「D․P․」シーズン2出演ク・ギョファン“チョン・ヘインとは何も言わなくても気まずくない関係”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
2年ぶりに帰ってきた「D.P.」シーズン2は、軍務離脱逮捕組「D.P.(Deserter Pursuit)」のジュノ(チョン・ヘイン)とホヨル(ク・ギョファン)が、変わらない現実と不条理に絶えずぶつかる物語を描いた。ク・ギョファンは、103師団憲兵隊軍務離脱逮捕組(D.P.)の組長ハン・ホヨルを務めて熱演を披露した。シーズン1でとぼけていながら愉快な演技を披露したク・ギョファンは、シーズン2ではウィットを失うことなく、トラウマで失語症になったハン・ホヨルの感情を、眼差しと表情だけで完璧に表現した。
変則的なキャラクターのハン・ホヨルを、軽やかだが軽くない重厚感で完成させたク・ギョファン。次は「D.P.2」を通じて“信頼できる個性派俳優”らしい圧倒的な存在感を改めて証明した彼との一問一答だ。
――「D.P.シーズン2」のハン・ホヨルと別れた感想を聞かせてください。
ク・ギョファン:一人の人物と別れる作業は、俳優としてこれからも続けていかなければならないことなので、まだ終わったとは思っていません。そして撮影は終わりましたが、Netflixにずっと残っていますから(笑)。Netflixに登録してあるので、ホヨルが恋しくなったら、また取り出して見ればいいんです。
――シーズン2の公開後、視聴者の反応が熱いですが、気分はいかがですか?
ク・ギョファン:ワクワクして嬉しいです。作品を撮る理由自体が、視聴者に会いたいからです。公開されて1週間ほど経ちましたが、視聴者と会っていると思うと嬉しいです。道で「ハン・ホヨル」と呼んでくださる方がいますが、その時はありがたいです。名前よりキャラクターで呼ばれるとき、劇中の人物だと思っていただいているようで嬉しいです。
――最も印象に残っている反応は何ですか?
ク・ギョファン:「ハン・ホヨルが除隊して残念だ」という反応が印象に残っています。視聴者と距離を縮めたと思いました。そのキャラクターを演じた人として、ハン・ホヨルの退場を惜しんでくれるのは、本当に嬉しいことです。
――最後のターミナルシーンで、アン・ジュノに「またね」と言ったのはアドリブだと聞きました。
ク・ギョファン:シーズン2ではアドリブはなるべく控えるようにしました。でも、あの言葉は自然に出てきました。ハン・ホヨルの立場からすると、笑わせないように言った言葉でした。もうアン・ジュノに本当に会えないと思って出てきた台詞でした。
――シーズン2でホヨルが失語症になったという設定についてどう表現しようと思いましたか?
ク・ギョファン:ホヨルが失語症になった、ならなかったということは考えなかったんです。あんなに話すのが好きだった人が、何も言えなくなるなんて。ハン・ホヨルの能力は言葉だと思うのですが、声が出ないというのは、それだけホヨルが危機的な状況にあるという意味でもあります。メディカルドラマのように失語症になったことを分析するよりは、感情的にアプローチしようとしました。言葉が出ないほど極限の状況に置かれていると思いました。
――シーズン1に続き、シーズン2でもチョン・ヘインと共演していますが、チョン・ヘインはどんな演技パートナーですか?
ク・ギョファン:「俳優の中で誰と親しいか?」と聞かれたら、「チョン・ヘインさんと親しいです」と言えると思います。多くのインスピレーションと慰めをくれる人です。現場で僕をリラックスさせてくれる人の一人でもあります。チョン・ヘインさんには、人を包み込むような優しい一面があります。自分で言っていながら面白くない冗談にも笑ってくれることがあるんです。プライベートで会ったことはあまりないんですが、ある日撮影現場に行くと自然にふざけてしまう仲で、久しぶりに会っても、お互い何も言わなくても気まずくない関係になってしまいました。この作品を通して仲間意識が生まれてきて、いつの間にかいい友達になっていました。でも、あまり切ない雰囲気で書かないでくださいね。気持ち悪いので、ハハハ。
――シーズン1に比べて、シーズン2では登場シーンが少し減りましたが、それについて残念には思いませんか?
ク・ギョファン:もし撮影したシーンがカットされていたら残念だったと思いますが、そんなことはなかったので大丈夫です。ホヨルは登場シーンに左右される人ではないと思います。僕という俳優自体も、登場シーンにこだわらないようにしている人です。それに関係なく、僕はホヨルは「D.P.」という作品でジュノを取り巻く人物の一人だと思っています。ただ、ジュノに影響を与えただけでも満足です。
――周りの俳優から演技を絶賛される役者ですが、その理由は何だと思いますか?
