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10/20開催!第25回東京国際映画祭「パーフェクト・ゲーム」「人類滅亡計画書」…上映

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2012年10月20日(土)~10月28日(日)の9日間に渡って第25回東京国際映画祭が開催される。

六本木ヒルズ(港区)をメイン会場に、都内の各劇場及び施設・ホールを使用して行われるもので、韓国映画としては、「パーフェクト・ゲーム」「人類滅亡計画書」「眠れぬ夜」「未熟な犯罪者」が上映される。

「パーフェクト・ゲーム」

(c)2011 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved
2011年/韓国/Color/127分/韓国語

【キャスト】
チェ・ドンウォン:チョ・スンウ
ソン・ドンヨル:ヤン・ドングン
キム・ソヒョン:チェ・ジョンウォン
パク・マンス:マ・ドンソク
キム・ヨンチョル:チョ・ジヌン

【監督プロフィール】
韓国の暻園大学(現 嘉泉大学)を卒業。いくつかの製作会社で製作プロデューサー兼ディレクター、映画プロデューサーとして活動してきた。2009年に「仁寺洞スキャンダル ~神の手を持つ男~」で監督デビューを果たす。本作は2作目の長編映画である。

【作品解説】
韓国では1982年にプロ野球が開始され、国民的な人気を得るようになっていくが、なかでも天才的な2人の投手――釜山を本拠地とするロッテ・ジャイアンツのチェ・ドンウォン(崔東原)と、光州のヘテ・タイガースのソン・ドンヨル(宣銅烈)――が80年代のヒーローであった。アマチュア時代からプロ野球まで宿命のライバルであり続けたチェとソンは数々の名勝負を残したが、なかでも1987年5月16日の死闘は語り草となっている。延長15回、4時間56分に及んだロッテ対ヘテの一戦において、チェは60人の打者に対して209球を投じ、ソンもまた56人を相手に232球を投げるという、現在では考えられない投球を行ったのである。はたして勝利の女神はどちらに微笑んだのか。韓国野球の真髄に迫るスポーツ実話ストーリー。ちなみにソンが96年から4シーズン、中日ドラゴンズでストッパーとして活躍し、99年には胴上げ投手となったのは記憶に新しい。

「人類滅亡計画書」(原題:인류멸망보고서)

(c)2012 ZIO ENTERTAINMENT All Rights Reserved
2012年/韓国/Color/113分/韓国語

【スタッフ】
製作総指揮:オ・ヨンフン
監督: キム・ジウン (「天上の被造物」)/スペシャル・ゲスト・ディレクター(「ハッピー・バースデイ」)
監督:イム・ピルソン (「素晴らしい新世界」「ハッピー・バースデイ」)

【キャスト】
(「天上の被造物」):キム・ガンウ
(「天上の被造物」):キム・ギュリ
(「天上の被造物」):パク・ヘイル
(「素晴らしい新世界」):リュ・スンボム
(「素晴らしい新世界」):コ・ジュニ
(「ハッピー・バースデイ」):ソン・セビョク
(「ハッピー・バースデイ」):チン・ジヒ
(「ハッピー・バースデイ」):ペ・ドゥナ

【監督プロフィール】
キム・ジウン:各ジャンルでよく知られた言語やニュアンスを、自身が手掛ける脚本や監督作品で革新的な新しいストーリーラインに変えていくことで知られている。本作で自身初のジャンルとなるSFに取り組む。イム・ピルソン:人間の欲望とそれがもたらす破滅に関心を持ち、本作では破滅を導く人間の欲望を描きながら、人類に一筋の光を示している。

