ペ・スジ、映画「ワンダーランド」でパク・ボゴムと共演“本当にしっかりした人で頼りになった”
写真=マネジメントSOOP、Ace Maker Movie Works
女優のペ・スジが、パク・ボゴムとの熱愛説や映画「ワンダーランド」のエピソードなど、率直な話を伝えた。最近、ソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクドン)のあるカフェでは、映画「ワンダーランド」で主演を務めたペ・スジのインタビューが行われた。
「ワンダーランド」は、死んだ人を人工知能で復元するビデオ通話サービス“ワンダーランド”を通じて、愛する人と再会する物語を描く。「家族の誕生」や「レイトオータム」などを演出し、好評を博したキム・テヨン監督が13年ぶりに披露する長編映画だ。監督の妻で中国女優のタン・ウェイ、ペ・スジ、パク・ボゴム、チェ・ウシク、チョン・ユミ、特別出演のコン・ユまで、豪華ラインナップで話題になった。
2018年「第54回百想芸術大賞」でMCとして出会ったパク・ボゴムとペ・スジは、パク・ボゴムの軍服務期間を除き、今年まで連続でMCを務め、特別な縁を結んだ。生放送の授賞式をリードする安定感のある進行と、2ショットだけでも胸をときめかせるビジュアルケミ(ケミストリー、相手との相性)で相乗効果を発揮した2人は、「ワンダーランド」で初共演を果たした。
今作でペ・スジは意識不明の恋人テジュ(パク・ボゴム)をワンダーランドで復元させたジョンイン役を熱演した。昨年、Netflix「イ・ドゥナ!」に出演したペ・スジは、映画「白頭山」以来、5年ぶりにスクリーン復帰を果たした。現在は脚本家キム・ウンスクの新作であるNetflixシリーズ「全てが叶うだろう」への出演が決定し、キム・ウビンと共に撮影に励んでいる。
彼女は「完成した映画を観たら新しい感じがしました。(公開まで)長い間待ってきただけに、以前観た時よりも内容にもっと共感できました。私の演技だけを見たら集中できなかったはすですが、今回は映画そのものを観ました。他の方々の演技にも集中して、思いもよらなかった部分で泣きそうになりました」とし「映画の内容のため涙が出たけれど、幸せなシーンで涙がたくさん出ました」と感想を語った。
「ワンダーランド」の宣伝に力を入れているという彼女は「この映画には愛情をたくさん持っています。長い間準備しましたし、準備過程もこれまでやってきた方法とは違って、たくさんコミュニケーションをとりました。そのため本当に楽しく撮影した記憶があります。特別な愛情を持っているので、一生懸命に宣伝しています。長い間待ってきた作品でもありました」と話した。そして「台本にない部分を俳優たちが埋めていかなければならなかったので、『この前にはどんな話があっただろうか?』と考えました。監督とたくさん話したいと思いました。私の考えやボゴムさんの考えが自然に出てきて、アイデアを出し合いました。より深く人物を演じられる環境でした」と愛情を示した。
ペ・スジとパク・ボゴムは、名前を聞くだけでも頭に思い浮かぶ優れたビジュアルで、本当のカップルになってほしいというコメントが殺到している。タン・ウェイによると、中国のネットユーザーたちも「2人に付き合ってほしい」と応援しており、現地メディアも2人に関する記事を報道しているという。
これまで「百想芸術大賞」の授賞式でMCを務める時は敬語を使っていたが、作品で共演して初めてタメ口で話した。これに対し「撮影当時、現場のスタッフの皆さんが、あなたたちは2人でよく楽しく遊んでいるねと言っていました。撮影でタメ口で話さなければならなかったですし、ずっと冗談を言ってからかって、そのような関係を見せなければなりませんでした。そうしているうちに仲良くなりました。撮影がない時も待機している間、踊って遊んだりしていました」と笑った。
彼女は最近、自身のSNSにテジュに関する長文の書き込みを残し、映画への没入感をさらに高めた。そのおかげで2人への関心も高まった。
彼女は「長文の文章は、キャラクターに没入するため台本の文章をもとにして、2人の関係はこうだったと思うと書きました。そしてジョンインがワンダーランドのサービスをなぜ申請することになったのか、納得したくて想像して書いてみました。監督にもお見せしました。『台本に出ていない話を書いてみましたが、いかがですか?』と聞いてみたんです。監督もすごく良いと言っていました」とし「監督が一度撮影してみるかと言ったので、インタビューの形式で撮ったけれど、映画には出てきませんでした。そのような過程が積もって、ボゴムさんと息を合わせました。このような文章で没入できると言ってくださってありがたかったです。ケミを温かい目で見てくださる方々に感謝します」と伝えた。
