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キム・ソンホ、ドラマ「スタートアップ」で人気急上昇中!“一緒に暮らす両親も喜んでいる”

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ビッグスターが誕生した。

デビューして5年も経たないキム・ソンホは、ハン・ジピョンという人生に残るキャラクターに会って、“国民の恋人”として急浮上し、2020年を熱く盛り上げた。9年間“演劇界のアイドル”と呼ばれ、大学路(テハンノ)では既に彼を知らない人はいない。

2016年、KBS 2TV「キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~」でドラマデビューを果たし、特有の爽やかな魅力でファンの心をつかみ、KBS 2TV「最強配達人~夢みるカップル~」、MBC「トゥー・カップス」などを経て、一気に主演級俳優になった。YouTubeを盛り上げていたMBC「君のせいで何もできない!」に続き、tvN「100日の朗君様」、tvN「君のハートを捕まえろ~Catch the Ghost~」、KBS 2TV「1泊2日シーズン4」で、少しずつ人気を伸ばしていったと思ったら、ついに昨年tvN「スタートアップ:夢の扉」のハン・ジピョンに会って躍進を遂げた。

「スタートアップ」放送の後、SNSのフォロワー数は目を見張るほど急速に増え、広告や雑誌への出演は数え切れないほどだ。ファンたちは牛のように一生懸命に働くという意味で“ソ・ソンホ(牛+キム・ソンホ)”という愛称をつけたほどだ。

満開になった花に例えられるが、一度咲いたら散る花になりたくはないというキム・ソンホ。演技で信頼を得て、ずっと見ていたいと思われる俳優になりたいという。名実ともに韓国を代表する俳優になったキム・ソンホの始まりはこれからだ。

――広告業界から引っ張りだこですが、人気を実感していますか?

キム・ソンホ:自分の人生に“広告”というものが入ってきて、少しずつ実感しています。撮影スケジュールの他には出かけることがなくて実感できませんでした。ジピョンのキャラクターをここまで愛してくださるとは思っていなかったので、本当にありがたいです。

――劇中でキム・ヘスクさんがmiss Aのスジさんに、「君はコスモスだよ。ゆっくり待っていれば、秋には一番きれいに咲く」というセリフがあります。今のキム・ソンホさんにぴったりのセリフだという反応もありました。

キム・ソンホ:脚本家さんがすごいと思います。「スタートアップ」で一番好きなセリフです。必ずしも自分だけの状況ではなく、誰にでも当てはまるセリフだと思って、じーんと来ました。誰でも満開になる時があります。それぞれ自分の季節が違うだけです。今の自分を満開に咲いたコスモスに例えていただいたのもありがたいですが、1度だけ咲きたくはないんです。コスモスが季節ごとに咲いて散ってを繰り返すように、様々な良い姿をお見せしたいです。

――新人賞を受賞したときに、お母さんが泣いたと聞きました。今の状況を誰よりも喜んでいるんじゃないでしょうか?

キム・ソンホ:両親と一緒に暮らしていますが、ドラマの撮影終了後にもスケジュールで頻繁に出かけるようになったのを見て、すごく喜んでいます。息子が良い作品と役に出会えたことに、誰よりも感謝しています。

――「スタートアップ」の放送を通して、「ハン・ジピョンの気持ちをダルミだけ分からない」と、多くの視聴者たちが残念に思っていました。ハン・ジピョンを演じたキム・ソンホさんは残念だと思ったことはありますか?

キム・ソンホ:そのような話があったんですか? ハハ。残念に思わないわけではありません。ジピョンとダルミとして会う時間が少なかった点も残念です。しかし、ジピョンとダルミが交際しない結末が、すごく現実的で良いと思います。現実では自分が好きな人が、必ず自分を好きになってくれるという保証はないですから。ジピョンの縁は別にあると思います。そして残念に思うほどジピョンを応援してくださる方がたくさん居て、感謝しています。

――ムン・セユンさんの友情出演が話題になりました。どのような理由で実現したのですか?

キム・ソンホ:オ・チュンファン監督が「おいしい奴ら」の視聴者です。「1泊2日シーズン4」でセユンさんと共演しているので、監督がこっそり聞いてきたんです。それで僕のほうからセユンさんに友情出演をお願いして実現しました。ちょうど「驚きの土曜日-ドレミマーケット」からキャスティングの電話が来て、恩返ししなきゃと思って、すぐに(「驚きの土曜日」への)出演を決めました。

――演劇「氷」が、チケット販売開始と共に全席が完売となりました。「スタートアップ」で人気が急上昇してから観客に会うのは初めてになりますが、プレッシャーはありましたか?

キム・ソンホ:当然プレッシャーはありました。役がジピョンとは全く異なるキャラクターなんです。1年に一度、必ずやってきた演劇ですが、いざ観客に直接会うと思うと、とても緊張しています。この緊張が良い刺激になって、いつも大きな幸せを感じながら劇に取り組んでいます。

――ドラマが終了してすぐに始まった演劇ですが、練習時間が足りなかったりはしませんでしたか?