【作品解説】
キム・ジウン(「悪魔を見た」)とイム・ピルソン(「南極日誌」)の2監督が3つのエピソードを撮り分けたSFオムニバス作品。第1話「素晴らしい新世界」(監督:イム)は、ゴミを分別せずに処理した結果、未知の怪ウィルスが発生し、次々と人間がゾンビ化していく。第2話「天上の被造物」(監督:キム)は、人間に代わってロボットが労働に従事する近未来。仏教寺院のロボットが悟りを開き、人間に説法する境地にまで達してしまう。人類の脅威とみなして解体しようとするメーカー側と、ロボットを師と仰ぐ僧侶たちが争う。第3話「ハッピー・バースデイ」(監督:キム+イム)は、小学生が怪しいサイトにビリヤードのボールを注文すると、謎の惑星が地球に接近を始める。地下の防空壕に避難した一家の、そして人類の運命は……。カナダのファンタジア国際映画祭で最高賞を受賞。

「眠れぬ夜」(原題:잠못드는밤)

(c)MOCUSHURA
2011年/韓国/Color/65分/韓国

【スタッフ】
監督/脚本/編集:チャン・ゴンジェ
プロデューサー:キム・ウリ
撮影監督:キム・ビョンス
編集:イ・ヨンジョン
録音:パク・ソンヨル
音楽:キム・ドンウク

【キャスト】
ヒョンス:キム・スヒョン
ジュヒ:キム・ジュリョン ……映画「トガニ」出演

【監督プロフィール】
1977年生まれ。韓国映画芸術アカデミーで撮影学を専攻する。何本かのインディペンデント映画に出演、さらに撮影を務めた作品もある。監督長編第1作の“Eighteen”(09)はバンクーバー国際映画祭でドラゴン&タイガー賞を受賞。独立系映画製作会社Mocushuraを設立。龍仁大学で映画製作を教えている。

【作品解説】
一昨年の「虹」(TIFF10最優秀アジア映画賞)、昨年の「U.F.O.」(TIFF11出品)と、アジアの風では韓国インディーズの注目作を継続的に紹介してきたが、本作もそれらに連なる本年度の収穫である。ヒョンスとジュヒは結婚2年目の若いカップル。共働きだがそれほど裕福でもない。仲のよい彼らはある夏の夜、いつものように料理をして一緒に皿を洗い、いつものように会話をしていたが、なんでもないことで諍いを始めてしまう……。劇的な出来事でなく、日常的な些事の反復とズレを淡々と描くスタイルは格調高く、静かななかに抒情を湛えた演出に魅了される。監督のチャン・ゴンジェは韓国映画アカデミーで撮影を学んだ若手。全州国際映画祭の韓国長編映画部門でグランプリと観客賞を受賞した。(協力:なら国際映画祭)

「未熟な犯罪者」(原題:범죄소년)

2012年/韓国/Color/107分/韓国語

【スタッフ】
監督/脚本/エクゼクティブ・プロデューサー:カン・イグァン
エグゼクティブ・プロデューサー:ヒョン・ビョンチョル
プロデューサー/脚本:パク・ジュヨン
撮影監督:ピョン・ボンソン

【キャスト】
ジグ:ソ・ヨンジュ
ジグの母、ヒョスン:イ・ジョンヒョン
セロム:チョン・イェジン

【監督プロフィール】
ソウル生まれ。家族と社会をテーマにした作品を手掛ける。長編デビュー作「サグァ」(05)はひとりの女性の人間関係と結婚に対する葛藤、別れ、選択を描いたハイテンポな作品で、第30回トロント国際映画祭で国際批評家連盟賞(FIPRESCI賞)、第53回サンセバスチャン国際映画祭で新人脚本賞を受賞。他に短編映画“A Boy's Poem”(99)「視線の向こうに」(11)のエピソード「歯が二つ」など。

【作品解説】
本作のスタッフや俳優は実在の少年院に寝泊まりし、収容者たちと同じ生活を送ることで彼らの心理や置かれた状況に対する理解を深めた。他の舞台もすべて実際の施設で撮影されており、作品に独自のリアリティーがもたらされている。世間を達観したように見えつつ、幼さと大人らしさを兼ね持つ存在感を発揮したソ・ヨンジュは主としてTVドラマで活躍しており、本作が3本目の映画出演となる。生活力が無いが、何とも愛らしい新鮮な母親像を演じたイ・ジョンヒョンは、日本でも活動歴のある人気シンガー。

■関連サイト
東京国際映画祭公式サイト
元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
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