「フランスの夜」のメインホストである在韓フランス大使館のジュリアン・カッツ首席参事官は「在韓フランス大使館は、『釜山国際映画祭』と伝統を共にしてきた『フランスの夜』を、このようにたくさんの方々をお招きして開催することができて本当に嬉しい」と伝えた。「まず、故人となったジャン=リュック・ゴダールを追悼し、今日のイベントを始めようと思う。ヌーヴェルヴァーグの先駆者で、私たちの時代に最も大きな影響を及ぼした映画人だ思う。歴史のワンチャプターが終わったと思うが、彼が築いた歴史は永遠に残ると思う。ジャン=リュック・ゴダール監督に感謝の言葉を伝えたい」とし、先日他界したジャン=リュック・ゴダール監督を追悼した。

続いて舞台に上がったUniFranceのセルジュ・トゥビアナ会長は、韓国俳優のソン・ガンホを呼び、彼のフィルモグラフィーを紹介した上で、エトワール・デュ・シネマ(étoile du cinéma)賞を授与した。

次に映画振興委員会のパク・ギヨン委員長が舞台に上がり、女優イェ・ジウォンにエトワール・デュ・シネマ賞を授与した。

「フランスの夜」の最後には、韓国とフランスの映画関係者たちにより記念撮影が行われ、映画を通じた交流と出会いの場を祝う海雲台(ヘウンデ)の夜は深まっていった。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ボラ
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