【アイドルユニット大百科事典 Vol.2】会いたかったミュージシャン
写真=Jellyfishエンターテインメント、STARSHIPエンターテインメント、Woolimエンターテインメント、SMエンターテインメント
アイドルグループの活動領域はますます広くなっている。ドラマ、バラエティなどの他の分野での活躍だけではなく、ユニットやソロとしてまた違う変身も見せている。その中でもユニットはグループ活動とはまた違う魅力を持つ領域だ。アイドルのユニットは同じグループのメンバー同士または別のグループとのコラボレーションを通じて新たなコンセプトを開拓したり、ミュージシャンとしての才能が現れたりする。今やユニットはアイドルの通過儀礼になるほど一般的になった。本格的にユニットの歴史を開いたSUPER JUNIOR-K.R.Y.をはじめとする現在まで活動中のアイドルユニットを分類してまとめてみた。
【分類基準】
ミュージシャン:ユニットを通じて自作曲を発表してミュージシャンとしての才能を表したり、グループ活動では見られなかった歌唱力などの実力を証明する場合。コンセプト:はっきりとしたコンセプトでグループで活動した時と違うアイデンティティを確立した場合。
希少性:予想しなかった組み合わせで新鮮さを与えたり、強いインパクトを与えたが、活動が少なくて希少性がある場合。
予測可能:ボーカルとラッパーの組み合わせなどコラボレーションでよく見るタイプのユニットだったり、グループの中での役割でユニット活動の可能性が十分に明らかになる場合。
会いたかったミュージシャン
グループの歩みと各メンバーの特徴を考えた時、ユニット活動を通じてメンバーの歌唱力を表したり、作業してきた自作曲を公開するだろうと期待を集めたグループ(カ、ナ、ダ順)
Dasoni
2013年に結成されたEXIDのソルジとハニのユニット。EXIDが2015年に披露した「Up&Down」がチャートを逆走した効果により、ソルジとハニのユニットDasoniが再び注目されて後から関心を集めた。Dasoniはメインボーカルとビジュアルメンバーという見慣れないアイドルユニットの組み合わせでもあるが、中低音が魅力的なハニと爽やかな高音を誇るソルジの調和は会いたかった組み合わせでもあった。ハニはDasoniを通じて「Up&Down」と「AH YEAH」では感じられなかったボーカルの魅力をアピールした。ユニットを通じて実力まで再び注目を集めた“逆走”のアイコンである。VIXX LR
2015年に結成されたVIXXのレオとラビのユニット。コンセプトドル(コンセプト+アイドル) と呼ばれるグループVIXXで普段から作曲に大きな意欲を持ったレオとラビが力を合わせた。チームで最も多くの自作曲を保持している2人のアルバム発売は、もしかしたらすでに予見されたことだったのかもしれない。VIXX LRのタイトル曲「Beautiful Liar」はラビの自作曲で、叙情的なレオのボーカルとラビのタフなラップが調和を成した。レオとラビはユニットプロジェクトを通じて隠していた魅力を取り出すと同時に、プロデューサーとしての可能性を見せつけた。SUPER JUNIOR D&E
2011年に結成されたSUPER JUNIORのウニョクとドンヘのユニット。SUPER JUNIORの中心を担当する同い年のドンヘとウニョクは既に様々なステージを一緒に披露して来ただけに、ファンの期待を集めた組み合わせだ。2011年、SUPER JUNIORのコンサート「SUPER SHOW 4」で初のユニットステージ「Oppa, Oppa」を公開して以来、日本だけでアルバムをリリースし、活動を繰り広げた。韓国では2015年、フルアルバム「The Beat Goes On」をリリース。SUPER JUNIORのK.R.Y.に続き、ワールドツアーを進行して日本、台湾などでステージを披露して、ユニットのグローバル的な人気を博してきた。「SUPER SHOW 1」から自作曲を披露したドンヘの音楽的な成果もD&Eの活動を通じて確認できる。SISTAR19
2011年に結成されたSISTARのヒョリンとボラのユニット。メインボーカルとラッパーの組み合わせは最もよく見れるコラボレーションの形だ。デビュー曲「Ma Boy」はメンバーたちのセクシーさをアピールしてウェーブダンスを流行させた。また、2013年に発表した「いた人がいなくなると」は音楽番組でトロフィーを11個も手に入れ、突風を巻き起こした。3分間を一人でリードするヒョリンのボーカルの能力と適材適所にポイントを加えるボラのラップが調和を成し、SISTARのまた違うカラーを作り出した。A.KOR BLACK
2015年に結成されたガールズグループA.KORのKemyとミンジュのユニット。ヒップホップコンセプトを志向するA.KORから2人のラッパーが“BLACK”という名前のユニットを作ったのは予測可能な組み合わせだった。だが、まだ知られていない新人ガールズグループがユニットを試みてヒップホップコンセプトを明確にアピールした点、自分たちでラップを作った点が視線を引きつける。アルバムには2014年にリリースされたKemyのソロ曲「Live」も収録され、ヒップホップミュージシャンとしての方向性を明確に表わしている。INFINITE H
2013年に結成されたINFINITEのラッパードンウとホヤのユニット。INFINITE HはINFINITE Hip-Hopの略。幼い頃からヒップホップ音楽が好きだったというドンウとホヤは練習生時代から音楽的な交流を続け、この交流が自然とユニット結成に繋がった。INFINITE Hは2013年にミニアルバム「FLY HIGH」、2015年にミニアルバム「Fly Again」の2枚のミニアルバムをリリースして、Amoeba Culture、Brand New Musicなど有名なヒップホップアーティストとのコラボレーションを通じてアイドルグループのヒップホップ挑戦に対する偏見を破ろうと努力した。2015年には「Pretty」で音楽番組1位を獲得してヒップホップミュージシャンとしての可能性を証明した。2YOON
2013年に結成された4Minuteのホ・ガユンとチョン・ジユンのユニット。メインラッパーのキム・ヒョナが既にソロとTrouble Makerとして活動を展開している状況で、ボーカルラインのホ・ガユンとチョン・ジユンのユニットは自然な流れだった。(4Minuteは5人のメンバーをホ・ガユンとチョン・ジユンの2YOON、ナム・ジヒョン、キム・ヒョナ、クォン・ソヒョンの3HYUNに分けて呼んでいる) ラッパーのポジションも兼ねている中低音のチョン・ジユンと清らかな高音を誇るホ・ガユンのシナジーが期待を集めた。デビュー曲「24/7」はカントリー風の軽快な曲だ。チョン・ジユンは収録曲「セセセ」の作詞作曲に参加してミュージシャンとしての力量を育て始めた。- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・スジョン、ハン・ヘリ、オ・セリム(インターン)、ウン・ジヨン(インターン)、編集 : ハン・ヘリ、翻訳 : ナ・ウンジョン
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