イ・ソンギュンさんの遺作「幸せの国」新たな予告映像を公開…手に汗握る展開に注目
写真=NEW
韓国で、イ・ソンギュンさんの遺作となった映画「幸せの国」の公開が間近に迫っている。同作は、1979年10月26日を舞台に、上官の命令によって大統領暗殺事件に巻き込まれたパク・テジュ(イ・ソンギュン)と、彼の弁護を担当して韓国最悪の政治裁判に飛び込んだ弁護士チョン・インフ(チョ・ジョンソク)の物語を描く。
メディア配給会社Next Entertainment World(NEW)の公式YouTubeチャンネル「I'tsNEW」には本日(2日)、「幸せの国」の最新予告映像が公開された。「あの日の対立映像」と題された今回の予告では、大統領暗殺事件を巡って対立、強力、阻止といったそれぞれの義務を全うしようとする人物らの姿が映された。
映像の冒頭では、上官の命令で大統領暗殺事件に巻き込まれたパク・テジュが、軍人という身分によって自らの弁護を行う者が現れないという現実に直面する。そんな中、彼は事件の是非を問うよりも裁判の勝ち負けこそが最も重要だと信じて疑わない弁護士、チョン・インフと出会う。
その後の裁判では、最中に内密にメモがのやりとりが交わされ、弁護団に脅迫状が届くなど、不公平な裁判の様子が次々と公開され、見る者の怒りと緊張感を誘う。
さらには、裏ですべてを操るチョン・サンドゥ(ユ・ジェミョン)が裁判を盗聴していることまで明らかに。裁判を非公開のうちに進めようとするチョン・サンドゥを阻止する陸軍参謀総長、弁論の阻止を目論む軍検察、命令に従うしかなかったパク・テジュの心境を代弁する参謀総長補佐官など、その後も様々な人物の登場が作品に対する好奇心を高めた。
「幸せの国」は、8月14日に韓国で上映をスタートする。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チャン・イェソル
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