ク・ギョファン:よくわかりませんが、ありがたくて、本当に嬉しいです。演技はアンサンブルが大事ですが、それが俳優たちにちゃんと伝わったと思います。
――シーズン2では、ハン・ホヨルの感情の変化が大きかったです。感情の演技のためにどんな努力をしましたか?
ク・ギョファン:ホヨルは、自分のコンディションを人に気づかれないようにする人物ですが、シーズン2では直感的で素直に自分の表情を表そうとしていました。それでも少しはホヨルの姿を失わないようにしました。ホヨルは余白がある方がもっと良い人物だと思ったので、感傷的にならないようにしたい思って演技しました。
――シーズン2では、コミカルな演技より真面目な姿を見せようとしたという言葉とは裏腹に、ジャージャー麺の食べ方で話題を集めました。どのように生まれたシーンですか?
ク・ギョファン:アドリブをしようとするより、相手の俳優の真心から演技のインスピレーションを得る方です。その時、一緒にご飯を食べるシーンの撮影で、チョン・ヘインの目を見たんですが、その視線から温かさを感じました。アン・ジュノがホヨルをどう思っているかが伝わってきました。相手の名演技にハマって、自然に出てきたと思います。
――劇中のハン・ホヨルと実際のク・ギョファンの性格は異なる方ですか?
ク・ギョファン:ホヨルは、僕が持っている姿の中で最も勇敢な姿だけを出した人です。ある意味でホヨルとは逆の性格なので、ホヨルを演じながらゾクゾクしました。僕は少し2~3人向けの人間なんです。そういう時に本当の自分の姿が出てきます。たくさんの人がいる場所では緊張するので、みんなと別々に会いたいです。そうすれば、本当に掘り下げた濃密な話ができると思います。人が多いと、すごく恥ずかしくて勇気が必要なんです。ホヨルは欲望に触れたんじゃないかと思います。
――「D.P.」に対してク・ギョファンの代表作だという反応が多いですが、それについてはどう思いますか?
ク・ギョファン:それを決めるのは観客の皆さんだと思います。でも、ホヨルに対する愛情は本当に大きいです。もう少し観客に近づくことができたキャラクターですから。
写真=Netflix
「D.P.」シーズン2のク・ギョファンが、磨きをかけた演技力で視聴者を魅了した。2年ぶりに帰ってきた「D.P.」シーズン2は、軍務離脱逮捕組「D.P.(Deserter Pursuit)」のジュノ(チョン・ヘイン)とホヨル(ク・ギョファン)が、変わらない現実と不条理に絶えずぶつかる物語を描いた。ク・ギョファンは、103師団憲兵隊軍務離脱逮捕組(D.P.)の組長ハン・ホヨルを務めて熱演を披露した。シーズン1でとぼけていながら愉快な演技を披露したク・ギョファンは、シーズン2ではウィットを失うことなく、トラウマで失語症になったハン・ホヨルの感情を、眼差しと表情だけで完璧に表現した。
変則的なキャラクターのハン・ホヨルを、軽やかだが軽くない重厚感で完成させたク・ギョファン。次は「D.P.2」を通じて“信頼できる個性派俳優”らしい圧倒的な存在感を改めて証明した彼との一問一答だ。
――「D.P.シーズン2」のハン・ホヨルと別れた感想を聞かせてください。
ク・ギョファン:一人の人物と別れる作業は、俳優としてこれからも続けていかなければならないことなので、まだ終わったとは思っていません。そして撮影は終わりましたが、Netflixにずっと残っていますから(笑)。Netflixに登録してあるので、ホヨルが恋しくなったら、また取り出して見ればいいんです。
――シーズン2の公開後、視聴者の反応が熱いですが、気分はいかがですか?
ク・ギョファン:ワクワクして嬉しいです。作品を撮る理由自体が、視聴者に会いたいからです。公開されて1週間ほど経ちましたが、視聴者と会っていると思うと嬉しいです。道で「ハン・ホヨル」と呼んでくださる方がいますが、その時はありがたいです。名前よりキャラクターで呼ばれるとき、劇中の人物だと思っていただいているようで嬉しいです。
――最も印象に残っている反応は何ですか?
