『ムービング』に継ぐ話題作!クォン・サンウ×イ・サンイ、2大モムチャン俳優が船上対決!韓ドラの聖地・漢江を舞台にしたアクション満載の警察コメディ
現在、Disney+(ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」で独占配信中の『ハンガン警察』が、大ヒット中のアクションヒーロードラマ『ムービング』に継ぐ大作として注目を集めている。
本作はソウルを象徴する漢江(ハンガン)を舞台に、河川専門の警察部隊「漢江警察隊」の奮闘と活躍を描いたクライム・アクション・コメディ。
漢江の治安を守るために日々、奔走する熱血巡査部長ドゥジンが、水面下でうごめく犯罪組織に巻き込まれていくさまを痛快、かつスリリングに描いている。
視聴者からは「イッキ見推奨!」「クォン・サンウのアクションがすごい!」「配役が豪華!」などの声が寄せられ、早くも反響を呼んでいる。
>>『ハンガン警察』視聴はこちら
さあ、ここで漢江警察隊がカッコよくお出まし……と思いきや、実はこれ、特殊部隊によるテロ訓練だった。テロリスト役を演じさせられていたのは、漢江警察隊のドゥジンたちで……!?
不満たらたらのドゥジンが喧嘩騒ぎを巻き起こし、こっぴどく叱られた挙句、清掃活動をさせられるなど、ドタバタ感満載の幕開け。一方で漢江事業のすべてを手中に収めようとする企業と政治家の怪しい会合、クルーズ船をめぐる不穏な動きも同時進行していき、漢江警察隊vs巨大犯罪の波乱の展開を予感させる。
そんなある日、大型クルーズ船の座礁事故が発生。颯爽と駆け付けたドゥジンたちによる緊迫の救出劇から、いよいよ本筋に突入する。
全6話という韓国ドラマとしては異例の短いエピソードのなかに登場人物たちが織り成す人間模様、敵対・愛憎関係が絶妙に絡み合い、水上チェイスに水中アクション、また時にはド派手なカーチェイスまで、スリル満点の興奮が高速回転。
ドゥジンの兄の死、その真相を知る元警察官チョルとの確執、難病の甥っ子と、ドゥジンの心に影を落とす家族の存在も、何やら因縁めいたものがありそうだ。中盤からは、正体不明の刑事や謎のマダムも登場し、物語はますます混迷を極めていく。
「漢江を汚すものは許さない!」
と、まるで猟犬のごとく犯罪の匂いを嗅ぎつけ、アドレナリンとアクセル全開で地上・水上を駆け抜けるドゥジンの野性味は、クォン・サンウだからこそ醸し出せる独特の雰囲気だ。
漢江を守るためなら、なりふり構わず猛進していく熱い男であり、どこかチャーミングで親しみやすく、人間味あふれるキャラクターであるのも、彼が等身大で演じているからなのかもしれない。日頃からトレーニングを欠かさない俳優としても有名なクォン・サンウだが、40代後半になっても衰え知らずのムキムキの身体を本作でも惜しみなく披露している。
脇役も豪華な布陣。ドゥジンとは真逆の性格の警部補チュンソク役に、ディズニープラスで独占配信中の『ムービング』で高校教師役を演じた名バイプレーヤー、キム・ヒウォンが出演。クォン・サンウとは映画『鬼手』以来の再共演ともあり、絶対的な安心感を与えてくれる。キム・ヒウォンといえば、最近では『ヒップタッチの女王』の警察官役も記憶に新しく、今もっとも輝く個性派俳優として日本でも人気が急上昇中だ。
さらにクォン・サンウとは映画『探偵なふたり』『カーテンコール』『おっさんずX (危機)~崖っぷち男の大逆転~』と共演も多く、プライベートでも親友として知られるソン・ドンイルが署長役で出演。このおっさんず……いや、イケおじ俳優たちが織り成す演技のアンサンブルが、シリアスになりがちな警察ドラマに独特の温かみを添えている。
次期後継者の座を狙うギソクは、会長である叔父へのご機嫌取りに余念のない男。そのうえ、無鉄砲、短気、横暴、酒浸りという、韓ドラ定番の救いようのないクズキャラだ。大型フェリーの進水式という、ここぞという晴れ舞台で座礁事故を引き起こし、後始末のずさんさから、さっそくドゥジンに目をつけられてしまう。
完全に振り切った悪役で新境地を開拓したイ・サンイ。ボクサー役を演じた前作『ブラッドハウンド』では、衝撃レベルの肉体美が話題にもなったが、元祖モムチャンを誇るクォン・サンウを相手に、どんな船上対決を繰り広げていくのか、最後まで目が離せない。
そんな強烈なキャラとは正反対に、一服の清涼剤ともいえる癒しの存在が、新米警察官のジスだ。今どきの若者らしいドライな面を持っているが、小鹿のような瞳で先輩たちにくっついていく姿も可愛らしい。演じるのは『ホント無理だから』や『アダマス 失われたダイヤ』の新鋭シン・ヒョンスン。そのキュートなルックスからは想像できない、鍛え抜かれたシャープな肉体も印象的で、水上警察官の役づくりにかけた想いが伝わってくる。