キム・ソンホ:スケジュール上、やむを得ず遅れて練習に合流しました。他の俳優さんたちは仕上げの段階でしたし、僕は急いでセリフを覚えなければなりませんでした。しかし、共演する俳優さんたちがすごくプロ意識の高い方でしたし、チャン・ジン監督は本当にジェントルで賢明な方なので、僕を引っ張ってくれて(遅れて参加したことも)しっかり理解してくださいました。本当に感謝しています。すごく勉強になっています。

――キム・ソンホさんにとって演劇はどんな存在ですか?

キム・ソンホ:演技の練習をしていると、体力的に大変ではあるのですが、癒やされる瞬間のほうが多いです。一生懸命に練習していると、今後の成長に対する期待が生まれるんです。客観的な結果は後になって分かると思いますが、実力が伸びるという自信が湧いてくる瞬間があります。その瞬間のおかげで、ずっと演劇に参加したくなるんです。

――具体的にはどのような瞬間ですか?

キム・ソンホ:先日、練習中にチャン・ジン監督が僕の音と動きを分析して、新しいセリフの言い方を提案してくれたことがあります。そうやって演技について一緒に工夫して成長していく瞬間が楽しいです。知らなかったことを発見して、自分がアドバイスを受け入れたら、もっと良い姿を観客にお見せできるという自信が生まれてきます。

――最近、Epitone Projectのミュージックビデオで、デビュー後初出演を果たしました。感想を教えて下さい。

キム・ソンホ:ミュージックビデオの撮影に参加してみたいと、いつも思っていました。オファーを受けて本当に嬉しかったです。良いアーティストさんたちの音楽に参加することができて光栄でした。ユンナさんの音楽は以前からたくさん聴いてきたし、Epitone Projectは今回の撮影をきかっけにファンになりました。ミュージックビデオはセリフがなく、表情に集中しなければならないですが、監督のディレクティングを自分だけのやり方で解釈して演技する新しい楽しみを見つけました。

――演劇での経歴まで合わせると、10年を優に超えます。自分自身が考えるキム・ソンホは、どんな俳優ですか?

キム・ソンホ:10年は聞こえは長そうですが、まだまだ未熟です。幼い頃は演技に対する理解力と習得力が早いと思っていました。しかし、勘違いでした。演技をすればするほど、短所がつい目に入ります。なのでゆっくり進みたいです。そのうちに、良い結果は必ずついてくると確信していますから。「スタートアップ」を撮る時も悩みや不安がたくさんありました。監督、脚本家と相談して、キャラクターを整えていくために努力しましたが、実は放送前まですごく怖かったんです。非難を受ける覚悟もできていましたから。まだ、「キム・ソンホはこんな俳優だ」と確信できる段階ではないように思います。

――「スタートアップ」は、1話からとても好評でした。その不安は放送後なくなりましたか?

キム・ソンホ:信じられませんでした。撮影しながら、僕たち同士で「ジピョン、憎たらしい」など、いろんな話をしました。しかし、ジピョンのそんなところも、切ない事情のせいか、かわいく見えたようです。感謝しながらも意外だと思いました。

――先日、「1泊2日」で誰よりも番組を長く続けると宣言していました。演技やバラエティを並行してもいいほど、余裕ができたのでしょうか?

キム・ソンホ:それは違います。「1泊2日」のメンバーたちが家族のように格別な存在になるとは思いませんでした。メンバー全員がいる限り、このチームを離れたくなかったんです。そして最近は、バラエティも作品に役に立つかもしれないと思うようになりました。先日、チャ・テヒョン先輩が「1泊2日」の脚本家に、僕について「誰でも悩む問題にぶつかっている状況だ。この状況も演技に役に立つはずだから見守ってあげてほしい」という内容のメッセージを送ったそうです。まだ不安はあります。しかし、自分の演技に対する確信が持てて、人々にはっきりとした信頼を与えることができたら、バラエティの中のイメージは特に問題にならないと思います。

――ドラマ、バラエティ、そして演劇まで一生懸命に活躍しているんですね。絶えず仕事ができる原動力は何ですか?

キム・ソンホ:大人げないと思われるかもしれませんが、僕を応援するファンを見ていると、本当に気分がよくなります。僕の役について様々な意見をいただくのも楽しいです。演技自体にも喜びを感じますが、愛情を持って見守ってくださる皆さんがいるからこそ、もっと頑張って仕事をしようと思います。

――2020年を一言で言い表すとしたら何ですか?

キム・ソンホ:「プレゼントのような年」でした。予告なしにやってきた超大型のプレゼントでした。「1泊2日」「スタートアップ」など、本当に良い人々と一緒に仕事をさせていただいてありがたかったですし、周りからどれだけ応援されているかを再確認した幸せな年でした。

――2021年はどんな年にしたいですか?

キム・ソンホ:“実力を認められた俳優”という確信を世の中に与えることができれば、この上なく良いと思います。ヒットとは関係なく、俳優として役を完璧に演じこなす、ずっと見ていたい俳優だと思ってくださったら本当に意味があると思います。「失望させたらどうしよう」というプレッシャーもありますが、その愛にお応えする道は、演技以外にありませんから。自信を持って一生懸命にやり遂げる姿をお見せしたいです。

元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ミンギョン
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