QWERから「ソンジェ背負って走れ」まで…韓国でバンドブーム!K-POPの多様化が加速
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K-POPシーンで、バンド音楽への関心が高まっている。K-POPのグローバル化の中でバンドへの関心が高まり、K-POPの多様化が進んでいる。全てのジャンルがそうであるように、バンド音楽もかなり前からマニア層は存在した。毎回新しいバンドが生まれ、自分たちだけの個性を込めた音楽でファンを喜ばせてきた。それでも、“K-POP”と言えば、多くの人たちがアイドルグループを先に思い浮かべる。
こうした中、最近になってバンド音楽が急浮上している。DAY6の代表曲「You Were Beautiful」「1ページになれるように」が再ブームを巻き起こしていると共に昨年デビューしたガールズバンドQWERの「悩み中毒」がMelOnトップ10入りを果たし、前作「Discord」を超える人気を誇っている。
バンドブームの兆しは、ランキングだけで見られるものではない。4人組ボーイズバンドThe Roseは、これまでK-POPのアイドルグループが出演してきたアメリカ最大の音楽フェスティバル「コーチェラヴァレー・ミュージック&アートフェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)」で2週にわたってステージを披露。韓国のロックバンド史上初めて、コーチェラの大型ステージ「OUTDOOR THEATRE(アウトドアシアター)」に立った。
「仁川(インチョン)ペンタポート・ロック・フェスティバル」は、今年の公演もラインナップが公開される前に販売されたチケットが2分で完売となり、関心が高まった。韓国では日本のバンドの人気も高く、ONE OK ROCKの5年ぶりの韓国公演も全席完売に。バンドメンバーたちと息ぴったりのステージを披露するYOASOBIも、韓国の音楽番組に進出し、大人気を博している。
バンド音楽の強みは、オフライン公演でも際立っている。現場でバンドと息を合わせてより豊かなライブステージを披露することができるためだ。音響システムが整っていなかったため、やむを得ず「ハンドシンク」をしなければならなかった過去とは異なり、今は多くのバンドがより豊かなサウンドでステージを満たしている。また、バンドサウンドを主力に掲げたアイドルグループも増えている。
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最近も、MAMAMOOのソラが2ndミニアルバムのタイトル曲「But I」を通じてロックバンドジャンルに挑戦し、BABYMONSTERは音楽番組で新曲「SHEESH」をバンドバージョンで披露し、反響を呼んだ。テレビでも、バンドのステージが見られる機会が増えた。KBS 2TV「不朽の名曲」のような競演番組でもMONNIなどのバンドの活躍が目立ち、JTBC「スーパーバンド」、Mnet「Great Seoul Invasion」、TBSが韓国のSBSグループとFNC ENTERTAINMENTと手掛けた「THE IDOL BAND : BOY'S BATTLE」など、バンドを対象にしたオーディション番組も放送されている。
音楽番組だけでなく、大衆性のあるドラマなどのコンテンツでも、バンドの姿をよく見ることができるようになった。昨年好評を博したtvNドラマ「輝くウォーターメロン」は、CODA(耳が聞こえない、または聞こえにくい親のもとで育つ子どものこと)の少年の話を描くと共に、親子がお互いを知って共感していく媒介としてバンドを取り入れ、青春のエネルギーを伝えた。
最近、大ブームを巻き起こしたtvNドラマ「ソンジェ背負って走れ」も、主人公が有名なバンドの中心人物として登場した。バンドの要素を取り入れただけに、「輝くウォーターメロン」と「ソンジェ背負って走れ」のOST(挿入歌)も自然にバンド音楽で構成された。ドラマの人気に支えられ、OSTも音楽ランキングで頭角を現すなど、人気を博した。
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さらに、5人組ボーイズバンドONEWEは、最近行われた3rdミニアルバム「Planet Nine:ISOTROPY」発売記念インタビューで、「2018年、2019年には『まだバンド音楽がメジャーではない』という質問が多かった。それだけ時代が変わり、僕たちも努力し、他のバンドの皆様も努力して、バンドという一つのジャンルがK-POP市場の中でメジャーになったことを実感している。海外のファンもK-POPと言えばアイドルが一番だったと思うけれど、バンドもかなりメジャーなものとして認識してくれているようだ。感謝している」とし「バンドが出演できるステージが多くなった。以前はイベントに行けば音響の関係でMRにしてほしいと頼まれることもあった。ところが、今はバンドへの理解と尊重が増えた」と直接体感した変化を伝えた。もちろん、依然として多くの人がK-POPと言えばアイドルグループを想像するだろう。しかし、バンド音楽が注目され、バンドの真価が分かる人が増えていることは事実だ。「バンドブーム」という言葉が色あせるように、これからはさらに多様なジャンルの音楽が作られ、人々に愛されることが期待される。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナヨン
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