ジョギング、通勤、デート、深夜の密会、プロポーズ、都会の象徴、夜景、そして身投げのシーン……と、韓国ドラマにも幾度となく登場する。
クォン・サンウがリストラされる中年男性を演じた『おっさんずX (危機)~崖っぷち男の大逆転~』の第1話で、橋の上から飛び降りようとしていたのも、まさに漢江だ。
韓国ドラマの聖地ともいうべき河川がまるごと舞台になった本作。クォン・サンウもキム・ヒウォンも「こんな身近な場所で犯罪が起きたら……」というテーマに惹かれて出演を決めたという。
警察官といえば、ドラマの登場率ナンバーワンの職業だが、漢江警察隊という専門的な部隊が存在することは、実は韓国でもあまり知られていない。脚本・演出を務めたキム・サンチョルは、偶然、漢江の飛び込み事故に遭遇し、救助にあたる青い制服の漢江警察隊を見て、本作の構想を思いついたそうだ。
韓国が誇る、美しき漢江。その水面下には、さまざまな危険が潜んでいる――。
豪華キャスト、見知れた場所の違った風景、特殊な職業をもつ人物たちの命がけの奮闘。そして6話完結という見やすさからも、この秋のイッキ見ドラマとしておすすめしたい。また別の韓国ドラマで漢江を見かけたときは、パトロールをするドゥジンたちの姿を探したくなるはずだ。
(執筆:野田智代)
本作はソウルを象徴する漢江(ハンガン)を舞台に、河川専門の警察部隊「漢江警察隊」の奮闘と活躍を描いたクライム・アクション・コメディ。
漢江の治安を守るために日々、奔走する熱血巡査部長ドゥジンが、水面下でうごめく犯罪組織に巻き込まれていくさまを痛快、かつスリリングに描いている。
視聴者からは「イッキ見推奨!」「クォン・サンウのアクションがすごい!」「配役が豪華!」などの声が寄せられ、早くも反響を呼んでいる。
>>『ハンガン警察』視聴はこちら
大型クルーズ船、水上チェイス、水中アクションまで、スリル満点
第1話、オープニングで登場するのは、「I SEOUL U」のフォトゾーンが有名な汝矣島(ヨイド)漢江公園。川沿いを歩き、広場で憩い、クルーズ船で優雅なひと時を楽しむ人々の姿は観ているだけでも癒されそうだ。ところが事態は一変! 船内にテロリストが現れ、あっという間に修羅場と化す……。さあ、ここで漢江警察隊がカッコよくお出まし……と思いきや、実はこれ、特殊部隊によるテロ訓練だった。テロリスト役を演じさせられていたのは、漢江警察隊のドゥジンたちで……!?
不満たらたらのドゥジンが喧嘩騒ぎを巻き起こし、こっぴどく叱られた挙句、清掃活動をさせられるなど、ドタバタ感満載の幕開け。一方で漢江事業のすべてを手中に収めようとする企業と政治家の怪しい会合、クルーズ船をめぐる不穏な動きも同時進行していき、漢江警察隊vs巨大犯罪の波乱の展開を予感させる。
そんなある日、大型クルーズ船の座礁事故が発生。颯爽と駆け付けたドゥジンたちによる緊迫の救出劇から、いよいよ本筋に突入する。
全6話という韓国ドラマとしては異例の短いエピソードのなかに登場人物たちが織り成す人間模様、敵対・愛憎関係が絶妙に絡み合い、水上チェイスに水中アクション、また時にはド派手なカーチェイスまで、スリル満点の興奮が高速回転。
ドゥジンの兄の死、その真相を知る元警察官チョルとの確執、難病の甥っ子と、ドゥジンの心に影を落とす家族の存在も、何やら因縁めいたものがありそうだ。中盤からは、正体不明の刑事や謎のマダムも登場し、物語はますます混迷を極めていく。
クォン・サンウがムキムキの身体で魅せる熱血漢
最大の見どころは、元祖韓流スターのクォン・サンウが体当たりで挑む、切れ味抜群のアクションと円熟味を増した演技といえるだろう。元祖モムチャン、『天国の階段』の涙の貴公子からはじまり、コメディ、アクション、ヒューマンとさまざまなジャンルで経験を積み、20年間トップ俳優の座をキープし続けてきたクォン・サンウの本領発揮ともいうべきか。「漢江を汚すものは許さない!」
と、まるで猟犬のごとく犯罪の匂いを嗅ぎつけ、アドレナリンとアクセル全開で地上・水上を駆け抜けるドゥジンの野性味は、クォン・サンウだからこそ醸し出せる独特の雰囲気だ。
漢江を守るためなら、なりふり構わず猛進していく熱い男であり、どこかチャーミングで親しみやすく、人間味あふれるキャラクターであるのも、彼が等身大で演じているからなのかもしれない。日頃からトレーニングを欠かさない俳優としても有名なクォン・サンウだが、40代後半になっても衰え知らずのムキムキの身体を本作でも惜しみなく披露している。