ク・ギョファン:「ハン・ホヨルが除隊して残念だ」という反応が印象に残っています。視聴者と距離を縮めたと思いました。そのキャラクターを演じた人として、ハン・ホヨルの退場を惜しんでくれるのは、本当に嬉しいことです。
――最後のターミナルシーンで、アン・ジュノに「またね」と言ったのはアドリブだと聞きました。
ク・ギョファン:シーズン2ではアドリブはなるべく控えるようにしました。でも、あの言葉は自然に出てきました。ハン・ホヨルの立場からすると、笑わせないように言った言葉でした。もうアン・ジュノに本当に会えないと思って出てきた台詞でした。
――シーズン2でホヨルが失語症になったという設定についてどう表現しようと思いましたか?
ク・ギョファン:ホヨルが失語症になった、ならなかったということは考えなかったんです。あんなに話すのが好きだった人が、何も言えなくなるなんて。ハン・ホヨルの能力は言葉だと思うのですが、声が出ないというのは、それだけホヨルが危機的な状況にあるという意味でもあります。メディカルドラマのように失語症になったことを分析するよりは、感情的にアプローチしようとしました。言葉が出ないほど極限の状況に置かれていると思いました。
――シーズン1に続き、シーズン2でもチョン・ヘインと共演していますが、チョン・ヘインはどんな演技パートナーですか?
ク・ギョファン:「俳優の中で誰と親しいか?」と聞かれたら、「チョン・ヘインさんと親しいです」と言えると思います。多くのインスピレーションと慰めをくれる人です。現場で僕をリラックスさせてくれる人の一人でもあります。チョン・ヘインさんには、人を包み込むような優しい一面があります。自分で言っていながら面白くない冗談にも笑ってくれることがあるんです。プライベートで会ったことはあまりないんですが、ある日撮影現場に行くと自然にふざけてしまう仲で、久しぶりに会っても、お互い何も言わなくても気まずくない関係になってしまいました。この作品を通して仲間意識が生まれてきて、いつの間にかいい友達になっていました。でも、あまり切ない雰囲気で書かないでくださいね。気持ち悪いので、ハハハ。
――シーズン1に比べて、シーズン2では登場シーンが少し減りましたが、それについて残念には思いませんか?
ク・ギョファン:もし撮影したシーンがカットされていたら残念だったと思いますが、そんなことはなかったので大丈夫です。ホヨルは登場シーンに左右される人ではないと思います。僕という俳優自体も、登場シーンにこだわらないようにしている人です。それに関係なく、僕はホヨルは「D.P.」という作品でジュノを取り巻く人物の一人だと思っています。ただ、ジュノに影響を与えただけでも満足です。
――周りの俳優から演技を絶賛される役者ですが、その理由は何だと思いますか?
ク・ギョファン:よくわかりませんが、ありがたくて、本当に嬉しいです。演技はアンサンブルが大事ですが、それが俳優たちにちゃんと伝わったと思います。
――シーズン2では、ハン・ホヨルの感情の変化が大きかったです。感情の演技のためにどんな努力をしましたか?
ク・ギョファン:ホヨルは、自分のコンディションを人に気づかれないようにする人物ですが、シーズン2では直感的で素直に自分の表情を表そうとしていました。それでも少しはホヨルの姿を失わないようにしました。ホヨルは余白がある方がもっと良い人物だと思ったので、感傷的にならないようにしたい思って演技しました。
――シーズン2では、コミカルな演技より真面目な姿を見せようとしたという言葉とは裏腹に、ジャージャー麺の食べ方で話題を集めました。どのように生まれたシーンですか?
ク・ギョファン:アドリブをしようとするより、相手の俳優の真心から演技のインスピレーションを得る方です。その時、一緒にご飯を食べるシーンの撮影で、チョン・ヘインの目を見たんですが、その視線から温かさを感じました。アン・ジュノがホヨルをどう思っているかが伝わってきました。相手の名演技にハマって、自然に出てきたと思います。
――劇中のハン・ホヨルと実際のク・ギョファンの性格は異なる方ですか?
ク・ギョファン:ホヨルは、僕が持っている姿の中で最も勇敢な姿だけを出した人です。ある意味でホヨルとは逆の性格なので、ホヨルを演じながらゾクゾクしました。僕は少し2~3人向けの人間なんです。そういう時に本当の自分の姿が出てきます。たくさんの人がいる場所では緊張するので、みんなと別々に会いたいです。そうすれば、本当に掘り下げた濃密な話ができると思います。人が多いと、すごく恥ずかしくて勇気が必要なんです。ホヨルは欲望に触れたんじゃないかと思います。
――「D.P.」に対してク・ギョファンの代表作だという反応が多いですが、それについてはどう思いますか?
ク・ギョファン:それを決めるのは観客の皆さんだと思います。でも、ホヨルに対する愛情は本当に大きいです。もう少し観客に近づくことができたキャラクターですから。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ファン・ヨンド
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