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「二十五、二十一」宇宙少女 ボナ“チェ・ヒョヌクとのキスシーンで台本にはなかった涙が出た”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=キングコング by STARSHIP

tvN「二十五、二十一」に出演した宇宙少女のボナが、素晴らしい演技で視聴者を魅了した。オリンピックに出場し、最年少でフェンシングの金メダリストとなったコ・ユリム役を務め、悲しみからときめきまで、さまざまな感情の変化を表現した。彼女は初々しく爽やかな女子高生の姿がありながら、早く大人になるしかなかった家庭環境を持ち、さまざまな感情を表現して共感を呼んだ。繊細な演技で視聴者に強い印象を残したボナが、インタビューを通じて放送終了の感想を語った。

―― 「二十五、二十一」が好評の中で終了しました。最近人気は実感していますか?

ボナ:ご飯を食べに行ったり、どこに行っても「ドラマを楽しく観ている」と言っていただいています。たくさんの方が私だと気づいてくださるので、不思議な気持ちです。周りからもたくさん連絡をもらいました。何もかもが不思議です。

―― コ・ユリムは、キャラクターの変化や感情の幅が大きかった人物です。演技をしながら重点を置いた部分は何ですか?

ボナ:人に会う度に感情が変わるキャラクターだったんです。特にヒド(キム・テリ)に会う時にはその幅が大きかったですね。脚本家さんや監督とたくさん会話をしながら、感情の水準を探していきました。(キム)テリ姉さん、(ナム)ジュヒョク兄さん、(イ)ジュミョン姉さん、(チェ)ヒョヌクさんが引っ張ってくれたのでやり遂げることができました。それがありがたかったです。

―― 序盤にナ・ヒドとの競争の中で、冷たい姿で視聴者に憎まれたりもしたと思いますが、悲しく感じたことはなかったですか?

ボナ:悲しかったというよりは、私が台本で見たコ・ユリムは悪い人ではないのに、悪い人に見えてしまうので、もっと違う風に表現したらどうだっただろうかと悩みました。もう少しユリムの感情が出るように表現したらどうだったかなとも考えました。

―― 劇中、フェンシングの選手として登場します。役づくりのためフェンシングの練習はどれほどしたのですか?

ボナ:ドラマを撮影する前、3ヶ月ほど訓練を受けました。金メダリストの役なので、単純に基本の動作を身につけるだけではだめだと思ったんです。実際に試合を何度もしましたし、一生懸命に練習しました。

―― ガールズグループのメンバーらしく、フェンシングの動作も優雅で美しいですが、もともと体を動かすことは得意ですか?

ボナ:幼い頃からダンスを習いました。フェンシングを習う時、ダンスを踊ってきたことが役に立ったと思いました。運動神経も悪い方ではないんです。何か体を使ってできることを習う時、習得のスピードは速いと思います。

―― ナ・ヒドとコ・ユリムの友情は、心が温まって感動的だったのですが、キム・テリさんとのケミ(ケミストリー、相手との相性)はいかがでしたか?

ボナ:ヒドとユリムの関係はとても美しいです。こういう友達がいたら本当にいいなと思いました。実際もテリ姉さんはたくさんサポートしてくれて、引っ張ってくれました。やりにくいところはないかと聞いてくれたり、私の演技をたくさん褒めてくれました。すごく気を使ってくださったので、私はただついていきました。テリ姉さんのおかげで楽に撮影をすることができました。撮影をしながら多くの時間を一緒に過ごして、会話もたくさんしました。テリ姉さんの良い点を見習いたいですし、とても勉強になりました。演技だけでなく、あらゆる面で本当に素敵な先輩です。姉さんに会えたことは、私にとって本当に幸運です。

―― 実際のボナさんにも、ナ・ヒドのような友達はいますか?

ボナ:私には限りなく応援してくださるファンの方々がいます。悩みが多い時も、ステージに上がってファンの方々に会ったら、心配がさっと消えるんです。ファンの方々がくれる力は本当に大きいんです。誰かを全力で応援すること自体が難しいことですが、そんな方々が傍にいてくださって感謝しています。早くコンサートを開催してファンの方々に会いたいです。

―― ムン・ジウン(チェ・ヒョヌク)とコ・ユリムの初々しいロマンスがときめきと笑いを届けました。7歳年下のチェ・ヒョヌクさんとの演技はいかがでしたか?

