ハン・ソッキュ主演の新ドラマ「こんなに親密な裏切り者」台本読み合わせ現場を公開
写真=MBC「こんなに親密な裏切り者」
俳優のハン・ソッキュが、台本読み合わせの現場を圧倒した。韓国で10月に放送がスタートするMBC新金土ドラマ「こんなに親密な裏切り者」(脚本:ハン・アヨン、演出:ソン・ヨンファ)は8月20日、俳優たちの台本読み合わせの現場を公開した。
同作は、韓国最高のプロファイラーが、自身が捜査している殺人事件と関連した娘の秘密を知り、深淵の中の真実を追う“親子スリラー”ドラマだ。2021年、MBCドラマ脚本公募展の受賞作で、練り込まれたミステリーの構造に、父と娘の深い家族物語を描き、審査員から絶対的な支持を得た。ウェルメイド作品として好評を得た4部作短編ドラマ「イノシシ狩り」で注目を集めたソン・ヨンファ監督が演出を務めた。
台本読み合わせには、ソン・ヨンファ監督と脚本家ハン・アヨンをはじめ、ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、ノ・ジェウォン、ユン・ギョンホ、オ・ヨンス、キム・ジョンジン、チェ・ユファ、ユ・ウィテ、イ・シンギらが参加した。
「ソウルの月」以来、約30年ぶりにMBCドラマに復帰したハン・ソッキュは、「MBCで俳優生活を始めた。感慨深いものがある。俳優として作品を通してどのようなストーリーを伝えられるか悩みが多かったが、『こんなに親密な裏切り者』は、視聴者の皆さんが十分に聞く価値のあるストーリーやメッセージを持っている」と自信を表した。ハン・ソッキュの娘役に抜擢されたチェ・ウォンビンは、「たくさん悩みながら、上手くやり遂げる」と覚悟を表した。
何より、国民的な俳優ハン・ソッキュの素晴らしい演技が現場を圧倒した。“疑う父”チャン・テスは、かけがえのない一人娘が殺人事件に関与していることを知り、混乱に陥る人物。ハン・ソッキュは、プロファイラーの職業的な信念はもちろん、娘との関係まで全てが揺らぐチャン・テスの感情を緻密に描く。見る人々を一瞬にして引き込ませる彼の演技力が終始感嘆を誘う。
Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2、3と映画「THE WITCH/魔女 ―増殖―」パート2を通じて注目を集めたチェ・ウォンビンは、大先輩のハン・ソッキュと父娘として共演し、深い印象を残した。“疑われる娘”である高校生チャン・ハビンに扮したチェ・ウォンビンは、何を考えているのか分からない不思議な表情で、プロファイラーの父親と心理戦を繰り広げ、彼女が隠している秘密に対する好奇心を刺激した。
3年ぶりにドラマに復帰した女優のハン・イェリは、完璧なキャラクター分析で存在感をアピールした。ハン・イェリは、感情より事実、人より事件を優先する犯罪行動分析チームのイ・オジンに扮し、チャン・テスを別の視点から観察することでドラマの雰囲気を盛り上げた。
ノ・ジェウォンは、個性溢れる演技でハン・イェリとは相反するキャラクターの犯罪行動分析チームのク・デホンを表現した。ノ・ジェウォンは共感力が高く人間的なク・デホンを演じ、ドラマに温かさを加えた。
個性派俳優のユン・ギョンホは、捜査1科のチーム長オ・ジョンファン役に扮し、劇中でチャン・テスと協力しながらも対立する関係を描く。
オ・ヨンスも久しぶりにMBCドラマに復帰し、ハン・ソッキュと共演する。オ・ヨンスは劇中でチャン・テスの元妻で、チャン・ハビンの母親であるユン・ジス役を演じた。ユン・ジスは親子のストーリーの中心に立つ謎めいたキャラクターで、オ・ヨンスはセリフ1つ1つに注目し、強烈なインパクトを与えた。
本番の撮影現場を彷彿とさせる熱気が、台本読み合わせの現場を満たした。完成度の高い台本の上に繰り広げられた俳優たちの演技は、ウェルメイド作品の誕生を期待させている。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ミンジ
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