チョン・ソクホ、映画「犯罪都市 NO WAY OUT」の大ヒットに驚き“ドッキリかと思うほどありがたい”
写真=ACE FACTORY
「ドッキリかと思うほどの毎日を過ごしています」映画「犯罪都市 NO WAY OUT」(監督:イ・サンヨン)に出演したチョン・ソクホは、ソウル江南(カンナム)区で行われたインタビューで映画の人気についてこのように語った。
韓国で5月31日に公開された映画「犯罪都市 NO WAY OUT」は、代替できない怪物刑事のマ・ソクド(マ・ドンソク)がソウル広域捜査隊に移動した後、麻薬犯罪事件の背後にいるチュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)と、麻薬事件に関わっているもう1人のヴィランであるリッキー(青木崇高)を捕まえるために繰り広げる痛快な犯罪掃討作戦を描いた作品だ。
チョン・ソクホは劇中、マ・ソクドの意外な助力者になったキム・ヤンホを演じ、シーンスティラー(scene stealer:映画やドラマで素晴らしい演技力や独特の個性でシーンを圧倒する役者を意味する)として活躍した。この日のインタビューで彼は「色々な方が祝ってくれています。こんな経験は新鮮でありがたいです。毎週、週の終わりに舞台挨拶に参加することも初めてです」とし「このような日がいつまた来るだろうかと思って楽しんでいます」と語り始めた。
「犯罪都市 NO WAY OUT」は観客動員数についてチョン・ソクホは「信じられない数字です。観客が力を加えてくれて、気持ちも寄せてくれてこそ可能なことです」とし「最初で最後になるかもしれないので楽しんでいます」と伝えた。
「犯罪都市」シリーズの主役で、制作者としても活躍するマ・ドンソクとの縁は、映画「グッバイシングル」から始まった。彼は「『グッバイシングル』の時もマ・ドンソクさんは良い大人という感じでした」とし、「『犯罪都市 NO WAY OUT』はどんな役なのかも分からなかったのですが、マ・ドンソクさんの提案にただ『はい、ありがとうございます』と答えて合流することになりました」と話した。
それと共に「『素敵な作品に僕が迷惑をかけてはいけない』いう気持ちだけでした。同僚の俳優たち、良いスタッフたちを信じました」と伝えた。
「5月31日から最愛の作品が『犯罪都市 NO WAY OUT』になりました」と作品への愛情を伝えたチョン・ソクホ。人気ドラマ「ミセン-未生-」に比べてどうかという質問には「ドラマと映画は少し違うと思います。ドラマがうまくいくことも嬉しいけれど、ヒットした映画があることは僕にとって新しい始まりのようにも感じられます」とも語った。
マ・ドンソクはキム・ヤンホ役のチョン・ソクホ、チョロン役のコ・ギュピルが「犯罪都市 NO WAY OUT」のユーモア担当だと言ったことがある。チョン・ソクホは「コ・ギュピルさんとは若い頃から本当に親しい関係です。2人で『しっかりしなきゃ』と言っていました」とし、「コ・ギュピルさんが演じたチョロンのシーンがとても面白かったんです。チョロンの存在感が絶対的だったと思います。どうやってあんなやりとり、タイミングで演技ができるのか……だからコ・ギュピル、コ・ギュピルと言うんだなと感じました」と話した。
それと共に「『犯罪都市 NO WAY OUT』は犯罪捜査物で、かなり重い事件を扱う作品なので、演技のトーンをうまく調整しなければならないと思いました。ただ笑わせようとするよりは、意外な助力者になっていく過程を観客に納得してもらうため、監督と話しながら作りました」と伝えた。
ヴィランのチュ・ソンチョル役を演じたイ・ジュニョクについては「同い年の友人で、同じ事務所の家族です」と話した彼は「すごい俳優です。本当に誠実なんです。任されたこと以上のことをする人です」と称賛した。
イ・ジュニョクは「犯罪都市 NO WAY OUT」のため体重を20kgも増やし、イメージチェンジを試みた。チョン・ソクホは「友達ですが、学ぶべきことが多いです」とし「観客もイ・ジュニョクのイメージチェンジに衝撃を受けたようでした。僕だったらあそこまではできなかったと思います」と明かした。
続けて「マ・ドンソクさんが冗談で、『他の俳優たちは実際とは違う姿を演じるけれど、チョン・ソクホはキム・ヤンホそのものだ』と言っていました」とし「体重を増やしたり減らしたり、語調も変えて、無から有を作り出す俳優たちの姿を見ながら『すごい』と思いました。僕は実際の自分の姿が『キム・ヤンホ』に近いです」と笑った。
コメディの部分を担当しただけに、「アクションができなくて残念ではないか」という言葉に彼は「僕は草食動物です。アクションをやらなくてよかったです。なぜやるんですか」とし、「映画を観てアクションをする方々は本当にすごいと思いました。特にマ・ドンソクさんは体が武器です」とも語った。
「犯罪都市 NO WAY OUT」の現場については、「今までで一番たくさん討論した現場でした」と振り返った彼は、「お互いに気兼ねなく意見を交わし、アイデアを出しました。アイデアがたくさん出た時、選択するのも簡単なことではないけれど、イ・サンヨン監督はすぐに選択してくれました。たまに映画を撮っていると、『これって大丈夫?』と思う時もあるのですが、そのような不安がなかった現場の一つでした。観客の皆さんにもそのような確信が伝わったと思います」と伝えた。
何よりも「家族が『犯罪都市 NO WAY OUT』の成功を喜んだのでもっと嬉しかったです」と話したチョン・ソクホ。彼は「生きていたらこんな日も来るんだなと思いますね」とし「ひょっとしてドッキリではないかと思ったりもします」と嬉しい気持ちを表現した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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