脇役も豪華な布陣。ドゥジンとは真逆の性格の警部補チュンソク役に、ディズニープラスで独占配信中の『ムービング』で高校教師役を演じた名バイプレーヤー、キム・ヒウォンが出演。クォン・サンウとは映画『鬼手』以来の再共演ともあり、絶対的な安心感を与えてくれる。キム・ヒウォンといえば、最近では『ヒップタッチの女王』の警察官役も記憶に新しく、今もっとも輝く個性派俳優として日本でも人気が急上昇中だ。
さらにクォン・サンウとは映画『探偵なふたり』『カーテンコール』『おっさんずX (危機)~崖っぷち男の大逆転~』と共演も多く、プライベートでも親友として知られるソン・ドンイルが署長役で出演。このおっさんず……いや、イケおじ俳優たちが織り成す演技のアンサンブルが、シリアスになりがちな警察ドラマに独特の温かみを添えている。
イ・サンイが新境地を開拓!完全に振り切った悪役を熱演
一方、『海街チャチャチャ』や『ブラッドハウンド』の善良キャラで知られるイ・サンイが、本作では一転。漢江開発事業の拡大を目論むクルーズ船会社の取締役ゴウ・ギソク役を、憎々しく、エキセントリックに演じ、ドラマを大いに盛り立てている。次期後継者の座を狙うギソクは、会長である叔父へのご機嫌取りに余念のない男。そのうえ、無鉄砲、短気、横暴、酒浸りという、韓ドラ定番の救いようのないクズキャラだ。大型フェリーの進水式という、ここぞという晴れ舞台で座礁事故を引き起こし、後始末のずさんさから、さっそくドゥジンに目をつけられてしまう。
完全に振り切った悪役で新境地を開拓したイ・サンイ。ボクサー役を演じた前作『ブラッドハウンド』では、衝撃レベルの肉体美が話題にもなったが、元祖モムチャンを誇るクォン・サンウを相手に、どんな船上対決を繰り広げていくのか、最後まで目が離せない。
そんな強烈なキャラとは正反対に、一服の清涼剤ともいえる癒しの存在が、新米警察官のジスだ。今どきの若者らしいドライな面を持っているが、小鹿のような瞳で先輩たちにくっついていく姿も可愛らしい。演じるのは『ホント無理だから』や『アダマス 失われたダイヤ』の新鋭シン・ヒョンスン。そのキュートなルックスからは想像できない、鍛え抜かれたシャープな肉体も印象的で、水上警察官の役づくりにかけた想いが伝わってくる。
韓国ドラマの聖地!ソウルの潤いと癒しの漢江が舞台に
舞台となる漢江は、韓国の首都ソウルを東西に横断する巨大河川。ソウルに住む人々にとっては生活に密着する身近な河川であり、潤いと癒しを与えてくれる特別な存在だ。大きな橋や対岸の高層ビル群を目にすれば、韓国に来たことを実感する旅行者も多いことだろう。ジョギング、通勤、デート、深夜の密会、プロポーズ、都会の象徴、夜景、そして身投げのシーン……と、韓国ドラマにも幾度となく登場する。
クォン・サンウがリストラされる中年男性を演じた『おっさんずX (危機)~崖っぷち男の大逆転~』の第1話で、橋の上から飛び降りようとしていたのも、まさに漢江だ。
韓国ドラマの聖地ともいうべき河川がまるごと舞台になった本作。クォン・サンウもキム・ヒウォンも「こんな身近な場所で犯罪が起きたら……」というテーマに惹かれて出演を決めたという。
警察官といえば、ドラマの登場率ナンバーワンの職業だが、漢江警察隊という専門的な部隊が存在することは、実は韓国でもあまり知られていない。脚本・演出を務めたキム・サンチョルは、偶然、漢江の飛び込み事故に遭遇し、救助にあたる青い制服の漢江警察隊を見て、本作の構想を思いついたそうだ。
韓国が誇る、美しき漢江。その水面下には、さまざまな危険が潜んでいる――。
豪華キャスト、見知れた場所の違った風景、特殊な職業をもつ人物たちの命がけの奮闘。そして6話完結という見やすさからも、この秋のイッキ見ドラマとしておすすめしたい。また別の韓国ドラマで漢江を見かけたときは、パトロールをするドゥジンたちの姿を探したくなるはずだ。
(執筆:野田智代)
■配信情報
『ハンガン警察』
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
全6話
【キャスト】
クォン・サンウ 『鬼手』『探偵なふたり』
キム・ヒウォン 『鬼手』『ミセン-未⽣-』『まぶしくて-私たちの輝く時間-』
イ・サンイ 『ブラッドハウンド』『⼀度⾏ってきました』『海街チャチャチャ』
ペ・ダビン 『ヒョンジェは美しい』
シン・ヒョンスン 『アダマス 失われたダイヤ』
パク・ホサン 『ペントハウス』シリーズ
【スタッフ】
監督・脚本:キム・サンチョル
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- Kstyle編集部
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