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「禁婚令」チョン・ボミン、女優を目指したきっかけは「太陽を抱く月」のキム・ユジョン“母を説得して上京した”

OSEN
写真=OUTER KOREA
「太陽を抱く月」のキム・ユジョンの演技を見ながら俳優の夢を育んできた女優のチョン・ボミンが、「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」(以下、「禁婚令」)で花開いた。

チョン・ボミンは最近、韓国で放送が終了したMBCドラマ「禁婚令」で、エダル堂の核心メンバーであり、“母胎雪露”(母体ソロ:生まれてから一度も恋愛経験がない人)であるヘヨン役で熱演した。先月21日に終了した「禁婚令」は、7年前に王太子妃を失って禁婚令を出した王イ・ホン(キム・ヨンデ)の前に、死んだ王太子妃に憑依できるという結婚詐欺師のソ・ラン(パク・ジュヒョン)が登場したことにより繰り広げられる、愉快で痛快な“宮殿詐欺劇”だ。同名のウェブ小説を原作とした作品で、チョン・ボミンは原作とドラマでそれぞれ違う魅力で描かれたヘヨンを完璧に表現した。これを受け最近、ソウル麻浦(マポ)区合井(ハプジョン)洞にあるOSENの事務所で彼女とインタビューを行った。

「MBCの時代劇『太陽を抱く月』を見て女優の夢を抱きました」と明かした彼女は、「『金婚令』に臨みながら、ずっと幸せでわくわくしていました。撮影中ずっと幸せでした」と放送終了の感想を語り、明るく笑った。続いて「『太陽を抱く月』でのキム・ユジョンさんの演技を見ながら真似してみたいと思い、家で一人で真似してみたりしました。ドラマを見て演技がしたくなりました。台本集を買って、演技をしたりもしました」と打ち明けた。

チョン・ボミンは「高校に進学してから、母親と一緒に銭湯に行ったときに、垢すりをしながら慎重に話を切り出しました。女優になりたいと。『とんでもない! そんな儚い夢は忘れて』と母は言っていました。すごく絶望的でした。ところが演劇サークルに入って良い先生に会ったおかげで、たくさんサポートしていただき演劇の公演ができました。両親はそれを見て泣いていました。女優になりたいと親を説得し、入試の準備をして釜山(プサン)からソウルに上京することにしました」と説明した。

同徳女子大学の放送芸能科を卒業後、チョン・ボミンはウェブドラマを経て「国家代表ワイフ」「禁婚令」に出演し、本格的に女優として始動した。彼女は自身の性格について「作品に影響を受ける方です。ヘヨンは単純なキャラクターです。活発な性格なので、ヘヨンの人生を生きようとすると似ていくようです。その前の『国家代表ワイフ』では色々なことを我慢して、打ち勝ちながら生きる、厳しい環境で育った役だったので、マイナスな影響を受けたりもしました」と打ち明けた。

また「見た目はヘヨンに似ていると思われがちですが、中身は『国家代表ワイフ』で演じたキャラクターに近いです。人々とおしゃべりをして討論するのが好きで、話す時はヘヨンのようですが、一人でいたり精神的に疲れているときには『国家代表ワイフ』の姿で生きようとする傾向があります」として「メンタル管理をする時には、『私が今感じている感情は、この瞬間に過ぎない』と自ら言い聞かせます。もともと感情に深く沈むタイプなんです。自分の感情に閉じ込められて抜け出せないことが、私の短所だと思うので、よりそのように考えようと努力しています。なので『国家代表ワイフ』の時は大変でした。普段もあまり笑わなかったです」と打ち明けた。

そんなチョン・ボミンの「禁婚令」を見た周囲の反応はどうだったのか。チョン・ボミンは「友達が『お母さんがあなたがテレビに映ると、居間に出てこいと言う。でも、私はあなたの演技を見ることができない』と言ったりします。私が釜山出身なので、友達は私が方言で話すことに慣れているのですが、標準語で時代劇の演技をする姿が恥ずかしいと言っていました」と笑った。

続いて「母は演技を冷静に評価してくれます。なのでたまに私の演技を撮影した映像をメールで送ると、正確に指摘してくれます。『言葉がはっきり聞こえない』だったり、『このタイミングで笑うと白々しく感じる』など、率直なコメントをしてくれます。ドラマも見て、それ以外にも様々な指摘をたくさんしてくれます。でも実際は私を誇りに思っていて、友人に私が出る番組を見るように自慢げに勧めたりします」と明かした。

チョン・ボミンは自身の演技について「残念な部分が多かった」と言った。彼女は「監督がたくさんアドバイスしてくれました。私が考えられなかった部分まで考えてコメントしてくださいました。現場でたくさん研究をしました。まずヘヨンは、キャラクター自体は明るくて活発で、人付き合いが好きなキャラクターですが、原作のウェブ小説では、三角関係を経験しており、そのような感情線がさらに濃い人物でした。小説を読みながらヘヨンの性格を研究しました」と語った。

続けて「挑戦したい演技は多いです。見かけは善良なイメージだとよく言われますが、逆の悪女役もしてみたいです。そういった演技が認められれば、より嬉しいと思います。少し強烈な演技で認められたいです。イメージと相反するとギャップのある姿が見えるはずなので、そんな姿に視聴者の皆さんが驚いてくれたら、成功したと言えると思います」と明かした。

また「オファーをたくさんもらえる女優になりたいです。シーンを一つずつこなしていけば、そんな日が来るでしょう。ロールモデルはキム・テリ先輩とソ・ヒョンジン先輩です。キム・テリ先輩はどんな作品でも自分のスタイルをしっかり持っているように感じます。なのでキャラクターが全部違って見えるので、(そういった部分を)学びたいです。ソ・ヒョンジン先輩は、言葉では表現できない頑丈さが感じられます。本当に手本にしたいです。基本がとても重要だということを、ソ・ヒョンジン先輩を見ながらたくさん感じました。基礎からやり直さなければならないと思ったほどでした。私はまだまだだと思います」と謙遜した。

最後にチョン・ボミンは、「『禁婚令』は全てのシーンが大切でした。序盤は出演シーンが少なく、そんな少ないシーンの中でも本当にたくさん努力しました。何回も練習室で自分の演技を撮影してみたりしました。そのためか、本番は少し緊張したと思います。それでも、演技に満足できるようになったので、次はもっとうまくいくと思います!」と語った。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ヨン・フィソン
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