SBS、ソン・ソッキ社長に関する報道でMBCに勝訴…裁判所が訂正報道を命じる

SBSがMBCとの裁判で勝訴した。

11日、SBSによると、ソウル西部地方裁判所は昨年、SBS「ソン・ソッキ同乗者疑惑報道」がフェイクニュースであると称したMBC「あなたが信じたフェイク」（以下、「フェイク」）について、MBCの敗訴を宣告した。

2019年1月、JTBCのソン・ソッキ社長とフリーランスの記者Aさんの間で、暴行と就業委託が行われていた疑惑が浮上した。

MBC「フェイク」は4月の放送で、「ソン・ソッキ車両接触事故」について、当時SBSが取材・報道をしていた「同乗者を見た」というけん引車運転手の主張は、事実確認なしに報道された内容で、「事件の本質を無視し、扇情的に取り扱った」と批判した。また、「フェイク」の放送内で、参考資料としてSBS「8ニュース」ならびに他局の報道画面を使用し、“フェイク”という字幕をあらゆる場面に入れ、「8ニュース」の報道がフェイクニュースだと断定した。

これについてSBSが法的措置を取り、ソン・ソッキ社長が抱えていた「車両同乗者疑惑」はSBSとMBCの攻防戦に発展した。

ソウル西部地方裁判所は11日、SBS「8ニュース」をフェイクニュースと称し、批判したMBC「あなたが信じたフェイク」の報道について、SBSが申し立てた訂正報道などに対して部分的な勝訴を宣告した。しかし、SBSが主張した損害賠償請求のついては棄却した。

裁判部は「『8ニュース』が『ソン・ソッキ車両に同乗者がいた』『ソン・ソッキは接触事故発生の事実を認識していたにも関わらず、逃走した』と報道した事実はないにも関わらず、『フェイク』ではあたかも『8ニュース』が上記の内容を報道したかのように言及した」と指摘した。

また、SBS側の放送で反論しただけでは、十分な訂正報道とは言えないため、MBC側の放送で事実を明らかにし、訂正報道をすることを命じた。

ただし、MBC側に悪意は見えないため、SBS側の損害賠償請求は受け入れないと宣告した。