キム・ゴウン、ミュージカル映画「英雄」出演を後悔?“部屋の隅に閉じこもって号泣”(総合)
写真=Newsen BD
映画「英雄」の制作報告会が11月21日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV アイパークモールにて開かれ、ユン・ジェギュン監督、チョン・ソンファ、キム・ゴウン、チョ・ジェユン、ペ・ジョンナム、イ・ヒョヌ、パク・ジンジュらが出席した。韓国で12月に公開される「英雄」は、1909年10月にハルビンで伊藤博文を暗殺した後、日本で死刑判決を受けた安重根義士(朝鮮時代の独立運動家)が、挙事を準備していた時から死を迎える瞬間までの1年を描く。
ユン・ジェギュン監督が「国際市場で逢いましょう」以来、約8年ぶりに披露する新作映画「英雄」は、安重根義士関する知られざる物語を描いた映画として期待を集めている。ここに14年間、安重根役として舞台を引っ張ってきたチョン・ソンファから、キム・ゴウン、ナ・ムニ、チョ・ジェユン、ペ・ジョンナム、イ・ヒョヌ、パク・ジンジュまで、出演者のラインナップが豪華だ。
同日、「『国際市場で逢いましょう』以来、約8年ぶりの製作報告会だ」と切り出したユン・ジェギュン監督は、「思っていたより緊張してプレッシャーを感じる」と話した。
映画に挿入されたナンバーは、アフレコではなく現場での生歌をそのまま使った。ユン・ジェギュン監督は、「初めて『英雄』の演出を務めて決心したのは、『とにかく生歌でいく』ということだった。それからすべての苦しみが始まり、本当に大変だった。真冬にも音を拾うためにジャンパーを着ることができず、野外撮影をする時は虫退治のために防疫もしなければならなかった。今思えば、本当に大変な撮影だったが、それでも後悔はない」と話した。俳優たちのマイクとインナーイヤーを消すために『国際市場で逢いましょう』よりも多くのCG作業が入ったという後日談も伝えた。
オリジナルミュージカル「英雄」に続き、もう一度安重根役を務めたチョン・ソンファは、「初めてユン・ジェギュン監督が『この作品を映画にしたい』と言った時、自分が安重根役をするよりも、映画俳優で歌が上手な方がするんじゃないかと思っていた。それを隣でサポートしようとも思っていた」と振り返った。
続けて「しかし、監督が僕を呼んで『ソンファ、君にやってもらわないと』と言ってくれた。ただ、その時に僕が86キロに達する巨体だったので、監督は減量が必要だ言っていた。『観客が君を見て安重根義士だと信じるほど減量しなければならない』と言われて、減量を始めた。14キロほど減量し、撮影を準備した」とし、作品のための努力を伝えた。
「歌と演技を並行することは難しくなかったか?」という質問に、チョン・ソンファは「ミュージカル中に歌を歌ったら、全ての音響バランスが合っているので、観客の皆さんにもよく聞こえるし、僕たちにも同じように聞こえる。しかし、映画の撮影現場は違う。BGMが流れていない時も歌を歌わなければならなかった。そういう音響的な部分で難しかった」と話した。
そして「映画は、画面に細かい表情まで捉えられるので、表情管理をしながら歌を自然に歌う方法を研究するのが苦しかった」と打ち明けた。
キム・ゴウンは、独立軍の情報員であるソルヒ役を務めて初めてミュージカルの演技に挑戦した。彼女は「演劇映画科出身でなので、学生時代はミュージカルの歌をたくさん歌った。『英雄』のミュージカルナンバーもすでに知っていた。『頑張ればなんとかなるだろう?』と思っていたけれど、10年の歳月が流れたとは思わなかった。10年ぶりに歌を歌ったら、何もできなかった」と話した。
続けて「挫折を感じた。部屋の隅に閉じこもってたくさん泣いた。『どうして出演すると軽率に言ったんだろう』と思った」という彼女は、「歌は短期間で大きな発展を遂げることが難しいので、自分の思い通りにならないのが、とても苦しかった」と繰り返し伝えた。
そして、「私が合計3曲を歌うが、激情的な感情で嗚咽する状態で歌う。自信ありげに『生歌でやります』と言ったけれど、感情を吐き出しながら歌うのが難しかった。演技と歌の中で、歌を諦めて演技に集中しようとした」と明かした。
最後にユン・ジェギュン監督は「ミュージカル映画の違和感、ぎこちなさをなくすために精魂を込めた作品だ。思ったより違和感を感じないと思う」と自信を示した。
同作は韓国で12月に公開される。
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- 記者 :
- ペ・ヒョジュ、チョン・ユジン
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