ボナ:チェ・ヒョヌクさんとは本当に楽しく撮影しました。年齢差は感じなかったです。ヒョヌクさんは、実際に性格も本当に愉快な人で、楽しく撮影したんです。笑いを我慢するのが大変だったほど、和やかな雰囲気の中で撮影しました。少し恥ずかしい時もあったんですけど、楽しかったです。撮る時にすごくワクワクしました。

―― チェ・ヒョヌクさんとキスシーンを撮影してみていかがでしたか?

ボナ:その場面がとても切なくて美しかったんです。実は台本に涙を流すということは書かれてなかったのですが、キスシーンを撮りながらたくさん涙が出て不思議でした。ヒョヌクさんがすごく上手にやってくれたので、素敵なシーンになったと思います。

―― ボナさんはドラマの中の時代を生きた世代ではないですよね。その時代の文化と感性を理解するためにどんな努力をしましたか?

ボナ:序盤ではその時代を生きてきたわけではないので、心配がありました。でも、思っていたより世代間の差を感じなかったんです。公衆電話とか携帯電話は、昔両親が使っていたのを見ながら育ちました。また、分からない部分は脚本家さんにたくさん聞きました。例えばパソコン通信(オンラインサービス)やミレニアムに関することです。

―― 誤審のシーンも印象的でした。その時、コ・ユリムの感情を表現するためにどのようにアプローチしましたか?

ボナ:脚本家さんとたくさん話しました。その時、ユリムはヒドに負けそうな気持ちに必死に抵抗し、隠している状態です。試合の途中でユリムが揺れ動く姿をしっかりと表現したいと思いました。また試合が終わった後、ユリムは自分の方が早かったと思ったため、そんなユリムの真心を伝えたいと思いました。

―― 一番記憶に残っている場面はどこですか?

ボナ:ダイビングのシーンです。撮りながらも胸が痛みましたし、長い間精魂を込めたシーンでもあります。未だに余韻が残っているシーンです。それから、14話でユリムがヒドに初めて素直に自分の感情を打ち明けるシーンがあります。「私、実は行きたくないよ」と言うシーンです。そのシーンを撮りながら本当に悲しくなりました。涙が止まらなくてしばらく泣いていました。初めて純度100%の率直なユリムの姿を見せたようで、特に好きなシーンです。

―― 「二十五、二十一」の結末についてはどう思っていますか?

ボナ:脚本家さんが結末について話したことがあります。ドラマを見ながら「ああ、私にもあのような初恋、友人がいたな」と感じていただければ嬉しいと言っていました。実際に私の両親がそのように感じたと言ってくれました。多くの方々に共感していただけたようで嬉しかったです。恋愛においてはハッピーエンドではなくても、それぞれの人生においてハッピーエンドを描いた作品だと思います。それが本当に良かったと思います。

―― 「二十五、二十一」は、ボナさんにとってどのような作品になると思いますか?

ボナ:いつまでも記憶に残りそうな、大切な作品です。悩みが多かった時期に、とても素敵な作品、素敵な方々に会いました。この作品をやりながらすごく勉強になりました。演技もマインドも変化したんです。先輩たちを見ながら、もっと上手くやりたいと思うようになりましたし、撮影中はずっと楽しかったです。

―― 宇宙少女の活動とドラマ撮影のスケジュールを並行することは大変ではありませんでしたか?

ボナ:幸いドラマ撮影をする時には調整していただきました。ファンミーティングを除けば、大きく重なる活動はなかったんです。スケジュールは重ならなかったんですけど、練習する時間が足りなくてストレスを受けたことはあります。私の性格上、完璧に準備しなければ安心できないんですけど、時間的な余裕がなかったので、その部分がストレスになったようです。

―― コ・ユリムに言ってあげたい言葉はありますか?

ボナ:ユリムがジウンに言ったセリフがあります。「あなたのために生きて」と。この言葉を伝えたいです。ユリムがユリムの人生を生きてほしいと思いました。
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