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Vol.1 ― 放送終了「総理と私」視聴率不振の3つの理由

TVレポート
写真=SM C&C
KBS 2TV月火ドラマ「総理と私」(脚本:キム・ウニ、ユン・ウンギョン、演出:イ・ソヨン)が予想通りの結末と共に韓国で4日に放送された第17話を最後に幕を閉じた。

この作品は契約結婚で縁を結んだ男女がお互いへの愛に気付き、本当の家族になっていく過程をコミカルなハプニング満載のラブストーリーで描くという抱負のもと、韓国で12月9日から約2ヶ月間に渡って放送された。

しかし、第7話で記録した自己最高視聴率(8.9%)以降、下降に転じた「総理と私」の視聴率は放送終了まで残り1話となった第16話では4.9%まで下がった。「総理と私」の視聴率が転落してしまった理由を分析してみた。

1. 主人公たちの相性不足

主人公をはじめ、登場人物のケミストリー(相手俳優との相性)は作品において大きな比重を占める。だが、「総理と私」は主演俳優のケミストリーすら良くないという評価を受け、劇中のキャラクターとしても結局この限界を超えることができなかった。総理クォン・ユル役のイ・ボムスと女性記者ナム・ダジョン役の少女時代のユナが愛し合う仲には見えず、ラブストーリージャンルならではの特性が活かされなかったという評価が大多数を占めている。

2. 現実味が感じられないストーリー

現実味が感じられないドラマは視聴者から目をそらされて当然だ。これは言い換えれば、いかに荒唐無稽な題材やジャンルだったとしても、現実味が感じられるドラマは視聴者の反響を得られるということでもある。しかし「総理と私」は、子供が3人もいて、国民が注目している総理という職業のクォン・ユルとナム・ダジョンが簡単に契約結婚をしてしまうという設定から視聴者の十分な共感を得ることができなかった。

3. 面白みと感動の不足

視聴率が振るわなかったとしても面白みや感動を届けるドラマの場合、最近の視聴者は素早くキャッチしてくれる。このようなドラマを「マニアのドラマ」「大ファンのいるドラマ」と呼ぶが、「総理と私」の最大の問題は面白みと感動が揃って足りない“無色・無臭”のドラマだったという点だ。ドラマの面白みに直結する対立や緊張感を与える人物、事件が目立たず、結局視聴者の興味をくすぐることに失敗した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ウイン
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