そして「昨日タン・ウェイさんがこの場でインタビューする時、『2人に付き合ってほしい』と言っていました」という言葉には、「実は私もその記事を見ました。それだけ2人がよく合うという話なので、とても感謝しています」と笑顔を見せた。
今回の作品でタン・ウェイと会ったペ・スジは、「撮影現場に何度か遊びに来られました。タン・ウェイ姉さんが大好きで、実は会った時『謝謝』も思い出せないほどでした。最近、中国語を少し話して、知っている単語もいくつかあるんです。『謝謝』も知っているけれど、思い出せませんでした」とし「初めて姉さんを見た時、すごくファンなので(頭の中が)真っ白になりました。ただ目で私の心を全て伝えたと思います」とし「『レイトオータム』という映画が一番好きな映画の一つなので、実際に会った時はとても緊張しました」と当時を振り返った。
パートナーのパク・ボゴムについても、「兄さんがミュージカルに招待してくれて、観に行きました。音楽的な才能もたくさんある人ですが、ミュージカルを観て驚きました。音楽番組『THE SEASONS』出演のための準備する時、ボゴムさんの新しい姿をもっと見せてほしいと思いました。ボゴムさんが歌もたくさんおすすめしてくれて、楽な気持ちでついて行きました。本当に心強いです」とし「準備期間が短くてリハーサルの時にたくさん間違えたけれど、幸いなことに放送では素敵に映っていました。映像を私もずっと見ています。私たちは『とてもきれい~とてもきれいじゃない?』と言っていました(笑)。満足感が大きいステージで、幸せでした。何だか良いエネルギーを持って帰ったような気がしました」と可愛らしく自画自賛した。
MCのパク・ボゴムと俳優パク・ボゴムの違いを聞くと「演技で会った時は、目を見て影響を受けたことが多く、人として見た時は本当にしっかりした人だと思いました。思いやりのある人ですが、『強い人だな』と思いました。私も撮影しながらたくさん頼りにしていましたし、力になりました。エネルギーをもらいました」と感謝を伝えた。
“美女のトロイカ”の系譜を受け継ぎ、美しい人の代名詞となったペ・スジ。「ワンダーランド」の試写会の後、「なぜ髪が乱れてもきれいなの」「スジのグラビアを見ているようだ」などの評価もあった。
彼女は「ジョンインが寝て起きるシーンが多くて、本当に自然なすっぴんを見せなければならないシーンが多かったんです。撮影する時は『これはリアルすぎるんじゃない? 吹き出物は本当に隠してくれないんですか?』と言ったけれど、映画を観たらナチュラルな姿も良いと思いました。それだけ自然な姿が収められたのが初めてなので、嬉しかったです」と答えた。
首の部分が伸びたTシャツは私物だったという彼女は、「実は私の服だったんです(笑)。ジョンインがパジャマとして着ているTシャツですが、念のため持ってきたら、キム・テヨン監督もとても良いとおっしゃいました」とし「家にいるシーンは生活感があった方がよかったので、私が着ていたものを持ってきました。スーツケース2つに普段着を入れて持ってきて選びました。いつも着ていたものなので『我が家のように楽だな』と思って撮影しました。愛着を持っていたTシャツなので首元が伸びたことも気づきませんでした」と告白し、笑いを誘った。
「スジとして生きる気分はどうか?」という質問に彼女は、「スジ(収支)が合った(ラッキーな)気分」とし、「良いです。悪くないです」とウィットに富んだ答えで雰囲気を和ませた。
いつもついてくる「きれいだ」という称賛の言葉にうんざりしたり、プレッシャーになったこともあったのではないかという質問には、「全くそうではありません。聞く度に嬉しいです。プレッシャーも特にないです。きれいに見せるためにものすごい努力をすることもありません」とつけ加えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハ・スジョン
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