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【2012ケーブル Vol.3】19禁・KBS・オーディション・応答・恋愛“ホットキーワード5”

OSEN
今年1年間のケーブルテレビは、19禁、80~90年代、オーディション、恋愛、KBSなどのキーワードで整理された。大人向けのギャグが流行し、70~80世代の代わりに80~90世代の新レトロという言葉がテレビを独占した。相変わらず「SUPER STAR K」を中心としたオーディション番組が人気となり、リアリティという名前で視聴者に恋愛を薦めたりもした。また、KBSから移籍したスタープロデューサーイ・ミョンハン、キム・ソクヒョン、シン・ウォンホ、ユ・ハクチャンなどの活躍ぶりも目立った。

19禁、大人のための「Saturday Night Live Korea」

“ギャグ”への視聴者の基準は、とりわけ厳しいものがある。そのため、tvNのコメディ番組「Saturday Night Live Korea」(以下「SNL KOREA」)の19禁戦略は関心を集めるうえで十分だった。“大人たち”をターゲットにした「SNL KOREA」は、社会・政治的な話題を多少高いレベルで表現し、大人たちの耳目を集めた。前シーズンでヤン・ドングンをはじめ19禁路線を選んだ「SNL KOREA」は、「汝矣島(ヨイド)テレタビーズ」で政界を風刺した。このような内容により、結局選挙放送管理委員会の審議で「SNL KOREA」という名前が取り沙汰されることもあり、番組の影響力が伺える。

80~90世代にもノスタルジアがある「応答せよ1997」

2012年最高のヒットアイテムは、80~90世代の思い出だった。第1世代のアイドルが歌謡界にデビューし、商業化・組織化されたファンダム(特定のファンの集い)が形成された時期を過ごした人々を取り扱ったドラマ「応答せよ1997」は、共感に基づいて熱狂的な支持層を作った。正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)というにはトレンディーで、軽いラブコメディというにはソン・シウォンと代表されるキャラクターに私たちの成長の物語が濃密に溶けこんでおり、大きな反響を得た。初期の低迷ぶりは放送3週目になって逆転し、ケーブルドラマ史上最高の記録である9%を超えた。

オーディション、見ても見ても、また見るしかない!

もううんざりだ、うんざりだと言っても目に留まるのは、オーディション番組だった。今回ケーブルテレビで放送されたオーディションまたはサバイバル形式のバラエティ番組は、およそ7つ前後。「Master Chef Korea」「SHOW ME THE MONEY」「the Voice of Korea」「SUPER STAR K4」「Super Diva 2012」「NEXT TOP MODEL KOREA」「Project RUNWAY」などがある。溢れるオーディション番組にうんざりだという反応もあるが、それでも成績は悪くなかった。いずれの番組も成功の基準といえる視聴率1%を超え、「Master Chef Korea」はマニア層の支持の中で、最高視聴率2.6%を突破した。「the Voice of Korea」はスポットライトを浴びていない実力派歌手に脚光を当て、「NEXT TOP MODEL KOREA」「Project RUNWAY」は、参加者たちの対立を際立たせ、注目を集めた。特に、「SUPER STAR K4」の場合、前シーズンに比べて影響力がないという懸念の声があったが、同時間帯に韓国で放送されたMBC「偉大な誕生3」、SBS「GO Show」との視聴率との競争では優位を占めた。

“もっとロマンチック”な恋愛をリアルに薦めます

これまで見てきたカップルマッチング番組がドキュメンタリー的な乾いた客観性を維持していたなら、tvN「ロマンチック&アイドル」は趣向シャッフルで堂々と映画のような愛を薦め、差別化に成功した。リアルだが映画のような恋愛は、ドラマ「イニョン王妃の男」に出演したチ・ヒョヌ、ユ・インナが自分たちのラブストーリーで強い印象を残したりもした。最終回記念のファンミーティングで、チ・ヒョヌは大胆にもユ・インナに向けた自身の気持ちを表し、二人の愛情は国民的な支持の中でカップル誕生につながった。ドラマの中の愛が大国民発言につながったという点は、十分にロマンチックだった。現在、tvNではアイドルグループメンバーのカップル探しをテーマに、「ロマンチック&アイドル」が放送中だ。

KBS出身のスタープロデューサーたち、これくらいはやってもらわないと!

2012年は、KBS出身のスタープロデューサーらの活躍ぶりが目立った年だった。KBS 2TV「ハッピーサンデー」シン・ウォンホ、イ・ミョンハン、ユ・ハクチャン、パク・ソンジェプロデューサーなどがCJ E&Mに移籍し、「ギャグコンサート」キム・ソクヒョンプロデューサーがその先に「コメディビッグリーグ」に投入された。現在「コメディビッグリーグ」は、9月に正式編成された後、4%を超える高視聴率を続けている。パク・ソンジェプロデューサーは、「ロマンチック&アイドル」、ユ・ハクチャンプロデューサーは「3人の間抜け」でメガホンを取り、シン・ウォンホプロデューサーは、バラエティを演出してきた経歴にもかかわらず、大胆にドラマに領域を移し「応答せよ1997」でホームランを放った。このドラマが記録した最高視聴率は9%だった。2%だけ越えて欲しいと言っていた担当プロデューサーの願いは、5倍近い数値で現実となった。

このすべての番組の統括プロデューサーは、イ・ミョンハンチーフプロデューサーだ。彼は「ケーブルというところに適応するのに少し時間がかかった。今年『日曜日N tvN』もスタートし、本格的にバラエティのブランド化に取り掛かった。2013年もこれを定着させ、人気が上昇する時期になればと思う」と述べた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イム・ヨンジン
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