Netflix「すべては神のために」プロデューサー、検察に送致…番組内で同意なく女性の裸体を公開した疑い
写真=Netflix
Netflixオリジナルドキュメンタリー「すべては神のために:裏切られた信仰」(以下「すべては神のために」)のチョ・ソンヒョンプロデューサーが、性暴力処罰法違反の疑いで検察に送致された中、Netflix側が短くコメントを伝えた。本日(16日)午後、Netflixの関係者は「該当の内容は現在捜査中だ」とし「この部分に関して言及することが難しい点をご了承いただきたい」と慎重な立場を示した。
先立ってこの日、ある韓国メディアは「すべては神のために」を演出したチョ・ソンヒョンPDが、性暴力処罰法違反の疑いで検察に送致され、警察は制作陣がドキュメンタリーで女性信者の身体を隠すことなく公開し、収益を得た点について「犯罪の嫌疑がある」とみていると報じた。
報道によると、ソウル麻浦(マポ)警察署は、チョ・ソンヒョンPDを性暴力特例法違反の疑いで、ソウル西部地検に送致。担当PDに適用された容疑は、性暴力特例法14条(カメラ等を利用した撮影)2項と3項だ。2項は性的羞恥心を誘発する可能性のある映像を、対象者の意思に反して頒布上映などを行った者は、7年以下の懲役または5,000万ウォン(約500万円)以下の罰金に処すると規定。3項は営利目的で情報通信網を利用して2項に違反した場合、3年以上の懲役に処するという内容である。
キリスト教福音宣教会(JMS)のチョン・ミョンソク総裁による女性信者への性的暴行疑惑を告発した「すべては神のために」には、チョン総裁のため裸体映像を撮影する女性たちの姿が登場するが、この過程で身体の重要部位がモザイクなしにそのまま登場した。その後、警察は告発状を受理して捜査を行い、検察は14日に該当事件を受け付けたという。
これに関連し、警察側は「性器などがモザイクなしに露出された。Netflixでドキュメンタリーを配信したことは営利目的であると判断し、当事者の同意なく映像を上映した行為に対し、犯罪容疑があるとみている」と明かした。
昨年、Netflixを通じて公開された「すべては神のために」は、韓国現代史のうち、自称“メシア”たち、そして彼らの背後に隠れた事件や人の物語を盛り込んだ8部作のドキュメンタリーだ。被害者と主張する人々のインタビューが赤裸々に語られ、公開直後から社会的に大きな波紋を呼び、イ・ウォンソク検察総長まで登場し、JMSのチョン・ミョンソクに対する厳重な対応を指示するまでに至った。
JMSをはじめ、アガドンサンの教祖キム・ギスンなどが、同番組を相手に上映禁止仮処分申請を提出している。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハ・スジョン
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